経営情報学部 福重ゼミ

3年生:小村彩貴、池田篤弥、道籏竜也、池田裕登、津田 昌毅
2年生:池田剛大、遠藤みさと、加藤夕明、岸和磨、古妻篤弥
    白石侑大、中根智哉、福井慶大、藤原悠斗
4年生:松井昭斗、河合孝修、本屋敷郁実、山口真依、若城大輝
 私たち福重ゼミ生は、例年3回(前期1回、後期2回)のセミナーを開催しています。その中で前期に開催するセミナーは、2年生はまだゼミに入って間もないため、3・4年生が中心となって運営してきました。

 しかし、2018年度第1回社会人基礎力向上セミナー(前回の記事はこちら)は、新しく福重ゼミに入ってきた2年生の9人全員が、大勢の参加者の前に立って活躍しました。
 運営メンバーにとって初の試みであり、2年生の成長という意味でも、良いセミナーになったと思います。
 今回の記事は、セミナーの運営に初めて参加した2年生の感想を紹介させていただきます。

司会担当 加藤 夕明

 私たち2年生にとって、今回のセミナーは一から関わる初めてのセミナーでした。まず、広報チーム、開発チーム、運営チームの中から、自分が興味を持てて、適していると思われるチームに入ります。
 私は運営チームに入り、セミナーの講師を引き受けていただいた株式会社ECC様との産学連携会議に向けて準備などを担当させていただきました。

 講師に依頼することは何か、備品は何が必要なのか、どういったスケジュールにするのか、セミナー本番を見据え、産学連携会議を成功させようと必死でした。
 しかし、産学連携会議のことばかり考えてしまい、セミナーを成功させるための第一歩にすぎない会議に重点を置きすぎていました。そこでもう一度会議の意味を考え直し、セミナーの成功に向け、方向修正をしてスタートを切り直しました。

 私にとっては産学連携会議自体が初めてのことで、スーツを着用し、初めてECCの岡本様、松吉様にお会いしました。とても緊張しましたが、笑顔を忘れず、自分のやるべきことを果たせたと思います。
 岡本様や、松吉様にご意見をいただき、セミナーに向けて修正点も多く見つかり、とても良い会議になりました。そして会議終了後の懇親会はとても盛り上がり、楽しくお話しすることが出来ました。

 セミナー当日は司会進行を務めさせていただくことになりました。産学連携会議の準備でもそうでしたが、資料や司会の原稿などを何度も何度も作り直し、より良いものを作り上げようと必死で努力しました。

 しかし、全体リハーサルを行った時、セミナー本番が危ぶまれるほど、メンバー全員がグダグダしてしまいました。リハーサル後の会議では、本番を想定して取り組むべきリハーサルなのに、ただのリハーサルだと思ってやっている、リハーサルのためのリハーサルになっていると、4年生から指摘がありました。
 私たちはリハーサルの意味を全く意識できていなかったこと、本番同様だと考えられていなかったためにもったいない時間を過ごしてしまったこと、そしてこのプロジェクトに取り組む上での自分たちの意識の低さを痛感しました。

 私にとっては、司会を担当するのも初めてのことだったので、声のトーンやスピード、言葉の間を意識した練習を繰り返し行い、4年生に見ていただいて何度も改善していきました。セミナー前日までセリフの変更があり、資料や原稿の作り直し、ネームプレートの修正など、様々な準備に追われていました。

 本番当日までドタバタする形にはなりましたが、今回の活動を通して、1つのセミナーを開催するために、どれだけの会議や資料などの準備が必要なのか、また、社会人の方へのメールや対応の際の言葉遣い、そして当日の司会など、多くのことを学ばせていただきました。

 福重ゼミに入ったことで、知識ゼロ、経験ゼロの状態からこれだけのことを実践でき、スキルアップにもなったのではないかと思います。福重ゼミに入って良かったと、改めて実感しました。

募集担当 藤原 悠斗

 今回のセミナーで、私は1年生の参加者募集を担当させていただきました。
 入学したばかりの1年生と関わって最初に強く感じたのは、1年生ならではのフレッシュさへの驚きです。自分も少し前までは1年生だったはずなのに、自分でも気づかないうちになくしてしまっていたようです。
 そして、このセミナーに興味を持ってくれる1年生を見ていて、彼らはとても高い志を持っている素晴らしい人達だと感じました。

 しかし、大学に入ったばかりの時点で社会人と一緒にディスカッションやプレゼンテーションなどを行うセミナーに申し込むわけですから、未知の体験に緊張もあってか、少し消極的な人も見られました。
 その緊張をほぐして背中を押してあげる、私が募集において行ったのは本当にそれぐらいでした。

 興味はある、気になっている、そういった人たちにセミナーの持つ意味や、私達がセミナーに対して抱いている思いを伝える。そのような機会を幾度か設けることで、当初の予定を上回る大勢の1年生に参加してもらうことができました。

 セミナーを終えて、1年生の今後がとても楽しみです。
 皆さんのご活躍を心から願っています。