学生と企業をつなぐ本格的に業務アプリのYuminVillageのメッセージ機能を追加し、学内での運用環境を研究室に構築しました。メッセージ機能とはLine風のインタフェースで、匿名のまま(メールアドレス等個人情報の交換無し)で、企業やそのほかの人とメッセージをやり取りできる機能です。同時にほとんどの機能が完成したので、それを学内本番環境の研究室サーバへ移行いたしました。これより運用を開始する予定です。
 基本的な構造は、フロントエンドとサーバサイドに分かれています。サーバサイドはデータベースを中心としてPythonでのWebAPIで構成されています。これによってさまざまフロントエンドの提供が可能となっています。特にPythonではFlaskサーバを起動して独自のWebAPI用のサーバを構築しています。
 次にフロントエンドは現在2種類のフロントエンドシステムを準備しました。1つ目は通常のWebアプリであり、ブラウザよりURLにてアクセスできるいわゆるWebアプリーケーションです。かなりの作りこみをしましたので、業務に耐えられる内容となっております。もう1つのフロントエンドがゲーム風のフロントエンドです。これはUnityで作成したゲームクライアントとC#で作成したゲームサーバから構成されたもので、ゲームサーバのC#からサーバサイドのWebAPIをコールするシステム構成となっています。つまり、本格的なマルチフロントエンドシステム(Webアプリとゲームアプリ)を備えた、企業と学生をつなぐYuminVikkageシステムを構築しました。これらは関西電子情報協同組合(KEIS)の企業の方にもメンバとして登録していただき、学生と企業をつなぐという意味で有効に学内限定で利用してもらう学内運用環境を構築中です。
経営情報学部4年 吉井 大翔

学生活動状況報告

 フロントエンドのゲームアプリ側を担当しました。ゲームクライアントは3回生を中心にUnityでかなり大きなゲームフィールドを作成しました。アセットをつかったりC#でプログラムを作るなどかなり工夫しました。ゲームサーバはC#にて開発しました。YuminVillageのサーバサイドのWebAPIを直接コールするゲームサーバを実現し、Webアプリで登録された情報を利用してゲームアプリが動作するという仕組みを実現しています。かなり高度で複雑なつくりの大規模システムとなりましたが、これからの大規模システムのマルチフロントエンドシステムの設計等の勉強になりました。マルチフロントエンドシステムは全く形態の異なるWebアプリやゲームアプリが同じサーバサイトのデータベースや基本機能を使えるという今時の設計であり、最新の設計やシステム構成に触れられたことがよかったと思います。
経営情報学部3年 水吉 晴也

参加学生一覧

河野 秀人、 前田 将輝、 山本 龍星、 横田 千那、 清水 颯、 仁科 祥希、 藤本 千穂、 河原 広大、 三木 優誠、 朝田 博貴、 泉谷 隼也、 川北 瑠々、 金剛瀬 萌、 才木 美空、 林 俊輔、 藤井 愛海、 松島 豪太郎、 森本 夏樹、 山本 晃暉、 山本 南、 米田 敬吾、 大林 凌弓、 平松 華歩、 森山 瑞稀