日本写真測量学会関西支部が主催で行っている「第15回若手技術者・研究者による技術研究発表会」において,阪南大学大学院1回生の吉永京平さんが,「平面交線を用いた3次元点群データの位置合わせ手法の開発」という研究テーマで敢闘賞を受賞しました.この発表会では,他大学の大学院生だけでなく,企業の若手技術者も多く発表していました.その中で,社会人1名と学生1名の2名が表彰され,学生で表彰されたのが本学の吉永さんでした.

研究内容

 近年,様々な分野での利用が期待されている3次元点群の重ね合わせを行う研究です.この研究は,災害前と災害後の3次元データを重ね合わせることで,被災箇所の自動判定などを実現できます.そのため,企業からの実務利用の相談も数多く受けており,今後様々な分野で利用が期待されています.

吉永京平さんのコメント

 今回,「第15回若手技術者・研究者による技術研究発表会」にて敢闘賞を取れたことを大変うれしく思います.最初は,自分の研究内容をうまく伝えることが難しく,苦戦していましたが,何度もプレゼンを見直し,北川先生にアドバイスをもらうことで,納得の行く発表を行うことができました.今回,受賞できたのは,情報分野に詳しい教員の方々に相談できる環境であった阪南大学だからだと感じました.今回の経験を活かして,今後も色々なことに挑戦していきたいと思います.