阪南大学松田研究室では、経済産業省の「高等教育機関における共同講座創造支援事業」で「畜産農業のスマート化のためのデータサイエンス共同講座」を実施しております。

今回は、この中の取り組みとして、「畑に飛来する鳥の検知」の成果を紹介します。

どこに鳥がいるか分かりますか?

  • 図1 鳥はどこでしょう?

正解は・・・
  • 図2 図1に対する正解

いかがですか?見つけることはできましたでしょうか?
この画像は、動体検知で撮影したものですが、それなりの工夫を動体検知アルゴリズムとして開発して実装しています。

今回は「鳥」を対象としています、「鳥」と同様な大きさの「小動物の検知」について、以前から様々な方面から相談を受けておりました。

しかしながら、「小さいものは無理だろう」という思い込みのお陰で、なかなか今回のような実験すら行うこともプロジェクトとして実現してきませんでしたが、今回はプロジェクトとして成果を得ることができました。以前から、個人的な実験では「できる」ことを確認しておりましたが。

もう1つ、「鳥の検知」に成功した画像を紹介します。
  • 図3 どこに鳥がいるか分かりますか?

こちらの正解は、次の記事で報告します。その他、様々なパターンでの、畑に飛来する鳥の動体検知による撮影に成功しています。得られた成果から、完全自動化に必要なことがどのようなことであるかなどについて、今後の記事で紹介していければと考えています。