産学連携先:NPO法人やんちゃまファミリーwith

 光安ゼミは、コミュニケーション能力を高めることを目的に地域と連携して、イベントの運営・企画に取り組んでいるゼミです。ゼミ活動内でもアイスブレイクをするなど「初対面の人たちといかに早く打ち解けることができるか」ということを実践を通りて学んでいます。何かきっかけがあればすぐに打ち解けることができるその「きっかけづくり」をゼミ生同士で考え、実践し活動に取り組んでいます。
 今回キャリアゼミとしての取り組みは、コロナ渦での開催ということで、ソーシャルディスタンスをきちんと守り安心して参加者が楽しんでもらえる様な内容を考えました。新型コロナウイルスの感染拡大により、学校行事や様々なイベントが中止となる中で、思い出が減ってしまっている子ども達・・・。そういった子ども達に私たちゼミ生から元気を届けられるよう、子どもを対象としたイベントを企画し、少しでも楽しい思い出が残るイベントとなるよう、連携先の方と相談をしながら取り組んでいきました。

学生活動状況報告

 今回のイベントで良かった点は、まずきちんとソーシャルディスタンスを確保することができるイベント内容で対応できていたところです。運営側が着用するフェイスシールドもカエルやウサギの形にするなど工夫し、感染予防の準備をしました。また、イベントを開催するにあたって子どもに対するニーズを正確にとらえ、喜んでもらえそうな景品を用意しました。通常のビンゴではつまらないので、子どもたちでも分かりやすく興味を持ってもらえそうな数字を挿絵に変更したオリジナルのビンゴカードを準備しました。残念ながら、今回は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、実施は来年度に延期となりました。しかし、来年度に向けてゼミ生同士で子どもの気持ちになり切って体験し来年度実施に向けて改善点を見つける為、ゼミ生同士で実施しました。
 改善すべき点としては、ビンゴカードやクジ用の動物カードに類似した動物が混在しており、分かりにくい点がありいました。来年度の実施自には、動物のラインナップを入れ替えるか、カラー印刷にして類似した動物に差を出していきたいと思います。来年度は沢山の子どもたちに参加してもらい、今回の実施を生かしてイベントを成功させたいです。
経営情報学部 中村 晴稀

参加者一覧

辻 虎之介、八野 怜玖人、原口 侑大、保坂 優輔、和田 知樹、戎 奈花、大向 祥頌、北村 志穂、冨山 翔也、中村 晴稀、西村 嶺児

ゼミ集合写真

連携団体担当者からのコメント

NPO法人やんちゃまファミリーwith
理事長
田崎 由佳 様

 「取り戻せ夏の思い出」のイベントは、コロナの影響でことごとくイベントが無くなった2020年だったので、夏の風物詩でもある「縁日」は素敵な企画だと思います。全体にお土産が両手に持ちきれない程の量だったように感じますが、その場を一緒に楽しめる事でオッケーだと思います(^^)子どもの年齢に合わせたゲーム内容や制限時間など工夫をしていてお菓子釣りは磁石を使った安全な物に変更するものいいかもしれません。親子のとびきりの笑顔で最高の思い出になるに違いありません。「景品盛沢山ビンゴ大会」では、数字ではなく子どもでも分かる絵に置き換えてのビンゴゲーム。個人戦やチーム戦など勝った人やチームに豪華景品!すごく子どもの心をくすぐる内容だと思います。親子で参加する方も多い気がするので、親子まるごと楽しめる企画も是非よろしくお願いします。
 人が集まることのリスクは当然ありますが、コロナ対策で感染予防の徹底をしながら異年齢の子ども達や親とのコミュニケーションを取ることができるイベントだと思います。来年こそは一緒にコラボイベント出来たらいいなと思っています!

教員のコメント

経営情報学部
光安知佳子 先生

 光安ゼミの活動では様々な世代を対象にしたイベントを実施しています。今回の対象は3歳〜6歳までの幼児期の子どもを対象としたイベントでした。普段関わることの少ない世代なだけに何に注意をしなければならないのか、どの様に接するのかなどを連携先の方からレクチャーを受けながら、学生なりに考え楽しいイベントを目指し取り組んでいました。新型コロナウイルス感染拡大の影響でスケジュールやイベント内容を変更せざるを得ない状況が続く中、とうとう本年度中の実施は叶いませんでした。しかし、そんなピンチをチャンスにするべく学生たちは、今まで取り組んできた活動を来年度へ繋げるため、今回は学生同士でプレ開催をし、改善点を見つけ完成度の高いイベントを実施できる様取り組んでいました。
 このゼミ活動を通じて、どの様な状況になろうとも、自ら考え実行できる力を身につけて欲しいと思います。
 学生たちにこのような機会を与えてくださったNPO法人やんちゃまファミリーwithの皆様には大変感謝しております。この場をお借りしてお礼申し上げます。