活動テーマ:Beaconを活用した観光方策研究 情報化社会におけるデータの取り扱いについて考える
産学連携先:NTTマーケティングアクト,サムライバンク社
本キャリアゼミでは、Beacon(電波受発信機)の利用を探求するプロジェクトとして、取り組んできました。Beaconとは、Bluetooth信号を発信し、携帯などの端末位置情報を知らせる発信器のことです。遭難者救助などに利用されてきましたが、近年では子供や高齢者の見守りサービスやクーポン・チラシの配信サービスなど、活用の幅が広がってきています。
今年度、上期には東武動物公園でBeaconを利用したアトラクションを体験し、その魅力と可能性を感じてもらいました。また、その一方で専門家から個人情報の取り扱いについて話を伺い、適切な情報利用についてゼミ生で議論致しました。そして、下期には、瀬戸内海に浮かぶアートの島として知られる直島で、Beaconのアイデア出し調査を行い、本プロジェクトでお世話になった方々と一緒に報告会を執り行うことが出来ました。
産学連携先:NTTマーケティングアクト,サムライバンク社
本キャリアゼミでは、Beacon(電波受発信機)の利用を探求するプロジェクトとして、取り組んできました。Beaconとは、Bluetooth信号を発信し、携帯などの端末位置情報を知らせる発信器のことです。遭難者救助などに利用されてきましたが、近年では子供や高齢者の見守りサービスやクーポン・チラシの配信サービスなど、活用の幅が広がってきています。
今年度、上期には東武動物公園でBeaconを利用したアトラクションを体験し、その魅力と可能性を感じてもらいました。また、その一方で専門家から個人情報の取り扱いについて話を伺い、適切な情報利用についてゼミ生で議論致しました。そして、下期には、瀬戸内海に浮かぶアートの島として知られる直島で、Beaconのアイデア出し調査を行い、本プロジェクトでお世話になった方々と一緒に報告会を執り行うことが出来ました。
学生活動状況報告
現代アートの島として知られる直島で合宿を行いました。三年に一度開かれる瀬戸内国際芸術祭の年にあたり、島は国内外の観光客で溢れかえるという話を聞いていたことから、時期を少し移し、開期終了後に訪れました。しかし、それでも依然として数多くの来訪者が見受けられました。
私たちは島内を巡りながらBeaconのアイデア出し調査を行いました。「設置場所として相応しい場所はどこか」という問いに対しては、港やアート作品の脇、ホテルといったところが候補として挙げられました。また、「どの様なポップアップが考えられるか」という問いに対しては、「フェリーのクーポン」や「アート作品の脇を通ると作品名や作者名、どの様な思いで制作されたのかといった解説情報が提供されると面白い」などが提案されました。また、こうした私たちの提案に対して、本調査でお世話になった企業の方々から多角的にご意見を伺えたことで、Beaconの可能性を一層感じることの出来た良い機会となりました。
私たちは島内を巡りながらBeaconのアイデア出し調査を行いました。「設置場所として相応しい場所はどこか」という問いに対しては、港やアート作品の脇、ホテルといったところが候補として挙げられました。また、「どの様なポップアップが考えられるか」という問いに対しては、「フェリーのクーポン」や「アート作品の脇を通ると作品名や作者名、どの様な思いで制作されたのかといった解説情報が提供されると面白い」などが提案されました。また、こうした私たちの提案に対して、本調査でお世話になった企業の方々から多角的にご意見を伺えたことで、Beaconの可能性を一層感じることの出来た良い機会となりました。
国際観光学部 3年生 杉山一耀
ゼミ集合写真
参加学生一覧
城賀本 翔、池上 佳佑、今釜 彩花、大野 穂香、岡本 瑠可、河野 由依、鷺池 萌花、杉山 一耀、陶山 達也、永井 晴香、柳田 桃花
連携団体担当者からのコメント
サムライバンク社代表
小倉 信一郎 様
直島で開かれた報告会で、「どのようなアプリにBeaconを繋ぐといいでしょうか」という問いに対して、LINEやInstagramに加え、ドラクエウォークやTikTokなど、比較的新しいアプリの提案もあり、やはり中高年層と比べると、大学生は携帯アプリも積極的に利用していることが伺えました。新しいモノに対する皆さんの積極的な姿勢に感心致しました。今後の活躍を期待しております。ありがとうございました。
教員のコメント
国際観光学部
長谷川 明彦 准教授
人は必ずしも効率性を第一に考え、合理的な暮らしを送っているわけでありません。色々な思いを持った人が暮らす現代社会では、自然科学領域だけでは最適な解を導き出せないことも数多く存在します。本プロジェクトではBeaconという情報受発信ツールを使うことで、情報をピンポイントで発信するだけでなく、その行動を情報データとして補足し、可視化出来ることを学びました。こうした新しい技術が、利活用されるようになってくることで、私たちの生活にどの様な利点をもたらしてくれるのか、また、どの様な点に気を付けなければならないのか、人文社会・自然科学の枠を超えて向き合うべきであり、学生達にもチャレンジしてもらいました。まだまだ未開の技術であり、将来学生達が卒業後に仕事としてBeaconと向き合う機会もあろうかと思います。
協力して頂きました企業の皆様には感謝申し上げます。
協力して頂きました企業の皆様には感謝申し上げます。