2016年度:後半
国際観光学部AOクラス(1回生の入門ゼミ)の活動報告「大阪府八尾市における銭湯を活かした観光地域づくり」

 平成28(2016)年度の国際観光学部AOクラス(1回生の大学入門ゼミ)は、2クラスの設定がなされており、前期授業については各担当教員(中山・和泉)が各々のクラスで授業を展開していました。後期授業から、これらは1クラスとなって「大阪府八尾市における銭湯を活かした観光地域づくり」をテーマに学びました。
 8月9日、11月20日の2回のフィールドワークを経て、銭湯や現地を理解することに努め、学内では資料などを活用しながらグループごとにディスカッションを重ね、2月10日に大阪府公衆浴場業生活衛生同業組合八尾支部の方々に自分たちが考えた銭湯や地域を活性化するデザインプランについて発表しました。
 1回生ということもあり、初めての発表だったので、少し緊張していましたが自分たちがフィールドワークで感じたことを大切にしながら、自分たちで考え、まとめたことを発表しました。浴場組合の方々からは「発表してくれた内容はこれから必要な事だと思う。参考になった」、また、「内容は現実的ではない。もう少し銭湯の理解が必要」など、様々な意見を頂戴しました。自分たちが考えたことを相手に伝え、リアクションを頂戴するという最良の学びとなりました。浴場組合のみなさま、ありがとうございました。

学生の提案

学生プレゼンテーション① 「八尾リンピック〜銭湯とボルダリング〜」
若者の利用率を上げるのはどうしたらいいのかな?キャッチ—なコンテンツが必要かな?例えば、いろんな意味で注目されている「オリンピック」とかどう?八尾で「オリンピック」的な要素、抽出できる?

学生プレゼンテーション② 「銭湯とえだまめ」
八尾らしさを醸し出すことが重要だと思います。
だからって銭湯とえだまめ?ちょっと強引なのは承知しています。
でも実現したら面白いなあという気持ちが勝ってしまいました。

学生プレゼンテーション③ 「銭湯をPRするには?」
とにかく、まずは銭湯をPR、多くの方々の目にとまるようにすることが大事だと考えました。「夜」の銭湯、「季節ごと」の銭湯、「銭湯総選挙?」などなど。
スーパー銭湯にはない、良い意味での「こじんまり感」と仲間の多さ(銭湯の多さ)の「一体感」で。

学生プレゼンテーション④ 「Look at 八尾」
銭湯は様々なファクター(要素)により構成されていると思いました。
脱衣所や浴室などはもちろんですが、例えば、お風呂上がりの飲み物や石鹸などのアミ二ティ。
それらの工夫も必要ではないでしょうか?ときには新商品の開発だって。
「花嫁石鹸」ですって? お父さん方、今は「花婿石鹸」の時代かもしれませんよ。

学生プレゼンテーション⑤ 「八尾の銭湯」
いろいろと考えた結果、いろいろな事をしなければならないという結論にいたりました。なので、いろいろな角度からいろいろな事を提案したいと思います。
スタンプカード・アメニティ・設備・個性、などのいろいろな事です。
いろいろなお客様に来ていただけますように。