活動報告会
国際観光学部和泉研究室は「地域・観光の創造(地域資源や人的ネットワークなどを活用しながら、地域づくりや観光振興のための新たなデザインプランを思考・提案し、地域の方々と共創的に実践する)」を研究テーマとしています。和泉研究室は、平成28年度より、大阪府岬町をフィールドの1つに研究活動を展開しています。この取り組みは、岬町役場・岬町観光協会との連携事業で、2年目である平成29年度については、1年目に提案させていただいた観光地域づくりデザインをベースとしてアクションにつなげていく実践の年です。地域の方々とのディスカッションの機会を増加させながら、「観光」を共通項とする新たなつながりの形成を目指し、観光地域づくりのきっかけとなるムーブメントを創発させたいと考えています。現在、3回ゼミ生(17名)を「航路・つつじまつりグループ」・「カフェマップグループ」・「道の駅グループ」・「PR動画グループ」の4つのグループに分けて活動を展開していますが、今年度の研究活動の締めくくりとして、平成30年(2018)3月24日、ハルカスにおいて、岬町役場・岬町観光協会の方々へ活動報告を行いました。
航路・つつじまつりグループ
岬町役場は、深日港(岬町)と洲本港(兵庫県洲本市)間の航路再開を検討するため、平成29年6月25日から9月30日まで社会実験運航を実施しましたが、この動きに連動して、船内におけるアロマディフューザーの導入の提案や応援イベントを企画・提案し、実施しました。これらに関して報告しました。
また、岬町の春のイベントである「つつじまつり」を再考すべく、平成29年4月29日に開催された「つつじまつり」にスタッフとして参加しながら、アンケート調査を実施しました。そのことを踏まえて、「地域外からも来訪してもらえるようなコンテンツを思考する必要性」について提案、今後、地域の方々とディスカッションを深めていくことが確認されました。
また、岬町の春のイベントである「つつじまつり」を再考すべく、平成29年4月29日に開催された「つつじまつり」にスタッフとして参加しながら、アンケート調査を実施しました。そのことを踏まえて、「地域外からも来訪してもらえるようなコンテンツを思考する必要性」について提案、今後、地域の方々とディスカッションを深めていくことが確認されました。
カフェマップグループ
点在するカフェを「群」として捉えることで観光資源の1つになるのではないかという観点から、岬町の淡輪地区に所在するカフェを掲載した「カフェマップ」を作成しました。
道の駅グループ
「道の駅グループ」は、「地域の方々にもattachment(愛着)を持たれる「道の駅」」にしたい、「他の「道の駅」にあまり見られない特徴を創造したい」という発想から、「工作のできる道の駅みさき「夢灯台」」というコンセプトを提案・実践していますが、今年度、企画・実施したイベントについて報告しました。
PR動画グループ
「女子旅編」と「デート編」の2本の動画を作成しました。次年度についても、例えば「ビーチ編」や「自然編」、「歴史編」など、別のコンセプトで何本かの動画を作成する予定にしています。なお、作成した動画は、観光案内所などで放映される予定です。