学部横断ゼミ「中国の旅行会社へのツアープランの提案」
-国際コミュニケーション学部陳ゼミ・国際観光学部和泉ゼミの取り組み-

 昨年12月より、国際コミュニケーション学部の陳ゼミ(2回生)と国際観光学部の和泉ゼミ(2回生)は、合同で中国の中信旅行社へ大阪のツアープランを提案するというプログラムへの取り組みを開始しました。
 近年の訪日外国人観光者の爆発的増加の潮流において、中国人観光者は「爆買」などの印象が顕著ですが、今回は中国の旅行社から「ショッピングや飲食ではなく、日本の日常や文化を体験できるようなコンテンツのプランを提案いただきたい」というご意向を伺っていますので、合同ゼミでは、関西国際空港に近い泉州地域において、日本の日常や文化を体験できるようなコンテンツのプランを提案するという方向で取り組みを進めています。

◆第1回合同ゼミ(勉強会)の開催

 2015年12月15日(火)の17時から、本キャンパスにおいて、第1回目の合同ゼミを開催しました。この日は、陳ゼミ8名、和泉ゼミ11名が出席し、中国人旅行者の動向や泉南市の概要などを学びました。
 ゼミという形態で他学部の学生と学ぶことは初めてですが、今後取り組みを進めていく中で、互いに良い刺激となり、得るものが大きいのではないかと考えています。

◆第2回合同ゼミ(フィールドワーク)の開催

 2016年3月19日(土)、大阪府泉南市において合同フィールドワークを実施しました。この日は、陳ゼミ3名、和泉ゼミ7名が参加しました。時々、小雨が降るような天候であったため、予定通りのフィールドワークを実施することはできませんでしたが、漁業体験などができる「岡田浦漁港」、「日本の夕陽百選」・「恋人の聖地」に選定されている「マーブルビーチ」、地場産野菜などの販売がなされている「せんなんわくわく広場」、Tax‐Free店舗も設けられている「イオンモールりんくう泉南」、観光パンプレットの配布や特産品の展示販売などがおこなわれている「観光交流プラザりんくうまち処」などを自分たちの目で確認しました。
 今後は合同の勉強会やフィールドワークを重ね、旅行社に採用していただけるようなプランを提案できればと考えています。そして、この一連のプロセスにおいて、学生が多くを学び、自身の成長につながればと考えるところです。
 次回は南キャンパスにおいて合同ゼミを開催する予定です。