阪南大学国際観光学部和泉研究室は「地域・観光の創造(地域資源や人的ネットワークなどを活用しながら、地域づくりや観光振興のための新たなデザインプランを思考・提案し、地域の方々と共創的に実践する)」を研究テーマとしています。
2021年度から、和泉研究室(現3回生)は、大阪府下で唯一の重要伝統的建造物群保存地区である富田林寺内町において、これまでまもり続けられてきた歴史的・学術的価値や魅力を多くの方々に知ってもらうために、未来へ伝え続けるために、公開施設である国登録有形文化財旧田中家住宅内に、サテライト・ラボ「じないまち地域・観光創造室」を設置し、市文化財課の協力を得ながら、商工観光課とともに、日常生活空間内における保存と活用双方のまなざしによる観光地域づくりを進め、「生活空間型観光」の取り組みとして発信しています。
2023年1月9日(月/祝)、「じないまち四季物語2023「冬」 第15回新春じないまちめぐり」において連携イベントとして「はぴなん救出大作戦!inじないまち」を企画・実施しました。
この企画は、2022年8月27日(土)に「じないまち四季物語「夏」 第19回富田林寺内町燈路」において企画・実施した連携イベント「じないまちの素敵な夜に。つくる! あそぶ!」(縁日をコンセプトとしたもの)に続くもので、地域のこどもたちに寺内町という歴史的空間の中で楽しく遊んでもらう、身近に感じてもらうということを前提とするイベントを通じて、寺内町に接する機会を提供し、ひいてはスタッフとして一緒に活動してくれる、寺内町を大切に想い、まもり伝えてくれる人材の育成に、少しでも協力することができればとの思考による取り組みです。
ところで、「こどもたちに寺内町に接する機会を提供する」とは言え、いきなり「この建物は○○時代の・・・」、「大阪府下で唯一の重要伝統的建造物群保存地区である富田林寺内町は・・・」という具合では、「大人でも難しく感じるよね」、「なかには嫌いになったりするこどもたちもいるのでは?」、「なんとなく知ってもらうくらいの感じが良いと思う」などなど、3回生は熟考しました。その結果、考え出したキャッチーなストーリーのもと、寺内町にまつわる簡単なクイズにチャレンジしながらスタンプを集めるというスタンプラリー方式のイベントとして企画・実施することにしました。
そして、はぴなん(阪南大学公式マスコットキャラクター)ととっぴー(富田林市イメージキャラクター)にも事情を説明したところ、「寺内町のためなら頑張るなん!」と登場を快諾してくれました。はぴなん、とっぴー、ありがとう。
2021年度から、和泉研究室(現3回生)は、大阪府下で唯一の重要伝統的建造物群保存地区である富田林寺内町において、これまでまもり続けられてきた歴史的・学術的価値や魅力を多くの方々に知ってもらうために、未来へ伝え続けるために、公開施設である国登録有形文化財旧田中家住宅内に、サテライト・ラボ「じないまち地域・観光創造室」を設置し、市文化財課の協力を得ながら、商工観光課とともに、日常生活空間内における保存と活用双方のまなざしによる観光地域づくりを進め、「生活空間型観光」の取り組みとして発信しています。
2023年1月9日(月/祝)、「じないまち四季物語2023「冬」 第15回新春じないまちめぐり」において連携イベントとして「はぴなん救出大作戦!inじないまち」を企画・実施しました。
この企画は、2022年8月27日(土)に「じないまち四季物語「夏」 第19回富田林寺内町燈路」において企画・実施した連携イベント「じないまちの素敵な夜に。つくる! あそぶ!」(縁日をコンセプトとしたもの)に続くもので、地域のこどもたちに寺内町という歴史的空間の中で楽しく遊んでもらう、身近に感じてもらうということを前提とするイベントを通じて、寺内町に接する機会を提供し、ひいてはスタッフとして一緒に活動してくれる、寺内町を大切に想い、まもり伝えてくれる人材の育成に、少しでも協力することができればとの思考による取り組みです。
ところで、「こどもたちに寺内町に接する機会を提供する」とは言え、いきなり「この建物は○○時代の・・・」、「大阪府下で唯一の重要伝統的建造物群保存地区である富田林寺内町は・・・」という具合では、「大人でも難しく感じるよね」、「なかには嫌いになったりするこどもたちもいるのでは?」、「なんとなく知ってもらうくらいの感じが良いと思う」などなど、3回生は熟考しました。その結果、考え出したキャッチーなストーリーのもと、寺内町にまつわる簡単なクイズにチャレンジしながらスタンプを集めるというスタンプラリー方式のイベントとして企画・実施することにしました。
そして、はぴなん(阪南大学公式マスコットキャラクター)ととっぴー(富田林市イメージキャラクター)にも事情を説明したところ、「寺内町のためなら頑張るなん!」と登場を快諾してくれました。はぴなん、とっぴー、ありがとう。
さて、スタンプラリーは、以下のような内容で実施しました。
寺内町内に設けられた5ヶ所のチェックポイントを地図を見ながら訪問し、そこで寺内町にまつわるクイズにチャレンジしてもらう。そして、正解するとタイムスリップしてしまったはぴなんを助けるために必要な壊れた門を修理するための5つの道具(のこぎり・トンカチ・釘・ヘルメット・丸太のスタンプ)をゲットすることができる。もちろん、各チェックポイントには3回生が待機していてヒントなどを教えてくれる。5つの道具スタンプを揃えてゴールの旧田中家住宅(文化財)へ行くと、助けてくれたお礼に、はぴなんから感謝の贈り物(お菓子)をもらうことができる。
そして、寺内町にまつわるクイズを以下のように設けました。
なお、問題作成の意図は下記の通りです。
なお、問題作成の意図は下記の通りです。
問題作成の意図
問題1=チェックポイントの前には重要文化財「旧杉山家住宅」があるが、その前に設置された
説明版を見れば正解が分かる。自分で調べることの楽しさにつながればなあ。
問題2=細かなことにも歴史的な意味があるということを知って欲しいなあ。
問題3=この町は興正寺というお寺を中心に形成されたということを知って欲しいなあ。
問題4=建造物は時代によって形状が異なる。ここ寺内町には様々な時代の建物があるというこ
とを知って欲しいなあ。
問題5=屋根の上など、いろいろな所を観察して欲しいなあ。
問題1=チェックポイントの前には重要文化財「旧杉山家住宅」があるが、その前に設置された
説明版を見れば正解が分かる。自分で調べることの楽しさにつながればなあ。
問題2=細かなことにも歴史的な意味があるということを知って欲しいなあ。
問題3=この町は興正寺というお寺を中心に形成されたということを知って欲しいなあ。
問題4=建造物は時代によって形状が異なる。ここ寺内町には様々な時代の建物があるというこ
とを知って欲しいなあ。
問題5=屋根の上など、いろいろな所を観察して欲しいなあ。
当日は天気も良く、少し暖かかったこともあってか、約100名(保護者同伴ですので合計すると約200名)と多くのこどもたちが参加してくれました。
今後も富田林寺内町において、研究活動を継続させていきたいと考えています。
イベント企画・実施にあたりお世話になった寺内町のみなさん、市役所・教育委員会のみなさん、ありがとうございました。
今後も富田林寺内町において、研究活動を継続させていきたいと考えています。
イベント企画・実施にあたりお世話になった寺内町のみなさん、市役所・教育委員会のみなさん、ありがとうございました。
さあ、スタートです。まずは、テーマパークのアトラクションのように、参加者のみなさんにストーリーをお話しします。
各チェックポイントでクイズに答えて正解すると、道具スタンプを押してもらえます。
道具スタンプを集めて、ゴール! 「みんな、はぴなんを助けてくれてありがとなん!」
吉村市長もお越しくださいました。ありがとうございました。富田林の「Tポーズ」!