阪南大学国際観光学部和泉ゼミは「地域・観光の創造(地域資源や人的ネットワークなどを活用しながら、地域づくりや観光振興のための新たなデザインプランを思考・提案し、地域の方々と共創的に実践する)」を研究テーマとしています。
和泉ゼミでは、兵庫県養父市において、豊富な地域資源を観光資源として活用する観光地域づくりデザインを思考・実践し、コミュニティーベースの経済振興を生成しながら、地域基盤の強化や活性化を目指すという取り組みを養父市商工会と産学連携という形態で共創的に展開しています。
この取り組みは、2015年度からスタートしたもので、2021・2022年度は、現4回生がハチ高原において研究活動を展開しています。
ハチ高原は、鉢伏山中腹に広がる標高800m前後の高原でスキー場として広く知られています。また、林間学校や合宿先としても著名で、多くの教育機関がこの地の豊かな自然環境の中で学んでいます。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大による観光を取り巻く環境の一変、新学習指導要領の改正によるスキー実習の見直し、暖冬傾向による雪不足などから勘案すれば、これまで通りの展開を継続するだけでは、10年・20年先、現状を維持することは少し困難ではないかと想像されます。このような状況下、ハチ高原のみなさんの得意な「高原教育」をベースにしながら、無理のない、可能な範囲で、新たな取り組みを思考・実践することを考えてみても良いのではないかと考えるところです。このような思考のもとに、養父市商工会・ハチ高原観光協会のみなさんとスキー場(雪山)以外の高原の魅力を抽出・創造・発信する取り組みを進めています。
ハチ高原における取り組みのまとめとして、2023年2月6日、養父市商工会・ハチ高原観光協会・観光事業者のみなさんに、今年度の活動成果として制作したクイズアクティビティについて報告しました。
このクイズアクティビティは、ハチ高原のスキー場(雪山)以外の魅力という観点から、グリーンシーズンの滞在コンテンツを1つ増加させるものとして、お子さま連れでも楽しんでいただけるようなストーリー性のあるもので、「マップ資料」を片手に美しいハチ高原を体感しながらクイズにチャレンジするタイプとスマートフォンなどでQRコードを読み込みクイズにチャレンジするタイプの2タイプを制作しました。
発表をお聞きくださったハチ高原観光協会のみなさんからは、「是非、高原で活用したい」との嬉しい言葉を頂戴しました。ありがとうございました。
また、このクラスは、2023年3月に卒業します。養父市商工会・ハチ高原観光協会・観光事業者のみなさんから、多くを学ばせていただきました。記して感謝します。ありがとうございました。
なお、養父市における連携活動は来年度以降も継続する予定で、連携活動がスタートしてちょうど10年目となります。引き続き、よろしくお願いいたします。
和泉ゼミでは、兵庫県養父市において、豊富な地域資源を観光資源として活用する観光地域づくりデザインを思考・実践し、コミュニティーベースの経済振興を生成しながら、地域基盤の強化や活性化を目指すという取り組みを養父市商工会と産学連携という形態で共創的に展開しています。
この取り組みは、2015年度からスタートしたもので、2021・2022年度は、現4回生がハチ高原において研究活動を展開しています。
ハチ高原は、鉢伏山中腹に広がる標高800m前後の高原でスキー場として広く知られています。また、林間学校や合宿先としても著名で、多くの教育機関がこの地の豊かな自然環境の中で学んでいます。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大による観光を取り巻く環境の一変、新学習指導要領の改正によるスキー実習の見直し、暖冬傾向による雪不足などから勘案すれば、これまで通りの展開を継続するだけでは、10年・20年先、現状を維持することは少し困難ではないかと想像されます。このような状況下、ハチ高原のみなさんの得意な「高原教育」をベースにしながら、無理のない、可能な範囲で、新たな取り組みを思考・実践することを考えてみても良いのではないかと考えるところです。このような思考のもとに、養父市商工会・ハチ高原観光協会のみなさんとスキー場(雪山)以外の高原の魅力を抽出・創造・発信する取り組みを進めています。
ハチ高原における取り組みのまとめとして、2023年2月6日、養父市商工会・ハチ高原観光協会・観光事業者のみなさんに、今年度の活動成果として制作したクイズアクティビティについて報告しました。
このクイズアクティビティは、ハチ高原のスキー場(雪山)以外の魅力という観点から、グリーンシーズンの滞在コンテンツを1つ増加させるものとして、お子さま連れでも楽しんでいただけるようなストーリー性のあるもので、「マップ資料」を片手に美しいハチ高原を体感しながらクイズにチャレンジするタイプとスマートフォンなどでQRコードを読み込みクイズにチャレンジするタイプの2タイプを制作しました。
発表をお聞きくださったハチ高原観光協会のみなさんからは、「是非、高原で活用したい」との嬉しい言葉を頂戴しました。ありがとうございました。
また、このクラスは、2023年3月に卒業します。養父市商工会・ハチ高原観光協会・観光事業者のみなさんから、多くを学ばせていただきました。記して感謝します。ありがとうございました。
なお、養父市における連携活動は来年度以降も継続する予定で、連携活動がスタートしてちょうど10年目となります。引き続き、よろしくお願いいたします。
2022年度の活動プロセス
2022年5月21日・22日 「南但馬グリーンライド2022」への参加
近代化産業遺産「鉱石の道」の見学ルートを一部活用し、南但馬地域(養父市・朝来市)をめぐる約100kmのコースを疾走するサイクルイベント「南但馬グリーンライド2022」にスタッフとして参加。イベントを成立させるスタッフとしての役割を担いながら、チャンスを見つけて参加者や地域のみなさんに、この地の魅力などに関するヒアリング調査を実施しました。ハチ高原や地域事業者の方々とともに、スタッフとして地域のイベントを実体験することで、新たなイベントの企画・提案につながったと考えています。
2022年7月18日・19日 「新たなイベントコンテンツ」の提案
先に記した「南但馬グリーンライド2022」への参加などを踏まえて、ハチ高原観光協会・観光事業者のみなさんに向けて、新たなイベントコンテンツの提案を行いました。
結果、「コットンボールづくり」・「ハチ高原クイズツアー」・「ビア高原」、Bグループの「クイズ」・「ビアガーデン」などが実現可能性の高いコンテンツとして抽出されました。なお、「ビア高原」・「ビアガーデン」は、夏企画であり、現時点からの準備は難しいということから、延期されることとなりました。「コットンボールづくり」は実施、また、「ハチ高原クイズツアー」と「クイズ」については、今後ブラッシュアップして実現させることが決定しました。
結果、「コットンボールづくり」・「ハチ高原クイズツアー」・「ビア高原」、Bグループの「クイズ」・「ビアガーデン」などが実現可能性の高いコンテンツとして抽出されました。なお、「ビア高原」・「ビアガーデン」は、夏企画であり、現時点からの準備は難しいということから、延期されることとなりました。「コットンボールづくり」は実施、また、「ハチ高原クイズツアー」と「クイズ」については、今後ブラッシュアップして実現させることが決定しました。
2022年11月5日 新たなイベントコンテンツのモニター調査
ハチ高原の既存イベントである「たき火まつり」において、先の提案で決定した「コットンボールづくり」を実施しました。また、「ハチ高原クイズツアー」と「クイズ」をブラッシュアップして、ストーリー性のあるクイズアクティビティとして完成させ、「たき火まつり」に訪れたファミリーなどにモニター的に実施し、その結果を受けて、再度のブラッシュアップを行いました。
2023年2月6日 事業報告
成果物としてストーリー性のあるクイズアクティビティをハチ高原観光協会へ提出しました。ハチ高原観光協会から、今後、活用していきたい旨のお言葉をいただきました。
【クイズアクティビティのストーリー】
【作成したクイズアクティビティ(マップ資料タイプ)】
【作成したクイズアクティビティ(QRコードタイプ)】
【作成したクイズアクティビティ(スマートフォンの画面)】
ハチ高原の豊かな自然の中で「自然環境」などを考えるというコンセプトで問題を作成。