【松ゼミWalker vol.138】「第9回関西元気な地域づくり発表会」で報告しました!!

 2014年3月1日(土),大阪城近くの大阪合同庁舎1号館第1別館にて開催された「第9回関西元気な地域づくり発表会」にて,阪南大学国際観光学部松村嘉久研究室が絡む2報告を行ってきました。当日報告を担当したのは,松村嘉久(教員)ほか松川和矢(3)・橋田翔子(3)・大宅和佳(4)・栃原智美(2)ら学生4名(左写真参照),山中彩帆里(3),原田雪帆(3),武石彩芳(3),南亮輔(2),上江洲清輝(1),上原和樹(1),濱中勝司(OB)らも応援,聴講に駆け付けてくれました。
 松村研究室はこの発表会のいわば常連で,第2回(2007年)・第6回(2010年)でも,新今宮での活動を発表させていただきました。思い起こせば,第2回の発表会が,松村研究室として対外的に情報発信した最初でした。この時,当時ゼミ生だった濱中勝司さんや周炎さんらが,関西各地のまちづくりの最前線に立つ社会人らと,同じテーブルで堂々と討論に加わり,わずか数時間のうちに大きく成長したのを目の当たりにしました。

 学生だけで内向けに発表する場ではなく,社会人やプロフェッショナルが関り外向けに発表する場に立つには,それにふさわしい活動内容と実績が問われます。その場に立てること自体が幸せなこと。ところが,何が話題になるかわからない本気の討論への参加は,経験の浅い学生らにとって,とても勇気のいること。しかしながら,そうした緊張感のなかで乗り越えて行くことが大切なのだと思います。
 さて,今回の発表したのは,以下の2報告でした。
 1:観光交流部門:新今宮地区観光まちづくり推進協議会【会長・松村嘉久 学生代表・松川和矢 事務局・森なおみ】「産学官連携による新今宮地区での観光まちづくり」。
 2:地域資源活用部門:阪南大学国際観光学部松村嘉久研究室【学生代表 橋田翔子 栃原智美 大宅和佳】「新今宮TICを核とした新たな社会的実践の展開」。
 パワーポイントを作り込む段階で入念な打ち合わせは行いましたが,当日は別々の報告ブースで同時進行したので,報告2は完全に学生らに任せ,松村ゼミの元気な女子学生の直系3代で組織しました。報告2のコメンテーターを務めてくださった横山あおいさん(「人と自然とまちづくりと」理事長)から伺ったお話では,堂々とした報告で活動内容も素晴らしかった,との評価をいただきました。報告1のコメンテーターは阪南大学国際観光学部の森重昌之先生,報告は松村が行ったので,聴衆は外部の人たちでしたが,ホームゲームのような感覚でした。

 全ての報告が終わった後,全体交流会にて各ブースの報告のまとめがコメンテーター主導で行われ,具体的な討論へ入りました。地域での活動の後継者をどう育てて行くのかを議論する流れのなか,学生代表の大宅和佳(10代目ゼミ長)が発言を促されました。私も同じラウンドテーブルに座って,大宅の発言を聴いていたのですが,少し詰まりながらも,冷静で的確な受け答えをしていました。
 他の同級生らが社会人基礎力育成グランプリ近畿大会などを経験するなか,大宅は機会に恵まれず,今回の発表会が初めての大舞台でした。卒業するまでに,ゼミ長として,大きな舞台でのプレゼンを経験しておくべき,と私が強く薦めて,彼女は参加しました。後で大宅から感想を聴くと,とても緊張したそうで,これまでの新今宮TICでの活動が頭のなかに浮かび,それを今みんなに伝えている喜びと充実感,その一方で,上手く伝えられないもどかしさを感じたそうです。
 その後,懇親会があったのですが,翌日から台湾高雄へゼミ旅行に行くため,学生たちは全員解散。私と新今宮地区観光まちづくり推進協議会事務局の森なおみさんの二人のみ,懇親会に参加しました。関西各地でまちづくりしている個人や行政職員とつながりができるのも,この発表会に参加する魅力のひとつです。懇親会では京都府の木津川市や京丹波町の方々などと交流を深め,新今宮地区でも活かせるまちづくりのヒントをいくつかいただきました。
  • 第9回関西元気な地域づくり発表会のチラシ