【松ゼミWalker vol.147】 現代中国学会関西部会大会のお手伝いへ(4回生 弘田愛美)

 2014年6月7日(土),京都御所の近くにある龍谷大学ともいき荘にて,「日本現代中国学会2014年度関西部会大会」が開催されました。松村ゼミでは7代目の先輩方から,この部会大会の運営を支援するのが,伝統になっていて,今年も松村先生のほか10名のゼミ有志が参加しました。
 参加したのは,大学院2回生の兪穎伶・井上咲季・曹佳佳・張敏倩の4名,4回生が弘田愛美・山中彩帆里・袁麗萍・池田千紘の4名,3回生は中井美菜子・川内麻央の2名でした。私は2年続けて,大学院2回生の兪穎伶先輩はもう4年続けての参加で,何名かの事務局の先生方とは,顔見知りになりました。
 今年の部会大会は9時30開始の17時過ぎ終了,大会参加受付は9時開始の予定。私たちの集合は,現地ともいき荘に8時30分でした。いつものゼミ活動と同じく現地集合だったのですが,松村先生とゼミ生8名が同じ電車で最寄りの地下鉄丸太町駅に着き,着いた改札口に残りの2名が待っていて,奇跡的に全員が揃って現地入りしました。
 ともいき荘に着いて,事務局総務担当の龍谷大学の北川秀樹先生らと合流し,わずか30分ほどの間に,受付と四つの分科会の会場の準備を行いました。受付の準備は北川先生のご指導のもと,経験豊富な兪穎伶・池田千紘が担当,事務局の先生方も色々と手伝ってくださいました。
 残りは松村先生のご指導のもと,分科会会場の設営に向かい,机や椅子を並び替え,パソコンとプロジェクターをセットして,発表者や司会者やコメンテーターの先生方のお名前を書いた紙を張り出しました。バタバタとあわただしく動き,何とか時間通りに受付を開始,四つの分科会も時間通りに始められました。

 「社会・教育分科会」では,先ほどまで会場設営されていた松村先生が,「吉林省松原市の査干湖における観光開発の現状と課題」というタイトルで学会報告されました。松村先生の講義はゼミや授業で何度も聴いているのですが,学会報告は独特の緊張感があり,何か不思議な感じがしました。学会報告が始まると,司会の先生方が活躍されるので,私たちの仕事は落ち着き,交替で休憩をとりました。
 分科会はお昼の12時で終わり。ランチタイム休憩を挟んで,午後は13時15分から,シンポジウム「日中関係の行方─交流の現場から─」が開催されました。一般市民の聴講者も何名か来られて,総勢90名を超える大盛況となりました。
 シンポジウムが始まると,その会場のサポートに2名,受付に2名を配置し,残りは分科会会場の後片付けを行いながら,交替で少し遅めの昼食へ。14時前には撤収作業も受付とシンポジウム会場を残すのみとなり,大学院生の先輩方と用事のある池田千紘は解散,自由行動。残りの3・4回生は最後まで,シンポジウムを交替でサポートしました。
 シンポジウムでは,日本へ京劇公演を誘致し続けてこられた方,中国で緑化植林活動を続けて来られた方などがご報告され,国と国との外交関係が冷え込む日中の問題を,民間レベルの市民交流の視点からどう捉えるべきか,という課題が議論されました。
 17時半前にシンポジウムは終わり,私たちは速やかに会場の撤収作業を行い,松村先生と一緒に大阪へ帰りました。

松村先生よりひと言

 私が現代中国学会関西部会事務局の総務を担当したご縁から,毎年この大会のお手伝いに行くようになり,ゼミ生たちもずいぶんと大会運営の実務を経験し,頼もしくなりました。さて,今年は12月6日(土)・7日(日)に大阪府立大学「I-siteなんば」で,第29回日本観光研究学会全国大会が開催されます。この大会のお手伝いも,松村ゼミが中心となって行うことになっていますので,力を合わせて頑張りましょう。