【松ゼミWalker vol.171】 プレゼンテーション大会に参加,西成WAN2015が始動!!

大阪NPOセンター主催のプレゼンテーション大会への参加

 2015年2月25日(水),大阪ガスの本社ガスビルディング3階ホールにて,大阪NPOセンター主催の「アワード・コンペ受賞団体によるプレゼンテーション大会」が開催されました。このプレゼンテーション大会の趣旨は,大阪NPOセンター主催の「CB・CSOアワード」と「ソーシャルビジネスプランコンペ近畿」の歴代受賞者が,その後どのような活動を展開しているのか,プレゼンテーション大会という形で情報交換して,お互いの成長を確かめあい交流を深めよう,というものでした。
 松村ゼミはCB・CSOアワード2012において,阪南大学国際観光学部松村嘉久研究室として,「新今宮か観光インフォメーションセンターの運営」という事業名で参加し,昌山志保・小林志帆・高橋菜央(以上3名は2013年度卒業)・大宅和佳(2014年度卒業)の4名がプレゼンを行い,優秀賞をいただきました
https://www.hannan-u.ac.jp/zitugaku/mrrf43000000nigw.html)。
 ここでいうCSO(Civil Society Organization市民社会組織)は,「市民の観点から自発的・公共的な活動を担いながら,社会変革を目指している団体」と定義されるもので,私たちの活動をそのような視点から評価していただき,驚くと同時にとても励まされました。

 そのようなご縁のある大阪NPOセンターからお誘いいただいたので,現役学生も連れて,『新今宮観光インフォメーションセンター(TIC)の進化と深化』というタイトルで,優秀賞受賞以降の活動の展開について発表してきました。一緒に参加してくれた学生は平山あかね(3回生)・宗政巨地(3回生)・湯栗未名実(1回生)の3名,プレゼンは松村が行いました。
 私たちのほかにも7団体が参加され,とても興味深いプレゼンテーションが続きました。障害を抱えたこどもを支援する事業,空き屋の維持管理をビジネスにしようと奮闘している話,最愛の人が亡くなった後に残された人たちの心のケアーの問題,耳の聞こえない人の手話のコミュニケーション力を活かす研修などなど。
 発表者のみなさんは,社会問題の解決に向けてその最前線を切り開いて来られた方々ばかりなので,とてもパワフルで魅力的で刺激を受け,交流会で人脈も広がりました。同行した学生たちには,今回のようなプレゼン大会は,大学内部や大学生ばかりが集う発表会と全く意味や意義が違う,と実感してもらえたと思います。

西成WAN2015も動き始めました!!

 壁画「ここから いまから」が完成してからもう1ヶ月半ほど経ちました。ぼちぼち次の展開を相談しようと,2015年2月26日(木)18時から,西成アート回廊プロジェクト2015の最初の会議が開催されました。
 集まったのは西成アート回廊プロジェクト実行委員(4名),参加アーティスト(2名),協賛企業職員(3名),学生(2名),SHINGO★西成さんらの計12名でした。ゼミからは小山舞(2回生)・西山瑛理(2回生)が参加してくれました。
 議題の中心は主に2点,1月17日(土)の壁画制作本番の振り返りと,4月以降の計画についてでした。何もかもが初めての経験だった壁画「ここから いまから」の制作は,参加してくれたこどもたちから「楽しかった」との感想が寄せられ,テレビ大阪やNHK大阪,産経新聞などで詳しく報道していただき,社会的な注目も集めました。近所にお住まいの方の話によると,通りがかった人が壁画の写真を撮っている光景をよく目にするそうです。釜ヶ崎のスタディツアーでも,必ず紹介しているそうです。
 4月以降の計画ですが,壁画「ここから いまから」を制作したメンバーを核として,2015年9月を目標に第二弾を実施する方針が決まりました。どの壁面にどんな絵をどのように描くのか,そうした具体的な議論は今後の定例会議で詰めていきます。