大阪市は現在,インバウンド客も楽しめる伝統芸能の体験型観光の充実を目指して,2018年10月27日(土)に「はじめての文楽人形と女義太夫の世界」(国立文楽劇場),2019年2月4日(月)に「上方落語の魅力 はじめての“ハメモノ”の世界」(国立文楽劇場)を実施。松村ゼミは,最初の文楽イベントに,新今宮滞在の外国人を誘ってモニター参加。このシリーズで,2019年2月12日(火)に「はじめての能楽の世界」(大槻能楽堂)が開催されるとの連絡があり,松村ゼミからは1年生から4年生まで総勢24名がモニター参加,能楽を鑑賞してきました。
普段の能楽鑑賞なら写真撮影はできませんが,今回は特別ということで,舞台に能面や装束が展示されていて撮影自由。インスタ映えが話題なる現代,写真撮影を一律に禁じては,なかなか人気は広がりません。シテ方の大槻文蔵さんと小鼓の大倉源次郎という2名の人間国宝が出演されることもあって,会場はほぼ満席,立ち見されている方もいて,外国人モニターも多数参加する大盛況でした。
普段の能楽鑑賞なら写真撮影はできませんが,今回は特別ということで,舞台に能面や装束が展示されていて撮影自由。インスタ映えが話題なる現代,写真撮影を一律に禁じては,なかなか人気は広がりません。シテ方の大槻文蔵さんと小鼓の大倉源次郎という2名の人間国宝が出演されることもあって,会場はほぼ満席,立ち見されている方もいて,外国人モニターも多数参加する大盛況でした。
能楽をどのように楽しむのか,能舞台や能面や装束についての説明があり,それが英語や中国語の字幕とリンク。面白かったのは,どのように五人囃子を合わせているのかについて,大倉源次郎さんの説明された時でした。会場の全員がエアー小鼓,小鼓を持っているつもりになって,声を合わせてエアーで小鼓を打ったのですが,これがとても楽しく,能楽独特のリズムのとり方や,他の演奏者との合わせ方などがよくわかりました。ゼミ生のなかには狂言を知っている者はいましたが,能楽を鑑賞するのは全員初めて。鑑賞後は熱心にアンケート用紙に書き込んでいました。
伝統芸能をどのように工夫して,外国人旅行者にも理解でき楽しめるようにショーを構成するのか,とても難しい課題ですが,能楽に関しては,このままのプログラムでも充分通用するのでは,という印象を受けました。
伝統芸能をどのように工夫して,外国人旅行者にも理解でき楽しめるようにショーを構成するのか,とても難しい課題ですが,能楽に関しては,このままのプログラムでも充分通用するのでは,という印象を受けました。