久しぶりの松ゼミWalker,FM大阪「おとなの文化村」へのラジオ出演を報告します。
2019年は松ゼミWalkerを発信する暇もないほど,夢中で過ごした実り多い1年でした。大阪フリンジフェスティバル2019(写真参照),南海星空スタンド,ミナミまち育てネットワーク,Citeサロン,新今宮駅周辺観光まちづくり推進協議会,西成WANなど,ゼミ生と一緒に多方面で活動を展開しました。インバウンド観光も,オーバーツーリズムが新たな課題になるほど,とても好調でした。
東京オリンピックを迎える2020年は,観光立国に向けて日本が飛躍する1年になるはずでした。しかし残念ながら,新型コロナウイルスのパンデミックが発生して,日本だけでなく世界中で,あらゆる人の移動が厳しく規制され,国際観光も国内観光も機能停止に陥りました。Withコロナ,Afterコロナが話題になるなか,大阪,日本の観光の現状はどうなっているのか,観光立国を再起動させるためには,どうすればいいのか,何から準備を始めればいいのか,そんな感じのことを語ってください,とラジオ出演の依頼がありました。
出演した番組は,FM大阪で毎週日曜深夜に放送されている『おとなの文化村』。パーソナリティは,まちづくりの大先輩の野杁育郎(のいりいくろう)さんと能口仁宏(のぐちよしひろ)さんです。毎回必ずゲストスピーカーを招いて,パーソナリティと語り合う番組で,松村は今回で3回目のゲスト出演。野杁さんによると,「色々な人と会いたいから,基本,ゲストに呼ぶのは1回だけ,3回も出演しているのは松村さんくらい」とのこと。番組ホームページ(http://fm-osaka.com/otona/)で確認すると,2013年8月18日の第268回,2018年9月30日の第533回,そして今回の2020年5月17日の第618回とゲスト出演させていただきました。
深夜ラジオらしく,ゲストは好きな曲を1曲,リクエストできます。私は迷うことなく,盟友SHINGO★西成さんの最新曲「白目」(https://www.youtube.com/watch?v=WB3o4ocqTtU)をリクエストしました。この歌は,「人生ってうまくいかないんだね でも負けないって決めた サングラスとれば白目」という歌詞から始まります。新型コロナウイルスのパンデミックで,大阪も日本も,世界中の観光が今はボロボロ。「でも負けない」って決めて,やれることからやり始めるしかありません。
2019年は松ゼミWalkerを発信する暇もないほど,夢中で過ごした実り多い1年でした。大阪フリンジフェスティバル2019(写真参照),南海星空スタンド,ミナミまち育てネットワーク,Citeサロン,新今宮駅周辺観光まちづくり推進協議会,西成WANなど,ゼミ生と一緒に多方面で活動を展開しました。インバウンド観光も,オーバーツーリズムが新たな課題になるほど,とても好調でした。
東京オリンピックを迎える2020年は,観光立国に向けて日本が飛躍する1年になるはずでした。しかし残念ながら,新型コロナウイルスのパンデミックが発生して,日本だけでなく世界中で,あらゆる人の移動が厳しく規制され,国際観光も国内観光も機能停止に陥りました。Withコロナ,Afterコロナが話題になるなか,大阪,日本の観光の現状はどうなっているのか,観光立国を再起動させるためには,どうすればいいのか,何から準備を始めればいいのか,そんな感じのことを語ってください,とラジオ出演の依頼がありました。
出演した番組は,FM大阪で毎週日曜深夜に放送されている『おとなの文化村』。パーソナリティは,まちづくりの大先輩の野杁育郎(のいりいくろう)さんと能口仁宏(のぐちよしひろ)さんです。毎回必ずゲストスピーカーを招いて,パーソナリティと語り合う番組で,松村は今回で3回目のゲスト出演。野杁さんによると,「色々な人と会いたいから,基本,ゲストに呼ぶのは1回だけ,3回も出演しているのは松村さんくらい」とのこと。番組ホームページ(http://fm-osaka.com/otona/)で確認すると,2013年8月18日の第268回,2018年9月30日の第533回,そして今回の2020年5月17日の第618回とゲスト出演させていただきました。
深夜ラジオらしく,ゲストは好きな曲を1曲,リクエストできます。私は迷うことなく,盟友SHINGO★西成さんの最新曲「白目」(https://www.youtube.com/watch?v=WB3o4ocqTtU)をリクエストしました。この歌は,「人生ってうまくいかないんだね でも負けないって決めた サングラスとれば白目」という歌詞から始まります。新型コロナウイルスのパンデミックで,大阪も日本も,世界中の観光が今はボロボロ。「でも負けない」って決めて,やれることからやり始めるしかありません。
国際観光学部に所属して,日本の観光立国のあるべき姿を模索しながら,国際観光の最前線で活動して来た者の一人として,このパンデミックによって世界規模で起こった観光の機能停止は,本当に残念でなりません。Withコロナ,Afterコロナがもう議論され始めていますが,新型コロナウイルス発生以前,私たちが歩もうとしていた道は,決して間違っていなかったと思います。
本来ならば,社会的距離をとるよりも,人と人が寄り添いつながっている社会の方がいい。オンラインで音楽を聴いたり映像を見たりするよりも,ライブハウスや劇場へ足を運び,演者も観客も同じ時空間を共有する方がいい。新型コロナウイルスの感染拡大を防がなければならないから,今はみんなで自覚して自粛,STAY HOMEを守るべき。でも,新型コロナウイルスを克服できたら,何よりも以前の状態へ戻ること,回復することを目指すべきではないでしょうか。
病気やケガで動けなくなったら,まずは病気やケガを癒し,動けない間は動けるところだけでも動かし,動けるようになったら,徐々にリハビリして,機能回復して健康な身体を取り戻そうとします。病気やケガが慢性化することもあるので,新型コロナウイルスを克服できない期間は,Withコロナの「新しい生活様式」を目指すのは当然です。でも,慢性化せず完治できたら,また再び,仲間と一緒に授業を受ければいいし,一緒におしゃべりしながら食事をすればいい。新型コロナウイルスと戦うなかで新たに習得した経験やスキルは,克服した後も活かして「もっと新しい生活様式」を模索すればいいが,基本は,1日でも早く,かつての日常と非日常を取り戻すことが大切です。ラジオではそんな想いを語りました。
本来ならば,社会的距離をとるよりも,人と人が寄り添いつながっている社会の方がいい。オンラインで音楽を聴いたり映像を見たりするよりも,ライブハウスや劇場へ足を運び,演者も観客も同じ時空間を共有する方がいい。新型コロナウイルスの感染拡大を防がなければならないから,今はみんなで自覚して自粛,STAY HOMEを守るべき。でも,新型コロナウイルスを克服できたら,何よりも以前の状態へ戻ること,回復することを目指すべきではないでしょうか。
病気やケガで動けなくなったら,まずは病気やケガを癒し,動けない間は動けるところだけでも動かし,動けるようになったら,徐々にリハビリして,機能回復して健康な身体を取り戻そうとします。病気やケガが慢性化することもあるので,新型コロナウイルスを克服できない期間は,Withコロナの「新しい生活様式」を目指すのは当然です。でも,慢性化せず完治できたら,また再び,仲間と一緒に授業を受ければいいし,一緒におしゃべりしながら食事をすればいい。新型コロナウイルスと戦うなかで新たに習得した経験やスキルは,克服した後も活かして「もっと新しい生活様式」を模索すればいいが,基本は,1日でも早く,かつての日常と非日常を取り戻すことが大切です。ラジオではそんな想いを語りました。
そもそも私は「グローバリゼーション」という言葉が嫌いで,「国際観光」という言葉を好みます。だから,国際観光学部の看板のもとで働くことに誇りを持っています。グローバリゼーションでは,地球が同じ色に染まって小さくなっていきます。地球が同じ色に染まっていくと,国と国との違いが薄まり,国境を跨ぐ意味が薄れていきます。若い頃,旅に明け暮れたからこそ思うのですが,そんな地球はたぶん面白くない。
国際観光の発想はそうではありません。ある「国」があって,それと異なる「国」があって,お互いの違いを認め合うなかで,国と国の「際」を「観光」,つまりは人の移動でつないで実体験をともなって相互理解を深める。これが国際観光学部創部以来,その根っこにある理念です。お互いの違いを認め合い,相互理解を深める国際観光は,グローバリゼーションとは全くの別物です。Afterコロナの世界では,国と国の際をもう一度,見つめ直す機運が高まることでしょう。例えば,出入国管理,検疫,税関の役割は,コロナ以前よりも間違いなく重要になるでしょう。国際観光学を掲げ,「でも負けないって決めた」私は,学生たち,次世代へ夢をつなぐためにも,国際観光,観光立国を再起動させ回復させるべく,頭脳も身体も使って動き始めます,とラジオのオンエアーでは強調しました。
さて,この機会にもうひとつ話題を提供したいと思います。SHINGO★西成さんと活動してきた西成WANについて,2020年4月15日発行の『朝日小学生新聞』,2020年5月10日発行の『朝日中高生新聞』で紹介されました。西成のまちをウォールアートで彩り,西成からウォールアートを広めよう,という西成WANの活動を始めたのが2014年。以来,多くのアーティストから協力を得て,多くのゼミ生や地元の子どもたちが関わり,多くのアートをまちに残して来ました。2019年末,西成のまちを歩いていると,カメラを手に西成のアートを撮影して回るツアーに遭遇。まちは確実に変わってきました。
国際観光の発想はそうではありません。ある「国」があって,それと異なる「国」があって,お互いの違いを認め合うなかで,国と国の「際」を「観光」,つまりは人の移動でつないで実体験をともなって相互理解を深める。これが国際観光学部創部以来,その根っこにある理念です。お互いの違いを認め合い,相互理解を深める国際観光は,グローバリゼーションとは全くの別物です。Afterコロナの世界では,国と国の際をもう一度,見つめ直す機運が高まることでしょう。例えば,出入国管理,検疫,税関の役割は,コロナ以前よりも間違いなく重要になるでしょう。国際観光学を掲げ,「でも負けないって決めた」私は,学生たち,次世代へ夢をつなぐためにも,国際観光,観光立国を再起動させ回復させるべく,頭脳も身体も使って動き始めます,とラジオのオンエアーでは強調しました。
さて,この機会にもうひとつ話題を提供したいと思います。SHINGO★西成さんと活動してきた西成WANについて,2020年4月15日発行の『朝日小学生新聞』,2020年5月10日発行の『朝日中高生新聞』で紹介されました。西成のまちをウォールアートで彩り,西成からウォールアートを広めよう,という西成WANの活動を始めたのが2014年。以来,多くのアーティストから協力を得て,多くのゼミ生や地元の子どもたちが関わり,多くのアートをまちに残して来ました。2019年末,西成のまちを歩いていると,カメラを手に西成のアートを撮影して回るツアーに遭遇。まちは確実に変わってきました。