阪南大学キャリア教育フォーラム 2009年2月19日@ヒルトン大阪

松村ゼミはキャリアゼミやったんや…

 2月19日(木)午後2時から,『阪南大学キャリア教育フォーラム』が,ヒルトン大阪5階・桜山の間で行われました。松村ゼミから参加したのは,4回生の島田智佳子・工藤利江子,2回生の佐藤有・丸市将平・永野健太・高橋はる香,計6名で参加しました。松村先生は国土交通省近畿運輸局の観光部門担当者との懇談会があり,途中からの参加になりました。
 実は松村ゼミは独立型キャリアゼミで,『大阪国際ゲストハウス地域の創出活動』を支援するとのこと?!?!。
 私たちのゼミ活動がそのような位置付けになっていることは,何となく聞いたような記憶はありますが,全く意識しないまま日頃のゼミ活動を行ってきました。
 松村先生から私たちへの情報提供が不充分だったこともあり,当日は会場についたその瞬間から慌ただしく動く羽目になりました。松村先生からは,「ヒルトン大阪で美味しいケーキをご馳走してくれるらしいで。社会見学も兼ねて行ってみたら…」と軽く誘われました。ところが,会場入りすると,各ゼミの代表が梅田淳アナウンサーからインタビューを受けるということが発覚!! 松村ゼミではよくあることなのですが,一同で「聞いてないよう!!」。

頑張れゼミ長!!

 第7代目ゼミ長の佐藤有(さとうゆう)が松村先生から,「何かあったらよろしく頼むわ」と言われていたので,インタビューを受けることに。人前でのインタビューなど未経験の佐藤はあたふたしだし,皆からの意見を参考にしながら準備にとりかかりました。
 午後2時となり,大槻眞一学長の挨拶に始まり,第1部の諏訪東京理科大学・篠原菊紀教授による『脳が変われば未来が変わる』という基調講演を聴きました。とても話し上手な方で,笑いの絶えない講演でした。皆がリラックスして聴くなか,インタビューを受ける佐藤は念入りにカンペの手直し。
 午後3時過ぎより,第2部のパネルディスカッションが始まりました。このなかで5つのキャリアゼミの代表者がインタビューを受ける予定になっており,佐藤は「なるようにしかならんやろう…」,と開き直っていましたが,それは極度の緊張感の裏返し。
 インタビューの直前になると,私たちの緊張も佐藤に伝染して,佐藤は会場の内外をそわそわうろうろ。懇談会終りで遅れて会場入りした松村先生が,会場外でその様子を目撃。「おい有,有!!」と声をかけるも,当人は気づくことなくうろうろしていたらしい。
 佐藤が会場に戻り着席すると,その横に松村先生が来て,「大丈夫か有,どないなってんねん?!」と心配模様。佐藤から事情を聞いた松村先生は,「何やそんなことか。カンペ読んだら面白ろないで。ほかしてまえ!!」と,ドSの本領を発揮。先日の国際観光学科の卒業研究発表会で4回生の鈴木涼太先輩が,この攻撃でピンチに追い込まれました。佐藤はカンペを必死で守りぬきインタビューへ。

第7代目ゼミ長 衝撃のデビュー

 いよいよインタビュー本番。会場で見守るゼミ生たちは緊張で手に汗握る状況。松村先生は嬉しそうに写真撮影。そんななか佐藤は,自分よりも上級生ばかりがインタビューを受けるなか,堂々と淡々としっかりと,梅田淳アナウンサーとの受け答えをくりひろげました。
 さすが次期3回生18名を束ねるお頭!! 梅田淳アナウンサーのハイテンションな予想外の質問にも臨機応変に答えていた。もはやカンペの意味はなく,いい感じのインタビューとなりました。フォーラム終了後,お忙しい梅田淳アナウンサーを松村先生が強引に引き留めて記念撮影。梅田アナはテレビでの印象どおりの気さくな方でした。(レポーター:丸市将平)

松村先生からの一言

 キャリア教育が先にあって,ゼミ活動を始めたわけではありません。松村ゼミの活動がキャリア教育にも役立つだろうと,キャリア教育の方が乗っかってきたとの印象です。
 有のインタビューでの応答は,私から見てもバッチリでした。緊張と快感は裏と表。緊張がなければ,その緩和から来る快感や達成感は得られません。追い込まれて緊張して,自分の限界を超えたら,必ず成長します。精神的にも肉体的にも。年をとると年々しんどくなるので,是非とも若いうちに経験しておいてください。
 今回のフォーラムは,好意的な身内が見守るなかでのホームゲーム。アウェイを経験して,それを臨機応変にねじ伏せられたら一流です。アウェイでカンペは通用せえへんで。
 わかったか!?。