新今宮TICは8月1日（土）から9月24日（木）まで，毎日休まずに運営する予定です。
　新今宮TICの運営で必要とされる能力は，大きく分けて三つあります。第一に，広い意味でのコミュニケーション力（やる気と言いかえてもいいかも…），第二に，関西圏・大阪市内・日本各地の観光地理知識，第三に，英語・中国語・韓国語ほかの純粋な語学力です。最も重要な能力は，間違いなく，第一の「何とかしようとする姿勢」です。次に，TOEICで高得点を取得して英語がペラペラでも，観光地理知識がないと，FITの質問を通訳する役目にとどまり，ほとんど単独で対応はできません。一方，関西圏などの観光地理に精通していても，それを相手に伝える語学力がないと，なかなか大変です。第二・第三の能力はどちらも大事ですが，全ての言語に対応できるわけではないので，あえて言うならば，第三の方が役立つか…。
　また，新今宮TICには色々な来訪者がアポ無しでいらっしゃることが多いので，それに対応できる人材も必要です。9時から16時までの運営なので，昼食休憩で抜けることもあります。
　つまるところ，松村ゼミで議論した理想的な運営スタッフ像は，1 Boss，2 Head，3 Staffの6名態勢でした。どのような来訪者にも臨機応変に対応できるBossが1名，語学力と観光地理知識を兼ね備えたHeadが2名，Headをサポートしつつ学ぶStaffが3名，これが理想でしょう。現時点において，BossもHeadもStaffも力量不足は否めません。新今宮TICを運営しながら，StaffからHeadへ，HeadからBossへと，スキルアップすることが強く期待されます。

　理想は理想，現実は現実。8月から9月にかけての毎日運営を実施するためには，松村ゼミのみでは人材不足です。そこでこの6月から7月中旬にかけて，阪南大学で国際観光学を学ぶ学生に広く声をかけ，ボランティアスタッフを募集しました。例えば，4月末の新今宮発日帰りFWに参加した学生，ゼミ生たちの個人的な人脈，松村担当の観光地理論の受講者などに声をかけました。強力な協力者もいました。例えば，必修の「国際観光論a」をご担当されている大谷先生は，講義のなかで新今宮TICのことをご紹介いただき，1回生に広くボランティア参加を呼びかけてくださいました。この場をかりて，心より感謝いたします。
　松村ゼミでは，石橋涼子が中心となって，6月30日（火）夕方，7月21日（火）夕方から，新今宮TICでのボランティア活動に関する説明会を開きました。そしてようやく，下に示したボランティアスタッフのシフトがまとまりました。このシフト表にBossは含まれていませんが，少ない時で5名，多い時で10名のシフトが組め，何とか理想像に近い形となりました。あとは，運営しながらの教育学習効果がどのくらい実現できるかにかかっています。なお，留学生からのボランティア参加表明がほとんどなかったため，中国語と韓国語で対応できる日はごく限られました。

　ボランティアスタッフとしてシフトに入っている人は，各自で自分の日程を責任を持って確認し，新今宮TICで活躍してください。名前のあとの括弧内の数字は何回生かを示しています。表の先頭に挙げられた学生が，運営当日の新今宮TICのリーダーです。特にゼミ名を示していない3・4回生は松村ゼミの学生です。1・2回生の所属ゼミは示していません。ボランティア参加当日は，それぞれの日のリーダーの指導のもと，活動してください。
　このシフト表には入っていないが，ボランティア参加したいという学生たちは，気軽に新今宮TICを訪問して，我々の活動を見学し当日のBossやHeadにその後のことを相談してください。
　8月は毎日運営できるめどが何とか立ちましたが，まだまだ人材不足は否めません。特にHeadとして参加できる人材が少ないのが現状です。新今宮TICの運営に力をかしてやろうというボランティア学生は，下記の松村先生の大学アドレスまで，お気軽にご相談ください。何かとお忙しい先生なので，返事が遅れるかもしれませんが，必ず対応していただきます。もしかすると，海外から返信がくるかも…。
松村先生の大学アドレス：matsumuy@hannan-u.ac.jp