韓国釜山での宿泊施設調査(2009年9月16日から9月21日まで,2010年2月6日から2月11日まで)
国際都市・釜山での調査は苦戦の連続
阪南大学の学内助成研究(研究課題「韓国釜山・慶州における宿泊施設の分布特性と地域機能分化─低廉宿泊施設集積地域の場所の系譜と空間変容を中心に─」)を利用して,韓国釜山・慶州調査の2年目は,いよいよ釜山の宿泊施設の実態調査に取り組んだ。慶州の場合は市街地がコンパクトで,宿泊施設の分布特性も明白であったため,とても調査しやすく,学生たちの助けをかりて一気に行った。しかしながら,都市の規模も性質も全く異なる釜山の場合,宿泊施設の数も膨大で内実も多様であり,調査は苦戦の連続であった。宿泊施設の悉皆調査は,規模からも日程的にも不可能であったので,研究分担者の大谷新太郎准教授とは別行動で,私はとにかく代表的な宿泊施設を見て回ることに徹した。