2022年度1年生中山ゼミ

  • 大阪城で全員集合

 国際観光学部1年生の大阪フィールドワーク(FW)は、今年は2年ぶりに前期に無事行うことができた。中山ゼミでは、2019年度に外国人観光客に人気のスポットだった大阪城・道頓堀・黒門市場がどのような場所であり、現在どのような状況になっているか、というテーマで、事前調査と現場調査を実施した。ゼミで6月18日と日程を決めた後に、政府が6月10日から外国人観光客の団体を受け入れると発表したので、FW当日は外国人観光客がどのくらい戻っているのか、よくわからない状況でFWをすることとなった。
 8人の1年生を3つのチームに分け、3か所の担当を決めた。3か所とも全員で回り、担当チームが担当場所でインタビューを行った。インタビュー内容は共通の質問をベースに、各チームが事前調査をした上で決めた。担当チームがインタビューをしている間、残りの2チームは以下のミッションを遂行した。
  ミッション1:外国人観光客がどのくらいいるか。彼らは何をしているか。
  ミッション2:閉店している店がどのくらいあるか。どういう業種の店か。
 初めてのFWでインタビューを経験して、学生一人一人に得たものや反省したことなど、学びがあったようである。
 
なお、この場を借りて、インタビューに快く応じてくださった方々に心より御礼申し上げます。

FW全行程を通して

白石 夢里亜

 初めての大阪フィールドワークでたくさんの経験ができた。私は地元が大阪ではないため、道頓堀、黒門市場、大阪城の3箇所を周って、初めて見たものや知ることも多くあり面白かった。
私たちのチームは大阪城の担当であるが、最初に訪れた道頓堀ではその場でミッションが出され、外国人観光客の人数と何をしにやってきたかを調べた。
 道頓堀では、歩いている人々の中に外国人観光客が意外と多くいることが分かった。大阪を代表するたこ焼き、お好み焼きなどを中心に有名な食べ物を食べに来た人や立体的な看板を見に来た人が多いようだった。また、道頓堀の真ん中あたりには浮世小路と呼ばれるとても細い道があり、そこには多くの歴史などが書かれており、昔の大阪の人々の暮らしなどを知ることができて良かった。

  • 土曜日の道頓堀

  • 浮世小路

 昼食で訪れたくら寿司ではとてもきれいな浮世絵や提灯が並べられており、日本のどこにでもあるチェーン店であるにもかかわらず、西日本初の旗艦店ということで、日本文化を楽しむことができるようになっていて驚いた。しっかりと見ることができなかったので機会があればまた見に行きたい。
 黒門市場ではミッションとして閉店している店舗を調べた。多くのお店でシャッターが下ろされており、夕方から開店する店も多くあったが、その中でも8店舗ほどが閉店していることが分かった。食材を売る店や飲食店、ドラッグストアなどであり、コロナにより集客ができなかったことが考えられた。黒門市場はとても広い場所で、多くの海鮮が売られ、その場で焼いて食べることもできる。どこを歩いてもいい匂いがしてとてもおいしそうだったが、コロナ禍であることを考えると、少し危険ではないかと思った。


  
  • 黒門市場のドラッグストア

 最後に行った大阪城では、事前調査で大阪城の歴史や有名な場所を調べていたが、実際実物を見てみるとどこも写真より迫力があった。特にミライザに歴史を感じた。外観から館内まで歴史を感じさせられる見た目であり、とても綺麗だった。大阪城天守閣内は、インタビューへの回答を禁止されているのか、スタッフから何も聞くことができなかったが、ミライザの土産物屋では外国人に人気なのはお面や忍者グッズであり、日本人に人気があるのは大阪城のグッズであることを知り、購入するものがまったく違うことが分かった。
 また大阪城公園内にある豊國神社でのインタビューでは外国人観光客が豊国神社を見て大阪城と勘違いをするなど興味深い話が聞けた。
 今回のフィールドワークで全く知らなかった大阪の歴史や観光スポットを知ることができ、その場所で多くのことを学ぶことができてよかった。大阪城内ではインタビューをすることができず残念であった。外国人観光客へのインタビューも行うことができなかったので次の機会があれば行いたい。今回は大阪で人気の観光スポットに行ったが、ほかの観光スポットにも行き、さらに大阪のことを深く知り、歴史も学んでいきたい。
  • ミライザの土産物屋と

  • 豊國神社 でインタビュー

黒門市場①

今田 七聖

 今回のフィールドワークでは、道頓堀・黒門市場・大阪城の3か所を訪れた。私達の班は黒門市場でインタビューを行った。黒門市場はインバウンドの影響を大きく受け、外国人観光客が多く訪れていた場所である。今年は外国人観光客の受け入れが始まったが、黒門市場では外国人はあまり見られなかった。それに比べると、道頓堀では多くの外国人観光客を見かけた。
 黒門市場は200周年を迎えるが、黒門市場の事務所の事務長にイベントについて尋ねると、歳末や子供向けのイベントを前向きに計画している途中であるということだった。
 私たちの班ではフグ専門店である“みな美”、鶏肉を扱っている“小嶋家”、和菓子の店である“三都屋”に話を聞いた。この3つの店では、コロナによって黒門市場を訪れる人が少なくなった時期に、ワンコイン市を行っていた。そのワンコイン市が今でも土曜日に行われていることを知り、イベントやキャンペーンによって地元の客を集めて、黒門市場を盛り上げたいという気持ちが伝わってきた。
 また、事前調査で売り上げのほとんどを外国人観光客に頼っていたという新聞記事を見たため、そのことについて尋ねたが、今回インタビューした店のほとんどが「インバウンドによって売り上げは変わっていない」という回答だった。その理由としては、インバウンドの影響が出るよりも昔から日本人向けのフグや肉などを売る店として営業をしており、外国人に人気がある飲食店ではないからである。事前調査とは全く違う内容の回答とその理由を聞き、黒門市場の歴史を感じた。もし、インバウンドに向けた商売をしていた店に話を聞けば、今回とは違った回答が得られたと思うが、昔も今も変わらず日本人を相手とした店に話を聞いたことで、インターネットには載っていないような話を聞くことができた。


  • みな美

  • 小嶋家さんと

 昔からあるそれらの店や事務所に、インバウンドについて話を聞くと、インバウンドに向けて商売をしていた店に対して、迷惑だといった感情が表れていたと感じた。食べ物を外国人観光客に高く売ることに疑問を持ち、今は多くが閉店したそれらの店がコロナ後に戻ってくるのを不安に思っている様子だった。インバウンド向けに新しくできたと新聞記事に書かれていたドラッグストアについては、多くの店舗が撤退し今残っている店舗についても休業中であった。それは道頓堀においても同様であった。
 黒門市場へフィールドワークし、印象に残ったことはインバウンドの影響である。今までのイメージでは、観光客が海外から来ることは経済などの面でよいことばかりだと考えていたが、地元の利用客や昔からの店にとっては、悪い影響も出てくることを直接感じることができた。商売をする人が全員利益のことを考えているわけではなく、常にお客さんのことを考え、どのような状況でも黒門市場を盛り上げようとしていたことを知り、とても貴重な話を聞くことができ、充実したフィールドワークになった。
【参考文献】 朝日新聞GLOBE+ 2020年5月6日

黒門市場②

澤田 龍青

 「天下の台所」と呼ばれている大阪。その大阪にある黒門市場は、「大阪の台所」と呼ばれている。それは、黒門市場は江戸時代から「食の市場」として有名であり、黒門に行けば良い食材がある、と、地域の人々が集まっていたため、「天下の台所」の拠点であるからだ、ということのようである。
  • 黒門市場

 今年で、200周年を迎える黒門市場は、イベントを計画中で、10月、11月頃の秋に開催するという案や、12月中旬に毎年行われている歳末イベントと合同でイベントを開催するという案が出ていると黒門市場商店街振興組合事務長に教えてもらった。また、今年から、コロナ前は毎年7月の第1土曜日に行っていた子供向けの出店を再び開催するという案も出ているらしい。通りを貸し切って屋台を出して、黒門市場を盛り上げる代表的な行事の一つである。他の祭りの感染症対策を参考に、今年は9月頃に行う予定だそうだ。
  • 黒門市場商店街振興組合事務所

  • 事務長さんと

 インバウンド向けに食べ歩きの店が増えた黒門市場は外国人観光客からの人気を多く集めた。そこで、悪徳を考えた業者の中には考えられない値段で商品を販売するというものが現れ、問題が発生した。外国人観光客用に設定された金額から、ぼったくりだと日本人客から言われるようになり、その悪いイメージが黒門市場全体についてしまうようになった。しかし、そういうインバウンド向けにできた店はコロナと同時になくなり、残された昔から黒門市場を築いてきた伝統のある店はイメージのせいで苦しんでいるということだった。また、コロナが終われば、インバウンド向けに出来た店が戻ってくるのではないか、という不安でいっぱいだという人もいるとのことであった。
 私たちは、黒門市場を古くから支えている店、フグ・ハモの専門店の「みな美」、老舗カレー店の「ニューダルニー」、手作りもちと和菓子の「三都屋」、老舗鶏肉店の「小嶋家」にインタビューをした。みな美と小嶋家では、客を呼び込むためにコロナ禍に始めたワンコイン市を毎週土曜日に続けていた。また、各店で個別にキャンペーンや企画を考えたり、黒門市場商店街振興組合の話し合いで取り組みを提案したり、インバウンド向けに出来たお店の価格訂正の提案を行ったりと、常に客のことを考えている姿が見られた。
 事前調査で新聞記事を読んで、「収益のほとんどが外国人観光客からだったため反省した、という記事を見つけたが、このことからほかの店と協力するための交流が増えたか?」という質問を用意していた。しかし、その質問に対して、4店舗とも口をそろえて、「そもそも収益のほとんどは日本人のお客さんからだった。」と言っていた。外国人観光客が来ることが悪いという意味ではなく、昔から日本人客を大切にしている店が、コロナという災禍の中にあっても残って行くことができるという事に気付かされた。
 フィールドワークを通じて、黒門市場商店街振興組合事務長からも、古くから黒門市場を支えている4つの店からも、黒門市場に対する熱い想いがひしひしと伝わって来て、これからももっと多くの人から愛される黒門市場になってほしいと心から願った。
【参考資料】
【特集】「閑散の黒門市場 “復活”かけた奮闘」 関西テレビ放送 カンテレ (ktv.jp)

道頓堀①

西野 里音

 私たちは、地下鉄御堂筋線なんば駅からすぐの、外国人観光客に人気がある観光スポットである道頓堀でインタビューを行った。
 まず初めに、本人とインタビュー先の希望により写真は撮ることはできなかったが、道頓堀で人気の土産物屋にインタビューをした。コロナウイルスの影響で外国人観光客だけでなく日本人観光客も減ったという。土産物で人気があるのはキャラクターものだという。
 次に、修学旅行生がよく訪れる十八番というたこ焼き屋に話を聞いた。
  • 十八番

 日本人観光客や外国人観光客もコロナウイルスの影響で減少したので、日本人観光客だけでも訪れてもらえ、少しでも応援してもらえるようなInstagramのフォロワーキャンペーンなどを実施したとのことだ。人気メニューは定番のソースとソースマヨネーズで、外国人観光客や若者はソースと塩のハーフ&ハーフや3種盛などをシェアして食べることも多いそうだ。これから外国人観光客に来てもらうため、少しでもコミュニケーションを取りやすいように簡単な英単語を覚えたり、食券に英語で表記したりと工夫しているという。
 たこ家道頓堀くくるというたこ焼き屋は忙しそうで、今回はインタビューすることはできなかった。
 それから、お笑いライブを行っている道頓堀ZAZAという劇場に行った。コロナ禍以前は外国人観光客もたくさん来ていたが、6月10日からインバウンドが再開した今もまだ外国人観光客数に変化は見られないとのことだ。少しでも観光客を増やすためにホームページやSNSなどで情報を広めるという工夫をしているそうだ。外国人観光客にはワイワイしているようなにぎやかな芸人が人気があるとのことだった。
 次にインタビューをしたお好み焼き屋は最初に「コロナに負けるな」というポスターを作成した千房という店である。インバウンドが再開し、外国人観光客が増えた実感が少しあるという。だが、ポスターによってメディアに取り上げられることが多くなり、地元の人たちもたくさん応援に来てくれるようになり、客が増えたとのことだ。外国人観光客にも日本人観光客にも共通して「道頓堀焼き」というお好み焼きが人気だそうだ。
  • 千房

 外国人観光客がよく訪れるとされるツルハドラックは当日担当者がおらず、インタビューすることはできなかった。
 最後に、半年前にできた射的の店に行った。コロナ以前はまだ店がなかったので以前と比べることはできないが、平日と休日の観光客数の差がとても激しく、ゴールデンウィークなどの大型連休中と連休後とではさらに落差が激しかったという。
 コロナ禍で外国人観光客だけでなく、日本人観光客も減っていることは確かであった。しかし、インバウントが再開されて初めて道頓堀を訪れたが、思っている以上に外国人観光客が多いと感じた。道頓堀では、これから観光客を増やしていけるよう様々な工夫を考えて活動を前向きに進めていると、インタビューをして強く感じた。また、「国際観光学部としてもっと観光を盛り上げられるようポスターを作成したり、SNSで宣伝したりと協力できることを考えてほしい」と私たちに期待をしてくれていた。インバウンドが再開されても外国人観光客だけでなく日本人観光客にもさらに訪れてもらえるように、地元限定のキャンペーンやイベントを開催していくといいのではないかと感じた。

道頓堀②

坂本 朝陽

 今回のフィールドワークを通して、自分が普段目にしていた道頓堀の飲食店や劇場、お土産屋などがコロナウイルスによって受けた影響とこれからのインバウンドへの対応を知ることが出来た。
 インタビューの質問内容は主に感染拡大後の日本人観光客を呼び込むための工夫、受け入れが開始された外国人観光客による影響である。
 最初に向かったのは有名土産物屋である。日本人も外国人もコロナの影響で減り、増やしていくためには私たち国際観光学部の学生も一緒になって協力する必要があるという話が聞けた。次に、そこで紹介してもらったたこ焼き屋「十八番」で、明るい店主にインタビューした。日本人の観光客に来てもらう工夫としてインスタでフォロワーキャンペーンをしたという。また、券売機に商品名を英語で表記するなどの外国人観光客向けの対応もしていた。それから、お笑いや音楽、様々なイベントが開催されている劇場「道頓堀ZAZA」に向かった。コロナ前は外国人観光客も来ていたが今は来ていないとのことだ。ここではHPやSNSなどの広報に力を入れ、日本人に来てもらう工夫をしていた。
 その後向かったのは、事前調査をしているときにNHK の記事で知ったお好み焼き屋「千房」である。“負けへんで”のポスターを作成したという記事であったが、メディアに取り上げられたことがきっかけで応援してくれる人が増え、地元の人もたくさん来てくれたという。6月以降の外国人観光客の受入については少しだけ増えたと実感したとのことだ。現在は第二弾ポスター“やったるで”が飾られていた。最後に、射的屋「秘宝館」で客が来るまでの間だけインタビューをした。この「秘宝館」はコロナウイルスが流行っているさなかに開店した射的屋だったため感染拡大前後の話を聞くことはできなかった。来客数は平日と休日の差が激しく、特にゴールデンウィーク期間は差が激しかった、ということである。
 その他、たこ焼き屋「くくる」、土産物屋「リトル大阪」、西日本初のくら寿司のグローバル旗艦店は断られたり、忙しそうだったりしたので話を聞くことをあきらめた。
  • 千房「やったるで」ポスター

  • 射的屋「秘宝館」

 インタビューができた店では、コロナウイルスにより外国人観光客が来なくなったとき、日本人観光客に来てもらうために、店のSNSを開設するなど広報に力を入れていた。6月10日から受け入れが開始された外国人観光客に関しては「千房」が多少増えたという実感があったものの、ほかの劇場や店舗では変化はまだ見られない、という結果になった。
 今回、インタビューを担当したが、担当者としての反省点が複数あった。まずはインタビュー内容がほとんど同じでその店でしか聞けない質問を準備しなかったことだ。また、インタビューを断念したリトル大阪では、若い人しかいないので、回答できないと言われたが、諦めずにリトル大阪でしか買えないものや若い人目線の意見なども聞けばよかったと反省した。さらに、質問する自分の声が小さいという問題もあった。自分の声が小さいと質問を聞いているお店の人にも聞こえづらく、メモを取ってくれているチームの仲間にもよくなかったと考えた。
 道頓堀でのフィールドワークにより道頓堀商店会の人々の結束力、コロナウイルスに”負けへんで“という強い気持ちを改めて感じた。誰一人として諦めている人などいなかった。インタビューをためらわず受けてくれる人の温かさも感じた。これからのインバウンドによる道頓堀の再興、さらなる発展を期待する気持ちが強まった。快くインタビューを受けていただいた方々、道頓堀チームのメンバー、SAの彩乃さんに感謝したい。
【参考文献】
2021年4月21日更新(採録日:2022年7月7日)

大阪城—事前調査を中心に

内海 蘭

1.大阪城天守閣の歴史

 初代の城は豊臣秀吉が天正11年(1583年)にその拠点と権力を象徴する為に建てたとされている。城の特徴としては、今よりも北東の奥まった所にあり、五重六階地下二階建てで黒漆塗りの黒い天守で金の装飾が際立っていた。しかし、32年後の元和元年(1615年)大坂の陣での豊臣家滅亡によって落城した。
 2代目の城は元和6年(1620年)徳川秀忠の命により建てられた。10年かけて全面的に再築された。豊臣大坂城を埋め立てて、平らにした状態から徳川大坂城を建築し、これが現在の天守台や内堀、外堀の原型になっている。しかし、寛文5年(1665年)に落雷によって焼失した。
 そして現在の3代目は昭和6年(1931年)に市民の募金によって建造された。
今回は5年振りの大阪城だった。事前調査をしてから行ったせいか、前に見た時より遥かに見応えがあり、展示物や屋上の金に輝くしゃちほこがとても立派だった。
  • 大阪城天守閣の最上階からの眺め

2.見どころ①

 ・石垣(本丸東側面)
高さが約32mで日本一の高さとされている。じっくり見ると水面下にも本当に石垣が隠れていて、下から上へと石垣を見ると存在感があった。
 ・大手門
大手門の左右にある外堀の石垣が、右と左で石の積み方が違う。左側は築城当初に造られた石垣で、ランダムに積まれているが、右側は築城当初から7〜8年経った頃に造られた石垣で、整然と並んでいる。ふたつの石垣を同時に見ることで施工技術が上がったことがわかる。
 ・蛸石
広さが59.43㎡で重量が108tと大阪城の中でも1番大きな石である。目の前に立った時、高さと広さに思わず圧倒された。
  • 蛸石

3.見どころ②

 ・ミライザ大阪城
昭和天皇の即位を記念して、昭和6年(1931年)市民の寄付により150万円集められ大阪城天守閣の再建、大阪城公園の新設と合わせて第四師団司令部として建設された。戦後は、大阪市警視庁として使用されていたが、内部を改装し昭和35年(1960年)から平成13年(2001年)まで大阪市立博物館として使用された。今その博物館は天守閣の3階と4階に移動している。そして現在のミライザ大阪城には土産物売り場、レストランなどがある。初めてミライザを見た時、お洒落で綺麗な建物だなと感じた。内装は洋風でレッドカーペットが敷いてありまるでお城のようだった。
 土産物売り場「本陣」でインタビューをした際、店員は外国人観光客に人気のある商品はハローキティーの商品で、日本人観光客に人気があるのは期間限定コラボ商品だと教えてくれた。もう一つの土産物売り場「忍屋」では外国人観光客に人気のある商品は刀や手裏剣、お面と日本で古くから伝わる武器だった。日本人観光客に人気がある商品は誰が見ても大阪、大阪城と分かる大阪ならではの商品だということである。
  • 外国人観光客に

  • 人気の商品

  • 日本人観光客に

  • 人気の商品

    人気の商品

4.まとめ

 大阪城は何度か行ったことがあったが、今回フィールドワークをしたことで、石垣や門などの一つ一つが凝っていてどれも見応えがあることに気がついた。特に私は桜門の間を除くと見える大阪城に凄く魅力を感じた。大阪城は日本三大名城の一つで織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の戦国三英傑が関わったとされる城で大阪の誇りだ。大阪FWを通して、普段なら素通りするようなところまでじっくりと調べ見て回ったことで今までにない達成感を得ることができた。


  • 桜門から見る大阪城天守閣

【参考文献】