塩路ゼミ3年生が吹田市江坂をまち歩き
2022年5月28日に、国際観光学部 塩路研究室3年生が吹田市江坂エリアを訪れ、吹田歴史文化まちづくり協会の吹田まち案内人の方に説明していただきながら江坂の1回目のまち歩きを実施しました。今年度も吹田市においては同協会と連携して「フットパスと豊かなまちづくり」というテーマで本学キャリアゼミの活動をしていく予定です。今年は、吹田市の山田エリアと江坂エリアの2チームに分かれて、1回目は案内人の方々と共に歩き、2回目は学生たちが自由にそのエリアを探索し発見するまち歩きを実施します。7月には同協会の拠点である吹田市浜屋敷で交流会を予定しています。今回は、江坂エリアを初めて歩いた学生たちが、感じたことや考えたことを報告します。
新旧楽しめる江坂
3年生 小池 亜依
5月28日に、吹田まち案内人ボランティアガイドの井上さんと共に、吹田市の江坂地区を散策しました。私は、江坂を訪れるのは初めてでした。地下鉄の江坂駅は想像以上に広く、駅から町を見渡すと多くの店が立ち並んでいて、新しい町という印象を受けました。開発が行き届いている都会的な印象とは裏腹に、奥に進んでいくと、古い集落の名残りがある歴史的な町が飛び込んできました。そのため、江坂地区は、新しい町並みと古い町並みの両方を楽しむことのできる町だと感じました。
江坂地区を散策する前に、井上さんに江坂という地名に関して教えて頂きました。江坂は、かつて「榎坂」と表記されていて、現在も一部施設などに残っています。それから、榎坂の「坂」は、大阪府と同様に、縁起が悪いという理由で、「阪」に変更されました。しかし、数十年後、「阪」を「坂」を戻しましたが、同時に「榎」を「江」に変更し、現在の「江坂」になりました。こういった歴史を聞くことで、散策中に様々な「えさか」を見つけることを楽しむことができました。また、「榎」の漢字を含んでいる名字の表札をたくさん見かけました。名字は、地名からくるものが多いため、江坂地区では「榎」がつく名字の人がたくさんいるのだと感じました。
江坂地区の散策で、特に印象に残ったのが榎坂道標です。道標とは、通行人が迷わないように、道のりや進むべき方向などを示すものです。多くが柱状の石でできており、江坂で見た道標も石でした。榎坂道標は、大阪方面から榎木の渡を使って参詣する人が多かった平安時代以来の朝廷の帰依と保護を得た大寺院である勝尾寺への道を示すものです。榎坂道標には、左や右に曲がれば勝尾寺と書かれており、昔の人々はこの道標を見て勝尾寺まで参拝しに行っていたと思うと興味が湧きました。中には、勝尾寺の「勝」の漢字が間違っていたり、像が彫られていたりと道標一つ一つに違いや個性があって、人の手で作られたことを実感しました。
他にも、油を掛けると歯痛が治るとされている油かけ地蔵や、朱塗りの薬医門のある法泉寺、黒松並木や榎木などの大木が美しい高川沿い遊歩道など魅力的なものがたくさんありました。駅周辺の賑わいと、昔ながらの旧家が残る風情ある町並みとの対比はもちろん、緑がたくさんあり、自然も楽しむことができる場所だと感じました。
今回、江坂地区をガイドさんと共に歩いてみて、建物や風景のみならず、道自体に歴史が残り、その知識を得ることで、より沢山の魅力に気づくことができました。その地を歩いて回らなければ、目に留まらず、通り過ぎてしまうような小さな発見や昔の名残りを知ることで、フットパスの魅力を改めて実感した1日でした。何気ない道を歩く際にも、なにか魅力を探しながら歩くと新たな発見があるかもしれないと思いました。
江坂地区を散策する前に、井上さんに江坂という地名に関して教えて頂きました。江坂は、かつて「榎坂」と表記されていて、現在も一部施設などに残っています。それから、榎坂の「坂」は、大阪府と同様に、縁起が悪いという理由で、「阪」に変更されました。しかし、数十年後、「阪」を「坂」を戻しましたが、同時に「榎」を「江」に変更し、現在の「江坂」になりました。こういった歴史を聞くことで、散策中に様々な「えさか」を見つけることを楽しむことができました。また、「榎」の漢字を含んでいる名字の表札をたくさん見かけました。名字は、地名からくるものが多いため、江坂地区では「榎」がつく名字の人がたくさんいるのだと感じました。
江坂地区の散策で、特に印象に残ったのが榎坂道標です。道標とは、通行人が迷わないように、道のりや進むべき方向などを示すものです。多くが柱状の石でできており、江坂で見た道標も石でした。榎坂道標は、大阪方面から榎木の渡を使って参詣する人が多かった平安時代以来の朝廷の帰依と保護を得た大寺院である勝尾寺への道を示すものです。榎坂道標には、左や右に曲がれば勝尾寺と書かれており、昔の人々はこの道標を見て勝尾寺まで参拝しに行っていたと思うと興味が湧きました。中には、勝尾寺の「勝」の漢字が間違っていたり、像が彫られていたりと道標一つ一つに違いや個性があって、人の手で作られたことを実感しました。
他にも、油を掛けると歯痛が治るとされている油かけ地蔵や、朱塗りの薬医門のある法泉寺、黒松並木や榎木などの大木が美しい高川沿い遊歩道など魅力的なものがたくさんありました。駅周辺の賑わいと、昔ながらの旧家が残る風情ある町並みとの対比はもちろん、緑がたくさんあり、自然も楽しむことができる場所だと感じました。
今回、江坂地区をガイドさんと共に歩いてみて、建物や風景のみならず、道自体に歴史が残り、その知識を得ることで、より沢山の魅力に気づくことができました。その地を歩いて回らなければ、目に留まらず、通り過ぎてしまうような小さな発見や昔の名残りを知ることで、フットパスの魅力を改めて実感した1日でした。何気ない道を歩く際にも、なにか魅力を探しながら歩くと新たな発見があるかもしれないと思いました。
吹田市 江坂コースをまち歩き
3年生 井上 歩夏
塩路ゼミでは、5月に山田チームと江坂チームの2チームに分かれて、まち歩きを行いました。私は江坂チームに参加し、今回のまち歩きでは吹田まち案内人の井上さんに、街の歴史や昔から現在にかけてどのように変化しているのか、各々のスポットの興味深いポイントなど、江坂の魅力について教えていただきました。
吹田一の賑わいを見せるコミュニティ道路とされている「エスコタウン」は、都会的な雰囲気を漂わせており、その場所から近い江坂駅の北口でゼミの仲間たちや井上さんと集合しました。まち歩きのスタートとして、初めにパシフィックマークス江坂ビルへ向かいました。江坂ビルに着くと、井上さんが「江坂」の漢字の歴史についての話をされていたのが印象的でした。「江坂」は元々、大"阪"からとられて「榎阪」だったものが、大"坂"の字が変更されると共に「榎坂」に変わり、現在では「江坂」と表記されるようになったことを初めて学びました。
次に向かったダスキン本社ビル2階では、市民が立ち入りすることができる自由空間において、とても魅力的な岡本太郎氏の陶壁画「見つめあう愛」がありました。すぐ近くにある豊津公園には、元カーニバルプラザの看板として存在する「リオちゃん」など、デザインはもちろん、存在感を放っていて、個人的にはとても印象的なスポットでした。
さらに、まち歩きを進めていくと、大坂から榎木の渡をわたって勝尾寺へお参りする人たちのために、横関街道が吹田街道と交わる地点に建てたとされている榎坂東道標と榎坂西道標がありました。ここで、まち歩きをしていて、1つ気づいた点は、住宅の表札を見ていると「榎並」さんや「榎本」さんなどの榎から始まる苗字の方が非常に集まっていると感じました。また、榎原邸と蔵人の町並みは、かつての旧家が今も歴史的な景観を留めていて、エスコタウンとは対極的に穏やかな雰囲気を感じました。
今回のまち歩きで岡本太郎氏の作品ともう1つ興味深いと感じたのは油かけ地蔵でした。この油かけ地蔵は、素盞嗚尊神社の東側に安置されていました。顔などの描写は特になく赤い布が被せられている地蔵らしき像がいくつも存在していました。この油かけ地蔵は、子どもが歯痛の時に、油をかけると治ると信仰されているようで、実際にスーパーで見かけるようなサラダ油などが隣に置かれていたのが印象的でした。
6月に自分たちだけで2回目のまち歩きを行うため、今回のまち歩きを踏まえて、自分が気になったスポットを深堀りしたり、興味深いと思えるスポットを見つけたりして、江坂の歴史を感じることが出来たら良いなと考えています。さらに、7月には吹田まち案内人の方々と交流会を行うので、2ヶ月間の調査の中で学んだことや吹田市の魅力など発見したことについて報告出来るようにしたいです。
吹田一の賑わいを見せるコミュニティ道路とされている「エスコタウン」は、都会的な雰囲気を漂わせており、その場所から近い江坂駅の北口でゼミの仲間たちや井上さんと集合しました。まち歩きのスタートとして、初めにパシフィックマークス江坂ビルへ向かいました。江坂ビルに着くと、井上さんが「江坂」の漢字の歴史についての話をされていたのが印象的でした。「江坂」は元々、大"阪"からとられて「榎阪」だったものが、大"坂"の字が変更されると共に「榎坂」に変わり、現在では「江坂」と表記されるようになったことを初めて学びました。
次に向かったダスキン本社ビル2階では、市民が立ち入りすることができる自由空間において、とても魅力的な岡本太郎氏の陶壁画「見つめあう愛」がありました。すぐ近くにある豊津公園には、元カーニバルプラザの看板として存在する「リオちゃん」など、デザインはもちろん、存在感を放っていて、個人的にはとても印象的なスポットでした。
さらに、まち歩きを進めていくと、大坂から榎木の渡をわたって勝尾寺へお参りする人たちのために、横関街道が吹田街道と交わる地点に建てたとされている榎坂東道標と榎坂西道標がありました。ここで、まち歩きをしていて、1つ気づいた点は、住宅の表札を見ていると「榎並」さんや「榎本」さんなどの榎から始まる苗字の方が非常に集まっていると感じました。また、榎原邸と蔵人の町並みは、かつての旧家が今も歴史的な景観を留めていて、エスコタウンとは対極的に穏やかな雰囲気を感じました。
今回のまち歩きで岡本太郎氏の作品ともう1つ興味深いと感じたのは油かけ地蔵でした。この油かけ地蔵は、素盞嗚尊神社の東側に安置されていました。顔などの描写は特になく赤い布が被せられている地蔵らしき像がいくつも存在していました。この油かけ地蔵は、子どもが歯痛の時に、油をかけると治ると信仰されているようで、実際にスーパーで見かけるようなサラダ油などが隣に置かれていたのが印象的でした。
6月に自分たちだけで2回目のまち歩きを行うため、今回のまち歩きを踏まえて、自分が気になったスポットを深堀りしたり、興味深いと思えるスポットを見つけたりして、江坂の歴史を感じることが出来たら良いなと考えています。さらに、7月には吹田まち案内人の方々と交流会を行うので、2ヶ月間の調査の中で学んだことや吹田市の魅力など発見したことについて報告出来るようにしたいです。
吹田市江坂をまち歩き
3年生 梶田 深友
今回のフィールドワークでは吹田市に位置する江坂という街へ行き、江坂の中でも西側を調査しました。最寄り駅は地下鉄御堂筋線江坂駅です。江坂駅の西側地区は、エコスタウンを中心に都会的な賑わいは吹田随一ですが、奥に入ると古い集落の名残りがあり、新旧が入り混じった地区です。江坂を調査するにあたって浜屋敷の吹田まち案内人の井上さんと一緒に歩き、江坂の案内をして下さいました。江坂コースは約5.5㎞あり、歴史ある町並みや神社、自然が多くある場所を巡りました。
江坂のたくさんの場所を巡りましたが、印象に残っているいくつかの場所を紹介します。初めにダスキン本社ビルです。こちらは駅のすぐ近くにあり、大きな建物です。2階には誰でも立ち入ることができる公共空間があり、椅子やテーブルがたくさん置かれていました。建物内で一番の見どころは岡本太郎の「みつめあう愛」という壁画があります。目が付いている生き物のようなものが2つ描かれており、とても大きくて見ごたえがあり迫力がありました。
ダスキン本社ビルを出ると目の前に豊津公園があります。入口には岡本太郎の「リオちゃん」という大きくてカラフルなモニュメントがあります。リオちゃんは元々この公園近くの芳野町のレストラン「カーニバルプラザ」のシンボルマークでした。リオちゃんは、このレストランが閉店した際に撤去されてしまいましたが、それがのちに吹田市に寄贈され、しばらくは吹田市立博物館がある紫金山公園の北広場に設置されていたものが、久々に元の場所近くに戻ってきたそうです。ダスキン本社ビルの「みつめあう愛」と「リオちゃん」がセットになっていて岡本太郎の作品が置かれている素敵な町だと感じました。
次に、蔵人の町並みを散策しました。中世にできたこの集落は発展して明治初期に榎坂村の中心になっていました。旧家が残り落ちついた町並みをつくっていますが今は新しい町並みに変わりつつあるそうです。国登録有形文化財の榎原家住宅が残る町並みに中世の昔ながらの建物があり、今でも住んでいる人がいます。また木造で普通の住宅のように見える郵便局もあり、蔵人の町並みに溶け込んでいました。江坂の他の場所とは雰囲気が一転しており、とても印象に残りました。
次にたどり着いたのは油かけ地蔵です。素盞鳴尊神社の西側に安置されています。子どもの歯痛の時、油をかければ治ると信仰され地蔵に油をかけていました。いくつかの地蔵に今でも油をかけているそうです。見てみると油でテカテカしていました。とても珍しい神社なのでもっと世間に知られて欲しいなと思いました。
私は江坂に初めて行きましたが、フットパスをしたことでとても魅力的な場所だと感じました。浜屋敷の井上さんも分かりやすく説明して下さり、初めての江坂を堪能することができました。次回、2回目のまち歩きをするときには、もっと江坂の魅力を深く探っていきたいと思います。
江坂のたくさんの場所を巡りましたが、印象に残っているいくつかの場所を紹介します。初めにダスキン本社ビルです。こちらは駅のすぐ近くにあり、大きな建物です。2階には誰でも立ち入ることができる公共空間があり、椅子やテーブルがたくさん置かれていました。建物内で一番の見どころは岡本太郎の「みつめあう愛」という壁画があります。目が付いている生き物のようなものが2つ描かれており、とても大きくて見ごたえがあり迫力がありました。
ダスキン本社ビルを出ると目の前に豊津公園があります。入口には岡本太郎の「リオちゃん」という大きくてカラフルなモニュメントがあります。リオちゃんは元々この公園近くの芳野町のレストラン「カーニバルプラザ」のシンボルマークでした。リオちゃんは、このレストランが閉店した際に撤去されてしまいましたが、それがのちに吹田市に寄贈され、しばらくは吹田市立博物館がある紫金山公園の北広場に設置されていたものが、久々に元の場所近くに戻ってきたそうです。ダスキン本社ビルの「みつめあう愛」と「リオちゃん」がセットになっていて岡本太郎の作品が置かれている素敵な町だと感じました。
次に、蔵人の町並みを散策しました。中世にできたこの集落は発展して明治初期に榎坂村の中心になっていました。旧家が残り落ちついた町並みをつくっていますが今は新しい町並みに変わりつつあるそうです。国登録有形文化財の榎原家住宅が残る町並みに中世の昔ながらの建物があり、今でも住んでいる人がいます。また木造で普通の住宅のように見える郵便局もあり、蔵人の町並みに溶け込んでいました。江坂の他の場所とは雰囲気が一転しており、とても印象に残りました。
次にたどり着いたのは油かけ地蔵です。素盞鳴尊神社の西側に安置されています。子どもの歯痛の時、油をかければ治ると信仰され地蔵に油をかけていました。いくつかの地蔵に今でも油をかけているそうです。見てみると油でテカテカしていました。とても珍しい神社なのでもっと世間に知られて欲しいなと思いました。
私は江坂に初めて行きましたが、フットパスをしたことでとても魅力的な場所だと感じました。浜屋敷の井上さんも分かりやすく説明して下さり、初めての江坂を堪能することができました。次回、2回目のまち歩きをするときには、もっと江坂の魅力を深く探っていきたいと思います。
吹田市「江坂」の魅力
3年生 後藤 滉稀
私はこのフィールドワークで江坂に行くのは初めてでした。江坂駅に到着するまではずっと田舎なのかなと思っていましたが、意外と大きなビルなどが立ち並んでおり、田舎とは全く違って「街」という印象でした。また、ガイドをしてくれた井上さんはとても人あたりの良い人で、細かい所までしっかり説明をしてくださり、とても勉強になりました。
井上さんの案内のもと、最初に訪れた駅を出てすぐのビルは、普通なら何気なく通り過ぎてしまうようなビルですが、中に入ってみるとビルの中に植物が植えられており、よく見るようなビルでも中に入ってみると植物があるだけでこんなに雰囲気が違い、心が癒されるんだなと感じました。
次に、ビルを出て少し歩いた所にある建物の階段を登って行くと、壁に大きな壁画があり、とても驚きました。普通に街を歩いていたら、目も止めないような建物の階段で、案内されないと発見できないような所に大きな芸術作品があるなんて興味深い街だなと感じました。そして、建物の階段を降り、目の前にある公園でも、入り口のすぐ横に壁画が飾られていました。元々は博物館に飾られていたもので、もっといろんな人に見てもらいたいという願いから公園に移したらしく、公園に散歩や子供を連れて遊びに来たついでに芸術作品を見ることができるなんてとても魅力的だなと思いました。
次に、公園を抜けてずっと歩いて行くと、車が1台ギリギリ通れるような道幅しかないような住宅街に入って行き、そこでは、かつての旧家の歴史的な景観を味わうことができました。道の途中には小さい石碑があったり、昔の建築様式が残ったままの家があったり、歩いてよく見ないと分からないような魅力がたくさんありました。そして、その後に幾つかの神社も案内してもらい、井上さんが神社の中にある物について一つ一つ丁寧に説明してくださり、とても勉強になりました。
神社を案内してもらった後に、休憩のために入った植物園もとても魅力的でした。今回、植物園はしっかりと見て回ったわけではないですが、それでも綺麗な植物をたくさん見ることができました。そして、植物園を抜けた後に歩いた道では、たくさんの木が立ち並んでいて、今までの疲れが吹っ飛ぶような美しい眺めでした。
最後に訪れた吹田一の賑わいを見せるコミュニティ道路である「エスコタウン」では、今までの歴史的な景色とは一変して、大きなスーパーや建物が建ち並んでおり、都会だなと思うぐらい人々で賑わっていました。
最後にこのフィールドワークで江坂を歩き回って思ったのは、多くの魅力を秘めた街であるということです。現地を歩き、ガイドの人に説明してもらわないと分からない、気づかないものやことだらけで、一つの街でもこんなに魅力的なものが秘められているのだなと感心しました。
井上さんの案内のもと、最初に訪れた駅を出てすぐのビルは、普通なら何気なく通り過ぎてしまうようなビルですが、中に入ってみるとビルの中に植物が植えられており、よく見るようなビルでも中に入ってみると植物があるだけでこんなに雰囲気が違い、心が癒されるんだなと感じました。
次に、ビルを出て少し歩いた所にある建物の階段を登って行くと、壁に大きな壁画があり、とても驚きました。普通に街を歩いていたら、目も止めないような建物の階段で、案内されないと発見できないような所に大きな芸術作品があるなんて興味深い街だなと感じました。そして、建物の階段を降り、目の前にある公園でも、入り口のすぐ横に壁画が飾られていました。元々は博物館に飾られていたもので、もっといろんな人に見てもらいたいという願いから公園に移したらしく、公園に散歩や子供を連れて遊びに来たついでに芸術作品を見ることができるなんてとても魅力的だなと思いました。
次に、公園を抜けてずっと歩いて行くと、車が1台ギリギリ通れるような道幅しかないような住宅街に入って行き、そこでは、かつての旧家の歴史的な景観を味わうことができました。道の途中には小さい石碑があったり、昔の建築様式が残ったままの家があったり、歩いてよく見ないと分からないような魅力がたくさんありました。そして、その後に幾つかの神社も案内してもらい、井上さんが神社の中にある物について一つ一つ丁寧に説明してくださり、とても勉強になりました。
神社を案内してもらった後に、休憩のために入った植物園もとても魅力的でした。今回、植物園はしっかりと見て回ったわけではないですが、それでも綺麗な植物をたくさん見ることができました。そして、植物園を抜けた後に歩いた道では、たくさんの木が立ち並んでいて、今までの疲れが吹っ飛ぶような美しい眺めでした。
最後に訪れた吹田一の賑わいを見せるコミュニティ道路である「エスコタウン」では、今までの歴史的な景色とは一変して、大きなスーパーや建物が建ち並んでおり、都会だなと思うぐらい人々で賑わっていました。
最後にこのフィールドワークで江坂を歩き回って思ったのは、多くの魅力を秘めた街であるということです。現地を歩き、ガイドの人に説明してもらわないと分からない、気づかないものやことだらけで、一つの街でもこんなに魅力的なものが秘められているのだなと感心しました。