塩路ゼミ1年生が大阪フィールドワーク

 2022年6月18日に、国際観光学部 塩路研究室1年生が大阪市内で初めてのフィールドワークを行いました。
 今回はフィールドワークとはいえ、本格的な調査ではなく、阪南大学が位置する大阪について実際に訪れて現地を感じ、学ぶことを目的に行いました。大阪歴史博物館で古代から現代までの大阪の歴史と人々の暮らしを学び、その後、鶴橋に移動して韓国と大阪のつながりについて商店街を歩きながら体験しました。最後に、梅田スカイビルに向かい、地上階で昭和初期の街並みを見学、上層階に上り、大阪北部から川や海の地形を見ながら現在の大阪の街を展望しました。ここでは、1年生が初めてのフィールドワークを通して感じたことや考えたことを報告します。

大阪を満喫したフィールドワーク
1年生 萬谷 美空

 6月18日に大学入門ゼミで実施したフィールドワークでは、大阪歴史博物館とコリアタウン、梅田スカイビルへ行きました。
 まず大阪歴史博物館について紹介します。大阪歴史博物館は大阪城の南西に位置し、最寄り駅はOsaka Metro谷町四丁目で、チケット代は大学生1人400円です。入館後はエスカレーターで10階まで行き、9階、8階、7階と下るのがここの回り方です。10階は古代フロアで奈良時代の難波宮についての展示があります。難波宮大極殿を再現された空間に宮廷儀礼の様子を知ることができます。9階は中代・近世のフロアで主に人々の暮らしについてです。20分の1サイズのミニチュア模型を用いて町人の文化や船場の街並みが再現されており、その中で私が最も心に残っているのは当時の人々の娯楽であった舞台のセットです。細かな部分まで再現されただけでなく舞台下までも忠実に再現されていてとても興味深く、隅々まで知ることができました。8階は原寸大に再現された発掘現場で遺跡の調査方法や見方を学べる「なにわ考古研究所」です。最後に7階は近代・現代のフロアです。大正末期から昭和初期の心斎橋筋や道頓堀などの街角の様子を雰囲気そのまま再現されており当時の様子を味わうことができました。
 続いてコリアタウンの愛称で知られている御幸通商店街へ行きました。最寄り駅である鶴橋駅から南東へ10分ほど歩いた場所にあります。東西約500メートルの商店街に120店舗ほどが軒を連ねています。ツアーで訪れている年配の方々や女子中高生など、年齢問わずたくさんの人が訪れており、ここではチーズドックをはじめとする韓国料理の食べ歩きを楽しむ人が多くいました。そのほかにも韓国の化粧品やパック、韓国アイドルのグッズの買い物を楽しむ若い女性も見られました。日本料理と異なり韓国料理は辛いものや大量のチーズを使ったもの、あまり目にすることがないスイーツなどが多く、どの料理もとても美味しそうでした。私がコリアンタウンで食べたチョコレートがかかったワッフルはとても美味しく、食べ歩きに最適でした。
 最後に、梅田スカイビルへ行きました。大阪駅や梅田駅から徒歩5分ほどの場所に位置しています。1階と地下1階に昭和レトロを再現した「滝見小路」があり、20店舗以上の飲食店が軒を連ねています。名前にあるように、滝を見ることも出来ます。梅田スカイビルといえば空中庭園展望台が思い浮かぶ人も多いのではないのでしょうか。3階のエレベーターから一気に35階まで上がり、35階から39階はシースルーエスカレーターとなっており、39階でチケットを購入します。チケットは大人1人1500円です。チケットを購入した後は40階にある地上170メートルの屋内展望フロア、そして屋上にある360°見渡せるスカイウォークへ行きました。南側を見渡すと梅田周辺に位置するビルやホテルだけでなく京セラドームやユニバーサル・スタジオ・ジャパン、海遊館が見えました。西側を見渡すと大阪湾や六甲山、北側を見渡すと近くを流れる淀川や十三大橋、南側を見渡すとJR大阪駅やHEP FIVEが眺望出来ました。都心部が見えた反対には川や山の自然が見え、方角によって眺望が異なり、また時間帯によっても昼間と夕方、夜では雰囲気が変わり、長時間滞在できる場所でした。
 今回のフィールドワークで訪れた場所はどこも初めてでしたが、とても楽しく、事前学習をしていたので、大阪についてより深い学びを得ることが出来ました。私は大学入学後。4月に大阪に来たばかりで知らない場所がたくさんあるので、大阪の魅力あふれる場所にもっと足を運び、地元から遊びに来た友達に案内できるようにしたいと思いました。

鶴橋商店街とコリアタウンの成り立ち
1年生 植野 天翔

 私たちは、今回のフィールドワークで大阪市内を周りました。その中でも印象に残った鶴橋という街を紹介します。鶴橋は生野区に位置しますが、その中でも鶴橋商店街とコリアタウンを調査しました。
 鶴橋商店街の最寄り駅は地下鉄千日前線鶴橋駅です。鶴橋駅を出るとすぐに店が並んでおり、そこから通りはたくさんの人で賑わっていました。鶴橋商店街は戦後間もない昭和20年の秋に広まった闇市としてスタートしたのが始まりです。近鉄とJRが交わる鶴橋は戦前から交通・物流の要衝でした。戦時中の空襲でそれらの鉄道が壊滅的な被害を受けなかったことが鶴橋が闇市として機能した要因です。様々な商品を扱う店が並んでいたことから「鶴橋に行けばなんでも揃う」と言われていたそうです。鶴橋商店街には婦人服や韓国グッズの店もありましたが、主にキムチやチヂミなどの韓国料理やその材料を売る店が最も多かったです。ほかの場所では見られないような豊富な種類のチヂミや韓国料理もありました。鶴橋商店街は昭和のような昔ながらの雰囲気あふれる商店街でした。
 次に、コリアタウンを散策しました。コリアタウンは鶴橋駅から歩いて15分ほどのところに位置し東西に500m程に約120店舗が軒を連ねる商店街です。総称「御幸通商店街」とも言い、御幸通商店街、御幸通中央商店会、御幸通東商店会とその周辺のことを言います。1993年からコリアタウンと呼ばれるようになりました。元々、日本人が商売していましたが、「空襲の被害にあうかもしれない」と考え、店を売るようになりました。この時、路地で商売していた在日韓国・朝鮮人が主に商売するようになりました。コリアタウンは、韓国コスメや韓流グッズ、韓国料理店など韓国の食材や日用品まで豊富に揃う、観光客だけでなく地域住民からも愛されている商店街です。商店街には韓国の曲が流れており、韓国アーティストの写真やグッズを販売している店が多く見られました。飲食店では韓国流のアメリカンドッグ「ハットグ」や竜巻ポテト、キンパなど韓国ならではの食べ物を見ることができました。私は辰杏珠という店で一番人気の黒糖タピオカミルクティーを頼みました。今までに飲んだタピオカとは弾力が全く違い噛み応えがありました。
 私は鶴橋周辺の散策に初めて行きましたが、コリアタウンなど名前は聞いたことがあるようなところでも歴史については全く知りませんでした。今回のフィールドワークをきっかけに鶴橋のことを調べ、韓国との繋がりや鶴橋商店街の歴史を知ることができたので、鶴橋の魅力を広めていこうと思いました。

大阪すっきゃねん
1年生 稲毛 悠陽

 大学入門ゼミでの今回のフィールドワークは初めてということもあり、大阪を深く知ることを目的に行われました。フィールドワークをした場所は、大阪歴史博物館、コリアタウン、梅田スカイビルの三か所です。
 大阪歴史博物館では、古代、中世・近世、「歴史を掘る」、近代・現代が4フロアに分かれてそれぞれの分野で大阪の歴史を詳しく知ることができました。古代フロアでは、難波宮殿の時代とその前史が展示されていました。原寸大に復元した空間では、直径70センチもある朱塗りの柱が立ち並び、当時の官人たちの人形が整列していました。大スクリーンでは宮廷の儀式の様子がわかりやすく紹介され、天皇の身辺に仕えた役人たちが独特の衣装や髪形をしていたのが印象に残っています。
 中世・近世フロアでは、この時代の大阪、水都の街並みが展示されていました。信長と戦った本願寺の時代の大阪や天下の台所の時代では文楽人形「浪花屋」を水先案内人に、水都の景色が堪能できました。また1/20のミニチュア模型では町の賑わいが再現されており、活気あふれるなにわの町人たちの暮らしが生き生きとくりひろげられ、実際にその場所にいる感覚でした。「歴史を掘る」フロアでは、原寸大に再現した発掘現場で、調査方法や遺構・遺物が展示され昔と今の違いなどを学ぶことができました。
 近代・現代フロアでは等身大のリアルな街のパノラマが展示されていました。大正末期~昭和初期にひときわにぎわった心斎橋筋、道頓堀などの街角を、大きさ、雰囲気をそのままに切り取ってリアルに再現されていました。また当時の記録映像とともに繁栄するモダン都市・大阪の街を歩くことができ情景が事細かく伝わってきました。
 大阪生野コリアタウンは、大阪市生野区桃谷及び鶴橋にあります。「御幸通商店街」3つの商店街とその周辺の総称で大阪のエスニック街で人気です。ここでは、人気の韓国式アメリカンドック「ハットグ」とタピオカ専門店「辰杏珠」の桃の期間限定メニューを飲みました。ハットグは衣の周りについていた砂糖との相性がよく、久しぶりに食べてとてもおいしかったです。桃のスムージーは暑い時期にピッタリで喉越しがよくておいしかったです。
 梅田スカイビルでは、少し前まで曇っていたので心配でしたが、ビルを上ると晴れていて展望台から見る大阪の景色は圧巻でした。一つ下の階にはおしゃれなカフェがあり飲み物も、景色を映しながら撮る写真は美しかったです。ここで、屋上からの景色を見ながらゼミメンバーで話した時間が最も楽しく過ごすことができました。
 今回のフィールドワークで大阪の歴史や美味しい食べ物、観光地を知ることができて充実した一日となりました。自分は和歌山出身なので、あまり大阪のことを知りませんでしたが、フィールドワークを通して今後も今以上に大阪について色々な場所を訪れ、多くの事を学びたいと思いました。

大阪の歴史を知る
1年生 五弓 新也

 今回のフィールドワークでは、大阪についてより理解を深めることを目的に大阪市にある3つの場所を一日かけて調査しました。その中で最も印象に残っている場所について報告します。
 まず、大阪市中央区に位置する大阪歴史博物館です。この大阪歴史博物館では、古代の大阪、中世の大阪、近世の大阪、近代の大阪、現代の大阪の5つについて詳しく知ることができます。館内は10階建てとなっており、10階が古代、9階が中世と近世、8,7階が近現代となっています。10階の古代コーナーでは、難波宮の時代について知ることができました。7世紀の中ごろ飛鳥から難波に都が移され難波宮と呼ばれました。日本で初めて中国の都をモデルとして新しく作られた宮殿は今までにない大規模なもので美しい建造物が立っていたとされています。しかし、建造の40年後に火災によりその美しい宮殿は全焼し、さらにその40年後に同位置に再建されました。宮殿内最大の建造物は「大極殿」と呼ばれており大阪歴史博物館ではその「大極殿」の一部を実物大で再現をしています。8世紀の終わりに難波宮は廃止され新たな都建設に再利用されるという形で解体されました。その後、長い年月が経過したことにより難波宮の正確な位置がどこなのかわからなくなってしまっていましたが、1954年より開始した発掘調査により難波宮の遺跡が発見されました。その遺跡の一部は、博物館地下にも保存されておりガイドツアーでの見学が可能です。
 9階の中世と近世コーナーでは、大坂本願寺や天下の台所の時代が紹介されています。15世紀の終わりごろに現在の大阪城の位置に重要な寺院である「本願寺」が大阪に完成しました。博物館では16世紀ごろの本願寺をミニチュア模型にて再現されています。江戸時代、大坂は全国の物資が集まる場所でした。全国から船でこの時代の最重要商品である年貢米や特産品が運び込まれ、大阪で生産された酒や油が全国に送られており市内にはそれらを売買する多数の商人がいました。そのため大坂は「天下の台所」と呼ばれました。博物館では当時の大坂の様子をミニチュア模型とグラフィックで忠実に再現しています。
 8階と7階の近現代コーナーでは大大阪時代について知ることが可能です。江戸時代が終わり産業革命の影響で日本は成長していきます。博物館ではそんな成長の真っただ中である「大大阪時代」の町中の様子を実物大の模型で再現しており当時の町中を歩いているような体験ができます。博物館1階には終戦の復興を象徴する万博が大阪で開催されたことを記念して大阪城天守閣前に埋められたタイムカプセルと同じものが展示されています。
 私は出身が広島なので大阪のことはあまり知りませんでした。この大阪歴史博物館を訪れたのも初めてでしたが、館内の全階には忠実に当時を再現した模型や貴重な資料、わかりやすい解説のついた映像があり、大阪の歴史ついて詳しく知ることができました。

歴史博物館とコリアタウンを楽しむ
1年生 林 天満

 今回の大阪フィールドワークでは、初めに大阪歴史博物館に行きました。同博物館は、谷町四丁目駅からは近いですが、出口が多くありました。しかし、迷わず行くことができました。博物館ではまず一番上までエレベーターで上がり下に降りて行くという見学方法でした。階層ごとに時代が分かれており、非常にわかりやすい仕組みになっていました。
 まず古代の大阪の展示からでした。古代では、難波朱雀門や鉄剣などの武器や隆平永宝というお金などの説明がありました。私がこのフロアで最も心に残っているのは、剣の展示です。木製の剣と鉄剣は折れ腐食していましたが、今までたくさんの想いが込められてきたと感じました。他にも銅剣や石剣などがありましたが、折れていたり短く造られていたりされていました。
 一つ下の階に降りると次は中世の大阪です。中世では大阪の中で最も栄えていた四天王寺が中心となっていました。四天王寺は日本でも最も古い仏教寺院だそうです。印象に残っているのは、のぞきからくりです。自社の縁目には境界・門前が露店や物興行で賑わい、江戸時代後期から第二次世界大戦頃まで見られたそうです。高度経済成長期まで大阪で使用された物を参考に制作されたものは、迫力があり、わかりやすい構造になっていました。
 最後にもう一階降りると近世の大阪で今の現代の姿に少し近づいたように感じました。今ではあまり見ない公衆電話・人形浄瑠璃などが展示されていました。近世初期に浄瑠璃・三味線・操り人形などが生まれ、近松門左衛門や竹本義太夫などが登場し、文学性を高め歌舞伎を凌ぐように勢いを増したそうです。人形浄瑠璃では体験のようなものがありましたが、コロナ対策により利用できなかったので残念でした。博物館では、大阪の歴史ちについて、たくさん学べたが、さら私は出身が奈良なので奈良にも有名な寺や神社が多いため、近くにたくさんの歴史が詰まったものがあると気づきました。
 次に、鶴橋駅のコリアタウンに行きました。大学に行くときにはいつも乗り換えで鶴橋に行きますが、実際に降りたことはなくコリアタウも初めてでした。人がとても多く野外なので夏や暑い日にはおすすめしません。コリアタウンを歩いていると、やはりキムチ料理が多くケーキにもキムチをのせている店もありました。私は辛いものが苦手なので、あまり食べたいとは思いませんでした。食べ物だけでなく韓国のアーティストのグッズ売り場やタピオカ屋などがあり多くの人で賑わっていました。やっとコロナが収まってきてコリアタウンも賑わっていたので、コロナが完全になくなったときはまた食べ歩きなどしたいです。

大阪の歴史と食べ歩き
1年生 河上 碧斗

 私たちの大学入門ゼミでのフィールドワークは大阪市内を散策しました。場所は、大阪歴史博物館とコリアタウンと梅田スカイビルに行きました。
 大阪歴史博物館は、大阪城の近くにあります。前は通ったことがありましたが、中に入るのは初めてでした。初めに10階に行きました。最初に入った部屋には実物大の人形がありました。そのため難波宮の時代にタイムスリップした気分になれました。そして、9階には大きな橋があり、とても印象に残っています。見たことのある地名の昔の呼び方などを知ることができて楽しかったです。次に、8階には、当時の茶碗などがあり、こんなものも残っているのかと思い興奮しました。現在は、コロナ関係で体験できなかったコーナーもありましたが、次に行くときに体験したいと思いました。最後に、7階に行きました。7階に行くとなぜか見たことあるような景色でした。大正時代を生きたことはないですが、その時代感が出ていました。見学の後、大阪歴史博物館のレストランで、昼食を食べました。私は、カニクリームコロッケカレーを食べました。コロッケは、とても濃厚で、舌の上を踊っていました。カレーは、少しスパイシーで刺激をもらうような味でした。サラダはシャキシャキでとてもみずみずしくて、館内を歩き回って疲れた体を癒してくれる味でした。ぜひ次は、違う料理も食べたいと思いました。
 次に、私たちはコリアタウンに行きました。コリアタウンでは午後だったこともあり、とても暑かったです。コリアタウンの商店街は初めて行きましたが、韓国の人など、異文化を感じる珍しい体験をしました。商店街の中は人が溢れかえるくらいで暑苦しかったです。コリアタウンは自分が思ったより、全長が長かったので歩くのに疲れました。そして商店街の最後に見つけた店で、チーズハットグを食べ、おなかを満たし、スムージーも飲み、体は復活しました。やはり食べ物の力は偉大だなと思い知らされました。 
 最後に、梅田スカイビルに行きました。私たちは夕暮れより少し早く着いたため、みんなで語りながら日没の時間を待ちましました。スカイビルの構造は一般人が見ると意味が分からないように思いました。二つのビルの上に展望台がついているという複雑なつくりです。さらに、斜めに架かっているシースルーのエスカレーターは、とても長く、体感時間として3分は乗っていたように思いました。登っている最中に見えた大阪の景色は、とても綺麗でした。大阪の観光地を代表する梅田スカイビルはデートスポットとして最高の場所だと思います。
 今回のフィールドワークでは大阪の歴史と共に、コリアタウンのおいしい店などを学ぶことができ、大阪で素晴らしい体験ができました。次回のフィールドワークも自分が知らないことを積極せきに学びたいと思います。

大阪市内を散策
1年生 芝本 慎平

 私は、今回初めてフィールドワークに行きました。場所は大阪歴史博物館、鶴橋、梅田スカイビルを散策しました。はじめに大阪歴史博物館に行き、そこでは古代から大大阪時代までの当時の様子を再現した街並みが再現されていました。私の担当であった古代エリアでは、天皇に仕える臣下や侍女の人形が複数体置いてあり、宮殿を再現した模型が置いてありました。さらにこの宮殿を大きく見せるために鏡を上手く使っていて素晴らしいと思いました。他には、再現した発掘現場で調査方法や遺物の見方を学び、実物を見て触れる考古学の体験空間があるフロアがありました。そして博物館の中にあるレストランで昼食を取りました。博物館では、各時代の当時の様子が事細かく再現されており、当時の人々の生活の様子などを感じることができ良かったと思いました。
 次に、鶴橋に行きました。ここでは、キムチや魚介類などのご飯のお供、韓国のグルメ・コスメショップ、韓国アイドルのグッズを販売している店などがありました。私たちは、まず、通りを最初から最後まで歩きました。そこからタピオカジュースの店に行き、タピオカジュースを飲みました。味は値段の割においしかったですが、これは仕方のないことだと思いました。他に韓国の料理を食べたかったのですが、博物館で昼食を取ったため、それが出来なかったのが残念でした。次は友達と昼食を食べにそして今回行けなかった店に行きたいと思いました。
 最後に、梅田スカイビルに行きました。ここでは、最上階にある大阪市内を一望できる展望台に行きました。展望台デッキに出ると大阪市内を一望できました。大阪市内には色々な建物があり、それらを見ることができたのはよかったと思いました。私は、今まで大阪に住んでいましたが、今回のフィールドワークでこれまでに行ったことのない、大阪歴史博物館、鶴橋、梅田スカイビルに行くことができたのがよかったです。今回散策して最も関心を持った場所は鶴橋です。理由は自分が韓国が好きで日本にいながらも韓国の街を感じることが出来たからです。次は個人的に友達と行きたいと思いました。

大阪の魅力を学べる観光地巡り
1年生 中谷 賢斗

 私は今回のフィールドワークで大阪歴史博物館とコリアタウンの調査に行きました。大阪歴史博物館の最寄り駅は谷町四丁目です。大阪歴史博物館は名前の通り、大阪の歴史の物語だったり、昔の街の風景を小さくして作られていたり、展示がありました。実際にその時代に居た人の服装を人形に着せて置かれてあり、その時代の街の風景を作り、いかにも自分がその空間にいるように感じさせてくれるような雰囲気でした。階ごとに古代、中世・近世、歴史の発掘現場、近代・現代と違う時代を学ぶことができます。これらの中で印象に残ったことを紹介します。
 古代エリアでは、難波宮時代を学べます。大極殿(正殿)の遷都の日の様子を人形や映像でリアルに再現されており、迫力がありました。他にも難波宮から見つかった出土品などがあり、現代の生活用品とは別物だと感じました。中世・近世エリアでは、本願寺の時代と天下の台所の時代を学べました。大坂本願寺御影堂に多くの人々が参詣する様子を縮小した建物と人形等で再現しており、とても広い印象を受けました。他にも船場の町並みは人々の暮らしの場でもあり、梶木町と尼崎町の春の情景を再現しています。刀を持っている人が町に普通にいて、現代で考えると恐ろしいと思いました。歴史の発掘現場は調査方法や遺構・遺物の見かたを学べ、立体と土器復元パズルを体験できます。しかし、土器は簡単には復元できないということがわかりました。地層をはめ込むパズルがあり、地層の重なりを学びながらできる点が面白いと思いました。近代・現代エリアでは、大正末期~昭和初期の街の雰囲気をリアルに再現しています。大大坂遊覧の道頓堀、千日前は少し前の大阪の街を体感でき、八百屋と魚屋の公設市場を再現していて、私は特にここが最も当時の雰囲気を味わえる所だと思いました。博物館だけでなく、同じ建物内にレストランもあり、博物館を堪能した後にレストランでおいしいご飯を食べて帰ることもできて充実した場所だと思いました。
 その後、コリアタウンに行きました。コリアタウンの最寄り駅は鶴橋駅で、そこから少し歩いた所にあります。コリアタウンには本場の味を再現した韓国料理が多くあったり、お土産に良いキムチや韓国コスメ、人気のK—POPアイドルのグッズなどがありました。若者にも大人にも人気な街です。キムチの店が多くあり、どこを歩いていてもキムチの匂いがしました。私はそこでチーズドッグやヤンニョムチキンなど韓国ならではの食べ物を久しぶりに食べることができました。
 私が大阪歴史博物館とコリアタウンに行って感じたことは、行ってみると学べるものも多くあるし、楽しめることも色々あるということです。大阪には、他にも歴史や昔の物事を学べる場所や堪能できる場所は多くあるので、もっと大阪の魅力を人々に知って欲しいと思いました。