清水ゼミではタイ国政府観光庁様(TAT)とタイへの誘客促進のためのプロモーションについて研究を行っています。2022年6月5日に「第19回ミニタイフェスティバル」が湊町リバープレイスで終日開催され、TAT研究チームのゼミ学生5名が3つのTATブースの運営をサポートしました。毎年、全国主要都市で開催されているタイフェスティバルですが、コロナ禍のために3年ぶりに規模を縮小しての開催となりました。雨にも関わらず開場前から大行列を作るほどの盛況ぶりでした。楽しいイベントが多く企画されていたTATブース前には多くの来場者が並び、それらの対応にゼミ学生が尽力し、楽しく良い体験ができたと感想を述べていました。貴重な機会を提供してくださったタイ国政府観光庁様にお礼を申し上げます。以下、学生のレポートです。
(清水苗穂子)

「タイフェスティバルを通して感じたタイの魅力」

国際観光学部4年 清水ゼミ 宮本蒼衣

今年6月5日の日曜日、難波にある港町リバープレイスで「ミニタイフェスティバル大阪2022」が開催されました。参加団体の中で主要機関のひとつである、タイ国政府観光庁(TAT)のブース運営のサポートをするため、私たち清水ゼミ所属のTATチーム5名がボランティアとして参加しました。多くのお客様が開始時間の前に訪れていたため、予定より10分早い9時50分の開催から終了時刻の19時30分まで、多くのタイ好きのお客様とお話することができました。今年のタイフェスは例年とは違い、規模を縮小してタイ王国大阪総領事館の主催のもと開催され、1,600名以上の来場者を見込み、一時は入場制限がかかるほど大いに盛り上がりを見せていました。今年のタイフェスも大成功に収まりました。タイフェスの入場料は無料であり、飲食販売が4店舗、物販・サービスが11店舗、プレミアムブースが9店舗の合計24店舗が出店されていました。加えて、タイ国政府観光庁大阪事務所のブースが3つ設置されました。どの店舗、ブースも魅力的でしたが、中でもタイ国政府認定レストランであるクンテープのガァゥタイという濃厚なマンゴーかき氷が大人気で、常に行列ができていました。休憩中にマンゴーかき氷を実際に食べてみると本当に美味しく、私たち学生もタイフェスを楽しむことができました。
そして、私たち学生がお手伝いしたタイ国政府観光庁のイベントブースにもたくさんのお客様が立ち寄ってくださいました。イベントブースに置いていたタイを知るためのパンフレットやギブアウェイなど、全ての配布物は無償で、お客様が喜ばれたのはもちろんのこと、私たちもタイに触れる良い機会になったと思います。私たちTATチームは受付、バッグのデザインコーナー、クイズコーナー、整理券の配布をする係に分かれて多くのお客様と交流を持ちました。私は受付を担当し、タイの観光雑誌の配布やタイに関する質問の回答など、改めてタイについて知る良い機会となりました。また今、日本ではタイのドラマに出演している俳優や歌手に関心が高いことがわかり、タイのコンテンツ文化の輸出の現状について考えるきっかけとなりました。タイ人の俳優や歌手を取り上げたポスターやポストカードには、配布開始から30分ほどで在庫がなくなってしまったものもあり、タイBLドラマが日本で流行したことなど、タイから日本へ様々な魅力が届いていると感じました。
今年2022年度のタイフェスティバルはまだまだ続きます。大阪だけでなく、6月18日から仙台と東京で日ごとに分けて12日間開催される予定で、長年にわたりタイフェスティバルは毎年行われていると知りました。日本でのこのタイフェスティバルを楽しんだ後、新型コロナウイルスが今よりもっと落ち着いてきたらタイに行くことを望んでいる人が多いと感じ、私もその中の1人であると強く感じています。ボランティアの経験やフィールドワーク、研究を通してタイについて考えられてとても良かったと思いました。

<参考資料>
第19回ミニタイフェスティバル大阪2022 :: イベント :: タイ・フェスティバル Thai Festival
参照日2022年6月14日