清水ゼミでは、2021年度より関西エアポート株式会社様にご協力いただき共同研究を行っています。マーケティング部の筒井様のご厚意で、1年半に渡り「関西エアポート株式会社の公式Instagramを活用したプロモーション方法」というテーマで、大阪国際空港を事例に取り上げ研究を継続してきました。その間にさまざまなアドバイスを頂戴し、また大阪国際空港(伊丹空港)への現地調査にも参加させていただきました。これらの研究の集大成として、報告会を2022年10月4日のオンラインで行いました。筒井様を始め多数の関西エアポート株式会社マーケティング部の方が参加くださり、研究成果を高く評価していただくことができました。深くお礼を申し上げます。
 学生たちもテーマ設定まで相当の時間がかかりましたが、その後の実験、検証まで自分たちでアイディアを出し合い、有効な成果が出すことができたという経験は大変貴重なものです。就職活動と並行する中、本当によく頑張ってきたという思いでいっぱいです。
 以下、研究に参加した4人の学生たちの報告です。
(清水苗穂子)

関西エアポート株式会社の公式Instagramを活用したプロモーション方法

国際観光学部4年生 前藤直也

 今回チームリーダーを務めさせていただいた前藤です。2021年からスタートした本研究ですが、無事今年の10月に企業様への成果報告を終えることができました。研究開始からおよそ1年2ヶ月と長期間での活動となりましたが、こうして私たちの研究結果をお見せすることができ、嬉しい気持ちでいっぱいです。
 今回のゼミ活動を通して各施設の現地調査、企業様との意見交換会、SNSを使った広報活動など、学生ながらたくさんの貴重な経験をさせていただき、その中でうまくいかない苦しさや前進できた時の喜びを強く感じることができました。たくさん悩み、たくさん行動し、納得のいく結論を出すまでに多くの時間を費やしましたが、最後まで粘り続けチーム全員で成果を出すことができて本当に良かったです。ひとえにこれは研究にご協力いただいた先生方、学生の皆様、各団体の皆様、そして長期間私たちの研究に真摯に向き合ってくださった関西エアポート株式会社の皆様のおかげです。心よりお礼申し上げます。
 本研究で学び得た経験を胸に、今後の社会人生活も精進して参りたいと思います。

国際観光学部4年生 佐久間樹里

 私達の研究は、複数の空港や商業施設など、空港に関連するありとあらゆる情報を収集、分析し課題を見つけることから始まりました。始めは空港に関する知識も少なく、先入観で物事を判断してしまったり、テーマにズレが生じたりと、課題発見まで大変苦労しました。しかしこの経験により、論理的な思考力と、テーマを振り返りながらそれに沿って考え続ける力を身につけることが出来たと思います。
 また、昨年実施したアンケート調査では1000名以上の学生にご協力頂き、お蔭様で今回の研究成果を報告することが出来ました。この場をお借りして御礼申し上げます。

国際観光学部4年生 山崎浩太

 私は伊丹空港の研究を行う際に、若者に関する研究を行いたいという想いがありました。また研究を進めていくうえで、伊丹空港と若者を紐づける事が一番の課題点になっていました。そのために大学生・専門学生に向けたアンケートの実施や伊丹空港や羽田空港の現地調査を行いました。実際に、現地調査を行い、自分の目で確かめることの重要性が研究を進める上でとても大切に感じました。
 この研究で若者と空港を結び付けることは難しく感じましたが、チームメンバー4人と清水先生の協力のおかげで上手く研究をまとめられたと感じております。
 また、この研究で得られたことは、論理的な思考力だと考えています。これから社会人として必要な力を身につける事が出来て良かったです。

国際観光学部4年生 荒牧俊介

 私はこの研究を始める際に、空港に対しての興味はありましたが知識は浅く不安がありました。しかし、関西エアポート株式会社の筒井様や清水先生をはじめ数多くの方にサポートしていただき、空港への知識を深めることができました。またゼミでの研究を通して、1080名の方にアンケート調査ができた事も容易に経験することができないものだと感じています。
 伊丹空港の現地調査では、私達4人の為に様々な場所に招待してくださり、研究を進めていく上で数々の発見をし、話し合った事も良い経験です。今後社会人として生きていく上で必要な思考力や物事を俯瞰的に捉える能力を培える事ができました。
 最後に、このような文面でのご報告になりますが暖かく数々のサポートをして頂き、結果的にありがたい評価を頂ける報告ができたことを嬉しく思います。本当にありがとうございました。