2023年2月13日に阪南大学ハルカスキャンパスで、NPO観光力推進ネットワーク関西の学生連絡協議会主催の第9回学生発表会が開催され、清水ゼミ3年生の2チームが参加しました。大阪成蹊大学、京都外国語大学、神戸国際大学、流通科学大学、関西国際大学そして阪南大学の6大学から14チームの学生が発表し、発表者だけでも70名近くが参加する発表会となりました。
 関西エアポート株式会社との共同研究を行った「清水ゼミ関西エアポートチーム」(メンバー:徳山美和、久田喬香、北谷涼翔、篠木春佳)の研究テーマは「伊丹空港におけるイベントのプロモーション研究」、大阪の地域研究を行った「清水ゼミコリアタウンチーム」(メンバー: 田中雄大、小柴萌々加、奥防開斗、平井実結)の研究テーマは「韓流ブームとコリアタウンの関係性 」で、両チームとも奨励賞をいただきました。
 以下、各チーム代表者の報告です。
(2023年2月16日 清水苗穂子)

「第9回NPO法人観光力推進ネットワーク関西・学生連絡協議会学生研究発表会」に参加して

清水ゼミ3年生 北谷涼翔

 私たち清水ゼミ3回生は、2023年2月13日(月)に阪南大学あべのハルカスキャンパスで行われた、「第9回NPO法人観光力推進ネットワーク関西・学生連絡協議会学生研究発表会」に参加しました。今回、清水ゼミからはコリアンタウンチームと、また関西エアポートと研究を行った2チームが参加しました。私たちのチームは、株式会社関西エアポートと共同研究で「伊丹空港におけるイベントのプロモーション研究」というテーマで研究発表を行いました。
 研究内容ですが、まず関西エアポート様にヒアリング調査を行ったところ。伊丹空港への利用者増加を望んでいる事が分かりました。空港を利用する人は飛行機に乗るために空港を利用する人、飛行機には乗らないが空港を利用する人に分類して考えることができます。伊丹空港では多くのイベントが行われていることから、伊丹空港に訪れやすい周辺地域の住民の集客する為のイベントプロモーションに着目しました。伊丹空港に訪れやすい周辺地域の方々に来ていただく事が空港の活性化にもつながり、伊丹空港と周辺地域の協力が必要であると考え、ヒアリング調査や現地調査を行い、その結果から現在の自治体協力プロモーションの改善点を見つける事が出来ました。
 この研究成果を上記の研究発表会で発表させて頂くことが出来ました。私たちはなかなか研究テーマが決まらず、また意見をまとめるのに何度もチーム内で話し合うなど手詰まりの状態になることが多くありましたが、このような会で発表する事ができて、ここまで研究を行ってきて良かったと感じております。また行った調査の中で収集したデータや情報をどのようにまとめて活用していくのか、どのようにすれば簡潔に伝えたいことをしっかり伝えられるのかなどの課題を乗り越えながら、今まで取り組んできたこと全てに意味があり、どこかで必ず役立つのだと改めて実感しました。この共同研究でたくさんのアドバイスをくださった関西エアポート様をはじめ、ご指導頂きました清水先生、その他ご協力頂きました方々に深く御礼申し上げます。

「第9回NPO法人観光力推進ネットワーク関西・学生連絡協議会学生研究発表会」の報告

清水ゼミ3回生 田中雄大

 2023年2月13日(月)に、あべのハルカスキャンパスでNPO法人観光力推進ネットワーク関西・学生連絡協議会主催「第9回学生研究発表会」が行われ、私たち清水ゼミ3回生から関西エアポートチームとコリアタウンチームの2チームが参加しました。
 私たちは、コリアタウンチームとして、韓流ブームとコリアタウンの関係性について研究を行いました。本研究の背景として、世界中で巻き起こる韓流ブームが多くの世代に影響を与えていることに注目し、多くの韓国ファンが集う、大阪のコリアタウンに着目して、韓流ブームとコリアタウンの関係性を調査することにしました。
 私達はまず、コリアタウンの現状を観光客目線になって捉えるため、コリアタウンに足を運び、現地調査を行いました。その調査で、お店がどんどん入れ替わっていることが分かり、観光客のニーズや韓流ブームに柔軟に対応していることが分かりました。次に、韓流ブームがコリアタウンを訪れる人にどのような変化を与えたのかを、知人数名にプレヒアリングしたところ、そのほとんどがK-POPに興味を持ち、そこから食へと移っていったことが分かりました。また、コリアタウンを訪れる人の購買行動などを調べるために対面調査も行いました。この調査を行ったことで、コリアタウンは多くの観光客を惹き付けており、薄れない魅力があると感じました。最後に私達は、コリアタウンがどのように変化したのかを調べるため、ジャンルの違う4店舗でヒアリングを行いました。そこから、観光客が韓流ブームと共に増えており、観光客中心の商店街となっていることが分かりました。
 この調査を通して、コリアタウンが韓流ブーム等に影響を受けやすいため、韓流ブームに比例して、お店が変わっていかなければいけないという状態になりつつあり、通常より、観光客を中心とした商店街になっている段階であり、その結果、地元客離れが進んでいくと感じました。
 本研究を通して、様々な人からお話を伺い、コリアタウンが発展していくことを望んでいる反面、昔のコリアタウンの姿を取り戻したいと思っている商店街の方の葛藤が垣間見えました。コリアタウンは、そんな様々な思いを持った人で構成された変遷をたどる商店街ということが、私達の出した結論です。
 私達のチームは、途中でテーマが変わり、短期間での研究だったため、時間との戦いでしたが、話し合いを重ねて、自分達が納得のいく、研究を行うことが出来ました。上記の研究会で発表したことで、チーム全体で考える力、伝える力を身につけることが出来ました。この研究で、支えて頂いた全ての関係者の皆様、清水先生、心より感謝申し上げると共に、私達はこれからも励んで参ります。