バンコク滞在5日目は市内ホテル視察です。４グループに分かれ、それぞれ２ヶ所のホテルを回りました。まず訪れたのはバンコク市内 バーンラック区の「ホテル デュシタニ バンコク( The Dusit Thani Bangkok) 」です。
　ここでは現地スタッフに英語でホテル内を案内していただきました。始めに大きくて豪華なフロントを通り、中庭のプール、続いてコンベンションルームを見学しました。デュシタニはコンベンションルームが充実しており、最大何百人と収容可能な部屋もありました。見学当日も、誰もが一度は耳にしたことがある有名企業のミーティングが予定されてしいました。次にスイートルームを見学。室内は落ち着いた雰囲気の中に豪華さを感じさせる色遣い、そしてバルコニーからはバンコク市内を一望できる素敵な景色が広がっていました。スタッフの方にホテルの伝統やタイの王室についてお話していただきました。 ホテルデュシタニは 全ての内装やスタッフのホスピタリティにおいてタイの伝統を貫くことを徹底されており、高級感漂う老舗ホテルとしてタイ王室や各国の賓客が数多く訪れることで有名です。ホテルの名称はタイ語で「天国の街」という意味を持つそうです。まさに天国の街といった豪華さやスタッフのホスピタリティを感じることのできる雰囲気でした。

　ここでは日本人のスタッフに案内していただきました。天井が高く開放感に溢れるフロントは、あらゆるところにタイを感じさせる置物や、素敵な家具で落ち着きのある空間を演習していました。このスコータイホテルは９階建てという低層ホテルなので、中庭や内装に特にこだわりを持ち、客室から見える中庭の景色を大切にしているということでした。スイートルームも １階に設けられており、先程のホテルと正反対で驚きました。
　ホテル内はまるでギャラリーに来ているかのようなおしゃれな置物や家具で飾られ、廊下を歩くと有名なチョコレートショップがありました。スコータイホテルといえばチョコと言われるほど人気があり、とてもおいしいそうです。客室数は210室で、 スーペリアルーム、ガーデンスイートがあり、インテリアには全てタイシルクが用いられ、また間接照明を使うなど落ち着きのある雰囲気でした。部屋にはフルーツとチョコレートが置いてあり、アメニティはイギリス王室御用達というロンドンのブランドが用いられているそうです。室内は緑や白が基調とされており、全体的に明るい印象を受けました。２件のホテル視察を経て、感じたことは様々でした。タイの文化・伝統を大切にするホテルスタッフに意識や、それぞれの立地や特色を活かした景色の見せ方や演出など、日本では感じることのできない雰囲気を体験できました。ただ綺麗な部屋を見学させてもらっただけでなく、ホテルの稼働率や客層、シーズン毎の課題など、普段聞くことのできないようなお話もしていただけ、今後のゼミ活動や観光学部としての学びにも活かせる貴重な体験であったと感じました。