清水ゼミ「第30回日本観光研究学会学生ポスターセッションで発表を行いました」
清水ゼミでは、日本観光研究学会の全国大会で開催される学生ポスターセッションに毎年参加し、ゼミの成果を発表しています。今年は11月29日に群馬県高崎市の高崎経済大学で全国大会が開催され、3チームが「旅行業のこれから〜バリアフリーツアーが旅行業を支える〜」、「近畿日本ツーリストとの共同研究〜売上向上に向けての提案〜」、「予約受注率向上に向けた、日本旅行TiS天王寺支店との共同研究」の各テーマでポスターセッション発表を行いました。以下、学生たちのレポートです。
ポスターセッションを通して得たもの
3年生 池谷悠
11月29日に群馬県の高崎山経済大学で行われた、日本観光研究学会の学生ポスターセッションに参加しました。
私たちが研究発表を行ったテーマは「旅行業のこれから〜バリアフリーツアーが旅行業を支える〜」です。近年、日本の人口減少による国内旅行マーケットの縮小が懸念されています。その縮小を政府はインバウンド政策で補おうとしていますが、研究を進めていく中でインバウンドだけで国内旅行マーケットの縮小を補うのは難しいということが見えてきました。今後減少していくと予測される人口と、それに反比例して増加する高齢者の存在があり、その社会背景からバリアフリーツアーは国内旅行マーケットの縮小を補う重要な市場ではないかと分析しました。
そこでこのバリアフリーツアーの研究を進めていくのですが、ヒアリング調査やアンケート調査などにより、旅行会社がバリアフリーツアーを取り扱うにことにたいして、多くの懸念材料が共通して挙げられていることが分かりました。その懸念材料は大きく3つに分けられます。
1つ目は、旅行参加者をサポートするための「人材不足」で、アンケート調査の結果から家族、介護士、学生ボランティアの取り込みが必要ではないかと分析しました。
2つ目は、バリアフリーツアーには不可欠である「リフトバス不足」です。これに対して、現在リフトバスよりも大きな伸び率を誇っているノンステップバスが活用できるのではないかと分析しました。
3つ目は、バリアフリーツアーの「低い認知度」をどのようにアップさせていくかを検討しました。ターゲットを高齢者の子世代であるエルダー層に絞り、取り組みやすく宣伝効果のある折り込みチラシが、バリアフリーツアーを広めていくPR方法として有効ではないかと分析しました。以上の取り組みを旅行会社が積極的に行っていくことで、バリアフリーツアーが国内旅行マーケットの縮小を止める、大きな可能性になるのではないかとの結論に至りました。
この研究内容を学生ポスターセッションで発表し、来場者の皆様から「バリアフリーツアーはほとんど利益が出ないのに旅行会社が取り組めるのか?」、「岐阜県の高山市や三重県の伊勢志摩は観光地のバリアフリー化がとても進んでいる」、「バリアフリーツアーは参加者の費用の負担が大きく、サービスが複雑で通常の商品よりクレームが多くなる可能性がある」など様々な質問や意見をいただきました。私たちの発表を聞いてくださった方々からいただいた貴重な意見や指摘を今後の課題として、更に深くバリアフリーツアーを研究を進めていきたいと思います。
今回普段接することのできない教授や他大学の学生たちに発表を聞いていただき、改めて発表の難しさを感じると共に、次回予定されている発表会の良い練習になり、自分自身得るものがたくさんあった1日になりました。
私たちが研究発表を行ったテーマは「旅行業のこれから〜バリアフリーツアーが旅行業を支える〜」です。近年、日本の人口減少による国内旅行マーケットの縮小が懸念されています。その縮小を政府はインバウンド政策で補おうとしていますが、研究を進めていく中でインバウンドだけで国内旅行マーケットの縮小を補うのは難しいということが見えてきました。今後減少していくと予測される人口と、それに反比例して増加する高齢者の存在があり、その社会背景からバリアフリーツアーは国内旅行マーケットの縮小を補う重要な市場ではないかと分析しました。
そこでこのバリアフリーツアーの研究を進めていくのですが、ヒアリング調査やアンケート調査などにより、旅行会社がバリアフリーツアーを取り扱うにことにたいして、多くの懸念材料が共通して挙げられていることが分かりました。その懸念材料は大きく3つに分けられます。
1つ目は、旅行参加者をサポートするための「人材不足」で、アンケート調査の結果から家族、介護士、学生ボランティアの取り込みが必要ではないかと分析しました。
2つ目は、バリアフリーツアーには不可欠である「リフトバス不足」です。これに対して、現在リフトバスよりも大きな伸び率を誇っているノンステップバスが活用できるのではないかと分析しました。
3つ目は、バリアフリーツアーの「低い認知度」をどのようにアップさせていくかを検討しました。ターゲットを高齢者の子世代であるエルダー層に絞り、取り組みやすく宣伝効果のある折り込みチラシが、バリアフリーツアーを広めていくPR方法として有効ではないかと分析しました。以上の取り組みを旅行会社が積極的に行っていくことで、バリアフリーツアーが国内旅行マーケットの縮小を止める、大きな可能性になるのではないかとの結論に至りました。
この研究内容を学生ポスターセッションで発表し、来場者の皆様から「バリアフリーツアーはほとんど利益が出ないのに旅行会社が取り組めるのか?」、「岐阜県の高山市や三重県の伊勢志摩は観光地のバリアフリー化がとても進んでいる」、「バリアフリーツアーは参加者の費用の負担が大きく、サービスが複雑で通常の商品よりクレームが多くなる可能性がある」など様々な質問や意見をいただきました。私たちの発表を聞いてくださった方々からいただいた貴重な意見や指摘を今後の課題として、更に深くバリアフリーツアーを研究を進めていきたいと思います。
今回普段接することのできない教授や他大学の学生たちに発表を聞いていただき、改めて発表の難しさを感じると共に、次回予定されている発表会の良い練習になり、自分自身得るものがたくさんあった1日になりました。
新たな視点から自らの研究結果を見直せたポスターセッション
3年生 清水 敦弘
2015年11月29日、群馬県高崎市に位置する高崎経済大学で行われた学生ポスターセッションに参加してきました。
私たちのチームは株式会社近畿日本ツーリストとの共同研究で、いかに店舗にお客様に入店してもらうかについて、ハード面とソフト面の2つに着目して研究を進めてきました。ハード面ではパンフレット配置におけるゴールデンゾーンと色彩学を応用したPOP広告について、ソフト面では隣接している競合他社3店舗の中から、いかに近畿日本ツーリストをお客様に意識させるかについてです。100%満足出来る完璧な研究とは決して言い切れませんが、半年間様々な方法で調査をし、自分たちなりの考えを深めました。
ポスターセッション当日は学生や研究者の方、総勢10数組の方に自分たちの研究を説明することができました。作り上げてきたオリジナルの資料からポスターセッション用に作り替えるとき、どれを抜粋しどれを省けば一番相手に伝わりやすいのか、この取捨選択がとても頭を悩ませました。説明した中から“着眼点が良い”など賞賛のお言葉をいただき、伝えたいと思っていたことが伝わったのだと素直にうれしかったです。しかし、この賞賛の意見よりも遥かに私の中に響いた意見がありました。それは、ある研究者の方に言われた「この研究は裏側から見ても同じ結果になるのか?」というものです。私はこの質問の意味を一瞬理解することが出来ませんでした。このことについてその研究者の方と深くお話をさせていただき、我々は近畿日本ツーリストというものにとらわれ、様々な方向から自分たちの研究内容を客観的に見ることが出来ていなかったことに気づかされました。指摘されるまで気が付かなかった自分に対しすごく悔しい気持ちになると同時に、まだまだ未熟なんだなと改めて感じました。このほかにも私たちが気付けていなかったポイントや新たな視点での意見を多数いただき、もっともっと見直しや改善が必要だと感じました。
今回初めて発表者としてポスターセッションに参加しましたが、いままで経験してきた発表形式とは違うため、自分たちが意識出来ていなかった点に多数気付くことが出来ました。私たちがこれで良いと考え研究を進めても、見る人が変われば様々な意見が出る。全ての事を事前に気づくことはできないが、自分たちの研究を客観的に繰り返し確認していくことで研究を深めていくのだなと改めて気付かされました。この貴重な体験、貴重な意見を今後のゼミ活動に活かしていきたいと思います。
私たちのチームは株式会社近畿日本ツーリストとの共同研究で、いかに店舗にお客様に入店してもらうかについて、ハード面とソフト面の2つに着目して研究を進めてきました。ハード面ではパンフレット配置におけるゴールデンゾーンと色彩学を応用したPOP広告について、ソフト面では隣接している競合他社3店舗の中から、いかに近畿日本ツーリストをお客様に意識させるかについてです。100%満足出来る完璧な研究とは決して言い切れませんが、半年間様々な方法で調査をし、自分たちなりの考えを深めました。
ポスターセッション当日は学生や研究者の方、総勢10数組の方に自分たちの研究を説明することができました。作り上げてきたオリジナルの資料からポスターセッション用に作り替えるとき、どれを抜粋しどれを省けば一番相手に伝わりやすいのか、この取捨選択がとても頭を悩ませました。説明した中から“着眼点が良い”など賞賛のお言葉をいただき、伝えたいと思っていたことが伝わったのだと素直にうれしかったです。しかし、この賞賛の意見よりも遥かに私の中に響いた意見がありました。それは、ある研究者の方に言われた「この研究は裏側から見ても同じ結果になるのか?」というものです。私はこの質問の意味を一瞬理解することが出来ませんでした。このことについてその研究者の方と深くお話をさせていただき、我々は近畿日本ツーリストというものにとらわれ、様々な方向から自分たちの研究内容を客観的に見ることが出来ていなかったことに気づかされました。指摘されるまで気が付かなかった自分に対しすごく悔しい気持ちになると同時に、まだまだ未熟なんだなと改めて感じました。このほかにも私たちが気付けていなかったポイントや新たな視点での意見を多数いただき、もっともっと見直しや改善が必要だと感じました。
今回初めて発表者としてポスターセッションに参加しましたが、いままで経験してきた発表形式とは違うため、自分たちが意識出来ていなかった点に多数気付くことが出来ました。私たちがこれで良いと考え研究を進めても、見る人が変われば様々な意見が出る。全ての事を事前に気づくことはできないが、自分たちの研究を客観的に繰り返し確認していくことで研究を深めていくのだなと改めて気付かされました。この貴重な体験、貴重な意見を今後のゼミ活動に活かしていきたいと思います。
発表することで見えた改善点
3年生 上江洲 清輝
私たち清水ゼミは、ゼミ活動の一環で3チームに分かれ旅行業の現状と課題について研究してきました。その研究内容を、先日11月29日に群馬県の高崎経済大学にて行われた、日本観光研究学会主催の学生ポスターセッションで発表してきました。
私の所属するチームでは、日本旅行TiS天王寺支店と共同研究を行い、予約受注率向上のための研究をしてきました。その研究内容を、店舗調査から入店に対する工夫が足りていないと感じたこと、日本旅行TiS天王寺支店長に対するヒアリング調査から、受注には入店から着座、そして受注という流れがあることを伺い、予約受注率向上のためにまず入店率向上を目的としました。その際に近年の女性の市場の拡大と、女性の旅行会社利用率が高いことに着目し、入店率を向上させるために女性をターゲットとしました。研究活動は、店舗調査や計6日間にわたる定点観測、成人女性200人に行ったWebアンケートの調査を行いました。それらの調査結果から入店率向上、着座率向上、受注率向上させるためにそれぞれに必要なことを分析していきました。まず入店率向上のためには、日本旅行TiS天王寺支店の店舗に入りやすい工夫をして顧客の誘致を行うように変更すること、ショップ袋を用いて旅行会社に話題性を持たせること、パンフレット配置をより細分化しお客様が選びやすい環境を作ることが必要だと考えました。次に着座率向上では、店舗スタッフに相談する機会を増やすため、スタッフが実際に旅行し映した映像をYou Tubeや店内モニターで流すこと、また旅行内容をフリーペーパーとして店内で設置あるいは配布することで、動画や紙媒体などを活用して旅行意欲を刺激することが重要であると考えました。最後に受注率向上のために、入店したお客様へのお声かけを意識し、女性顧客の心理に訴えかけることが重要だと考えました。
上記の研究内容を今回の学生ポスターセッションで発表しました。発表では、緊張のあまりに発表中に呂律が回らなくなるなど、人前で発表するには練習が足りなかったと痛感しました。また、発表を聞いていただいた教授や各業界の専門の方々から、貴重なコメントやアドバイスを受け、私たちが研究をしていた内容にもまだまだ改善点があることを実感しました。他大学のポスターセッションを見聞きし、研究内容の新たな視点や観光に対する熱い想いを聞けるなど、今回の学生ポスターセッションでは、良い刺激を得ることができました。新年度にはまた違う発表会で発表をする機会があるので、今回いただいたアドバイスを取り入れ研究内容を改善し、より密度の濃い研究を発表できるように努めます。
私の所属するチームでは、日本旅行TiS天王寺支店と共同研究を行い、予約受注率向上のための研究をしてきました。その研究内容を、店舗調査から入店に対する工夫が足りていないと感じたこと、日本旅行TiS天王寺支店長に対するヒアリング調査から、受注には入店から着座、そして受注という流れがあることを伺い、予約受注率向上のためにまず入店率向上を目的としました。その際に近年の女性の市場の拡大と、女性の旅行会社利用率が高いことに着目し、入店率を向上させるために女性をターゲットとしました。研究活動は、店舗調査や計6日間にわたる定点観測、成人女性200人に行ったWebアンケートの調査を行いました。それらの調査結果から入店率向上、着座率向上、受注率向上させるためにそれぞれに必要なことを分析していきました。まず入店率向上のためには、日本旅行TiS天王寺支店の店舗に入りやすい工夫をして顧客の誘致を行うように変更すること、ショップ袋を用いて旅行会社に話題性を持たせること、パンフレット配置をより細分化しお客様が選びやすい環境を作ることが必要だと考えました。次に着座率向上では、店舗スタッフに相談する機会を増やすため、スタッフが実際に旅行し映した映像をYou Tubeや店内モニターで流すこと、また旅行内容をフリーペーパーとして店内で設置あるいは配布することで、動画や紙媒体などを活用して旅行意欲を刺激することが重要であると考えました。最後に受注率向上のために、入店したお客様へのお声かけを意識し、女性顧客の心理に訴えかけることが重要だと考えました。
上記の研究内容を今回の学生ポスターセッションで発表しました。発表では、緊張のあまりに発表中に呂律が回らなくなるなど、人前で発表するには練習が足りなかったと痛感しました。また、発表を聞いていただいた教授や各業界の専門の方々から、貴重なコメントやアドバイスを受け、私たちが研究をしていた内容にもまだまだ改善点があることを実感しました。他大学のポスターセッションを見聞きし、研究内容の新たな視点や観光に対する熱い想いを聞けるなど、今回の学生ポスターセッションでは、良い刺激を得ることができました。新年度にはまた違う発表会で発表をする機会があるので、今回いただいたアドバイスを取り入れ研究内容を改善し、より密度の濃い研究を発表できるように努めます。
日本観光研究学会ポスターセッションに参加して
3年生 岩間 愛
平成27年11月29日に高崎経済大学(群馬県)で行われた日本観光研究学会ポスターセッションにおいて、清水ゼミは3回生の前期に研究した旅行会社との共同研究にて発表を行いました。その中で私たちのチームは、「予約受注率向上に向けた、日本旅行TiS天王寺支店との共同研究」というテーマで研究しました。私のグループは、最初の段階でテーマ、目的を決定するのに大変時間がかかり、実際に何度も支店へ足を運び、支店長へのヒアリング調査、文献調査、データ分析を重ね、今回のテーマに辿り着きました。
プレゼンの機会が何度もあったにも関わらず、これまでいつも同じチームメンバーが発表していたため、私は今回全国の教授陣が集まるポスターセッションに挑戦し、自己の成長に繋げようと考えました。さらに、自分が伝えたいことを簡潔に伝えることの難しさを学びました。
ポスターセッションに応募するために、まず今までパワーポイントで発表していたスライドをポスターセッション用に作り替える必要がありました。約50枚のスライドを約20枚にまとめ、視覚のみでも理解できてポイントが分かるものにしたいと考え作業していくうちに、パワーポイントで発表している際には気付かなかった、実は内容が薄くなってしまっていた部分や新たな課題に気付きました。今回の発表はいつもと方法が異なるので、短時間で相手に研究内容を理解してもらい、相手が読みたくなるようなポスターにしようとすると、表現の仕方も変わってきました。
実際にポスターセッションの会場で、先生方に研究を聞いていただくには自分から声をかけるしかありません。受け身の体勢では誰も聞いてくれませんので積極的に声をかけて発表を聞いてもらいました。先生方は深い部分まで具体的なアドバイスをしてくださり、私たちが考えていた提案に参考になるものばかりでした。様々な考え方、異なった角度から考えないといけないのだと気づきました。自分たちが旅行会社で工夫すれば良いと思うものを学生目線で考えてきて、「これはおもしろい案だね」と言ってもらえた提案もあったのですが、提案の詰めが甘いことも思い知らされました。支店長にフィードバックする際には、提案の具体案まで完成させねばと実感しました。
同年代の他大学の学生の発表を聞き、彼らに質問をし、意見交換をすることもできて、学生からも刺激を受け、得るものは大変多かったです。
2月に開催されるキャリアゼミの報告会など、清水ゼミでは発表の場がまだまだたくさんあるので、今回いただいたアドバイスを参考により研究を深めるつもりです。今回のポスターセッションの経験から、いかに積極性が必要か、話している際に相手の興味を引くには、親しみのあるものを例に挙げることで関心を掴めることを学びました。今回ポスターセッション発表会に挑戦し、自分の言葉で研究してきたことを伝える良い機会となり、自分の語彙力の無さと知識の少なさを痛感しました。就職活動に向けて必要な課題も見つかり、大変貴重な経験となりました。
プレゼンの機会が何度もあったにも関わらず、これまでいつも同じチームメンバーが発表していたため、私は今回全国の教授陣が集まるポスターセッションに挑戦し、自己の成長に繋げようと考えました。さらに、自分が伝えたいことを簡潔に伝えることの難しさを学びました。
ポスターセッションに応募するために、まず今までパワーポイントで発表していたスライドをポスターセッション用に作り替える必要がありました。約50枚のスライドを約20枚にまとめ、視覚のみでも理解できてポイントが分かるものにしたいと考え作業していくうちに、パワーポイントで発表している際には気付かなかった、実は内容が薄くなってしまっていた部分や新たな課題に気付きました。今回の発表はいつもと方法が異なるので、短時間で相手に研究内容を理解してもらい、相手が読みたくなるようなポスターにしようとすると、表現の仕方も変わってきました。
実際にポスターセッションの会場で、先生方に研究を聞いていただくには自分から声をかけるしかありません。受け身の体勢では誰も聞いてくれませんので積極的に声をかけて発表を聞いてもらいました。先生方は深い部分まで具体的なアドバイスをしてくださり、私たちが考えていた提案に参考になるものばかりでした。様々な考え方、異なった角度から考えないといけないのだと気づきました。自分たちが旅行会社で工夫すれば良いと思うものを学生目線で考えてきて、「これはおもしろい案だね」と言ってもらえた提案もあったのですが、提案の詰めが甘いことも思い知らされました。支店長にフィードバックする際には、提案の具体案まで完成させねばと実感しました。
同年代の他大学の学生の発表を聞き、彼らに質問をし、意見交換をすることもできて、学生からも刺激を受け、得るものは大変多かったです。
2月に開催されるキャリアゼミの報告会など、清水ゼミでは発表の場がまだまだたくさんあるので、今回いただいたアドバイスを参考により研究を深めるつもりです。今回のポスターセッションの経験から、いかに積極性が必要か、話している際に相手の興味を引くには、親しみのあるものを例に挙げることで関心を掴めることを学びました。今回ポスターセッション発表会に挑戦し、自分の言葉で研究してきたことを伝える良い機会となり、自分の語彙力の無さと知識の少なさを痛感しました。就職活動に向けて必要な課題も見つかり、大変貴重な経験となりました。