流通学部サービスマネジメントコースの大島です。阪南大学に着任してまだ半年しかたっていないため、大島研究室は未だ物が少なく、奇麗な状態が保たれています。これが数年後にどうなっているかは、皆さんのご想像にお任せします。
　私は、観光地をいかに健全な状態で発展させるかを考える「デスティネーション・マネジメント」について研究しています。私が手にしているのは、長年、研究調査で訪れている和歌山県田辺市本宮町の特産品である皆地笠（みなちがさ）です。本宮町には世界遺産にも登録されている熊野本宮大社が鎮座し、1000年以上もの長きにわたって全国各地から多くの人々が参詣に訪れました。皆地笠はそうした熊野詣で広く愛用されていた伝統工芸品で、今となっては一人しか作ることができない貴重なものです。
　そして、私の夢は皆地笠を被って熊野古道とスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を歩くことです。サービスビジネスに興味のある方、旅行が好きな方はぜひ研究室を訪れてみてください。