海外語学研修2017in韓国
韓国語でのコミュニケーションは容易なものではありませんでしたが、つたないながらも韓国語を積極的に話す努力をし、最終日に終了証をもらい3週間の留学生活を終えた頃には、1人1人にすごく自信感がつきました。
授業はすべて韓国語で進行され、普段使うことのない言語で過ごすことに疲れも感じましたが、日々新しいものに触れ、沢山のことを学び、貴重な体験ができた大変有益な3週間になりました。短い間でしたが、自分自身の成長も実感することができました。
この語学研修に参加して、3週間余りを過ごしている間に、韓国が好きな日本人、日本が好きな韓国人がものすごく沢山いることを実感しました。日本と韓国の交友関係が今より良くなって、日本人にとって韓国が行きやすい国になったらいいなと思います。
沢山の出会いがあり成長を感じた三週間と、とても短期間ではありましたが貴重な体験ができてうれしく感じます。
以下で、今回韓国語学研修に参加した者が、次の6点を中心に報告いたします。ぜひご一読ください。
1. 延世大学の語学堂での生活 (文 6317029 江口 佳織)
2. 留学中の寮(DMCvill)について(文 6317122 中川 紗也加)
3. 韓国の交通機関について(文 6317043 奥田 麻菜実)
4. 語学研修中の日々の放課後(文 6317042 奥田 遥)
5. 留学中の休日の過ごし方(文 6317055 川口 亜津沙)
6. ソウルの街並み(文 6317026 内田 友花)
小関 仁結
延世大学の語学堂での生活
1. 延世大学とは
2. 延世大学の語学堂
初日にクラス分けテストを受け、そのテストのレベルによって、1級〜7級に分けられます。テストの内容は筆記、読解、会話でした。
☆ クラスメンバー
同じクラスには様々な国の学習者がおり、私のクラスにはウクライナ人・アメリカ人・ドイツ人・日本人がいました。他のクラスにはドバイ、台湾、香港、シンガポールなどの国の人がいました。様々な国からきている人がいたので、いろんな国の友達を作ることもでき、色々な国の文化も知ることができました。
☆ 他の国のメンバーと話すとき
様々な国から来ており母国語がみんな違うので、お互い知っている韓国語を使うしかありませんでした。お互いにまだ上手でない韓国語で会話したので、上手く伝わらない場面もありました。その場合は、ジェスチャーを使いながら伝える努力をしました。
分けられたクラスごとに、レベルの違う教科書を使い、授業はもちろん全て韓国語で先生も韓国人でした。授業時間は1コマ60分で4限までで13時までだったので午後からは毎日自由時間でした。1、2限は文法の授業で3,4限は会話の授業でした。
☆ 「韓国料理を作ってみよう」プログラム
授業後に韓国料理を作るというプログラムがありました。今回のプログラムでは、2人1組に分かれてタッカルビを作りました。レシピもすべて韓国語だったので、野菜とか材料の名前も覚えることができました。食欲を誘う辛さでおいしかったです。
希望者限定の授業で、オーマイヴィーナスというドラマを見ながら勉強しました。時々途中で止めながら内容確認や表現方法なども学びました。実際日常生活で使う表現を知ることができてよかったです。他にも伝統楽器を体験するプログラムなどの事前に申し込みをすれば参加できるプログラムもありました。
☆ 卒業テスト
テストではリスニング、筆記、会話、読解の4つがありました。「会話」は先生とワンツーマンでの会話をしました。「読解」では長文で書かれている文章に対して選択肢から選ぶ場合と記述が織り交ぜられていました。
希望者限定の授業で、オーマイヴィーナスというドラマを見ながら勉強しました。時々途中で止めながら内容確認や表現方法なども学びました。実際日常生活で使う表現を知ることができてよかったです。他にも伝統楽器を体験するプログラムなどの事前に申し込みをすれば参加できるプログラムもありました。
☆ 卒業テスト
テストではリスニング、筆記、会話、読解の4つがありました。「会話」は先生とワンツーマンでの会話をしました。「読解」では長文で書かれている文章に対して選択肢から選ぶ場合と記述が織り交ぜられていました。
☆ 卒業式
大きな講堂に、1〜7級までの韓国語学習者が全員集まり行われました。各級で1番成績が良かった人が卒業証書を代表で受け取り、3級と7級の代表が、みんなの前で韓国語を使いこなして、この3週間をどのように過ごしてきたか、これからどのように韓国語を生かしていきたいか、について語り、挨拶としていました。やはり7級の代表者はネイティブのようにスラスラと話していて素敵でした。
春休みの2か月を利用してもう一度韓国に留学して、TOPIKⅡを取得できるように勉強してきたいです。また、将来的には、韓国語・中国語・英語を自由自在に操ることができる人になり、それが生かせる職に就けるように頑張りたいと思いました。
江口 佳織
留学中の寮(DMC Ville)について
宿舎の近くには民間放送局(MBC, SBS,YTN,CJ&M)が多数あり、放送局の生番組に参加したり、見学に行ったりもでき、道の通りでも沢山の芸能人を見かけることができました。
門限とオートロック鍵
設備
キッチン
引き出しの中にはフライパンや鍋はもちろん、おはしやお皿、コップも備え付けてあり、困ることはほとんどありませんでした。
ご飯
部屋の掃除
洗濯
物干しざおではなく、タオル掛けのようなものだったので干しずらかったので、たこ足ハンガー?を持っていくことをお勧めします。また、韓国の洗濯機は回る勢いが強いので、洗濯ネットも持参したほうが良いです。洗濯洗剤と柔軟剤をそれぞれ1つずつ持っていきましたが、ギリギリでした。
全体的には、ふつうに旅行で泊まるようなホテルよりも快適に過ごすことができ、大変満足でした。ときどきこれがあればなぁと思うことがありましたがそんなのも気になりませんでした。すごく楽しかったです。
中川 紗也加
韓国の交通機関について
今回は、宿舎(DMC Ville)での生活でした。
宿舎の最寄駅
宿舎から最寄り駅までは、10分ぐらい歩きますが、民間テレビ局が3−4局も建ち並んでいる道で、美味しい食堂やおしゃれなカフェなども沢山あるしゃれた道を歩くので、毎日歩いても楽しく、全然苦痛ではありませんでした。
寮から延世大学の語学堂までの朝の通学バス
延世大学からの帰り道
若者の街弘大(ホンデ)は、すぐ近くにあるのでバスで行くことをおススメします。約10分もかからずに着きます。
繁華街の明洞に出かけるのは、少し距離があるので、電車で行くほうがいいかもしれないです。
学校から寮に直行で帰宅する場合は、帰りのシャトルバスの運行がないです。そのため、普通のバス停から寮の最寄りのバス停まで走るバスに乗ればよいです。一本で行ってくれるバスが2.3本走っているので、それに乗れば簡単です。しかし、7737番のバスだけは、遠回りで最寄りバス亭に着くので、間違ってそれに乗ると、約50分もかかってしまいます。すごく心細くもなります!! その場合も、放送局MBCの次の駅で降りると一番近いです!他にも3つぐらいバス停が近くにありますので、皆さんも色々試してみてください。
T-money(日本でいうICOCA)
*韓国の交通機関を長期間利用する場合、T-moneyを購入することをおススメします。
留学期間中は、交通カードのT-moneyを使用すれば便利です。*ワンタッチで、色んな交通機関(バス、地下鉄、タクシー)が利用できます。
*電車からバス、バスから電車、バスからバス、乗り換えが100ウォン(日本円で10円)
(T-moneyがないと、乗り換えの場合でも、毎回13000ウォンが必要になります。)
*バスを利用する際、毎回13000ウォンを払わないといけないのでT-moneyがあるとワンタッチで乗車でき、1000ウォンも安く利用できます。
韓国のタクシー
タクシーのキャップやドアに「模範タクシー」と書かれており、みんなからも「模範タクシー」と呼ばれます。料金が少し高めですが、10年以上無事故・無違反の運転手や国際言語対応可能な設備など、韓国政府の関連機関が求めるいろんな条件をクリアしたタクシーです。そのため、日本語対応も可能です。
基本料金は、5000ウォン(500円)で、追加料金は、距離制で3000ウォン(30円)/164m と 時間制 2000ウォン(20円)/39秒があります。
この黒タクシーの料金は、少し高いけれども、高級感のある車両で安全性も高く、日本語対応可能な運転手も多いので安心感があります。夜間に東大門市場からの帰りとか、特に、深夜の帰宅時は安心できる黒タクシーの利用をお勧めします。
オレンジ色やシルバーなど、黒の「模範タクシー」以外の様々な色のタクシーがありますが、運行会社が違うだけで、あつかいは同じです。料金が「模範タクシー」より安いけれども、日本語対応が不可能で、大きさも小さく、運転手の身分も保証されていません。
基本料金は、3000ウォン(300円)で、追加料金は距離100ウォン(10円)/142m、時間100ウォン(10円)/35秒となります。
最近、旅行客を狙ったタクシー代のぼったくり事件をよく耳にしますが、全部のタクシーがそういう訳ではありません。とても親切な運転手もたくさんいます。韓国語を勉強しにきているのでこういった本場の韓国語に触れる機会として乗ってみるのもいい経験だと思います。また、タクシーの中に「設置されている料金メータの表示金額より多く請求されたときは払わないで下さい」と注意書きもあるので、表示価格だけの支払いで問題ないです。
友達と一緒に乗り割り勘をすれば、すごく安くとても楽に移動できます。困ったことは、私たちが宿泊していたDMCビルにタクシーで帰りたい時、「DMCビルに行ってください」と伝えても、宿舎周りのビルはほとんどがDMCビルと呼ばれているので場所を説明するのが大変でした。何回かタクシーを使っているうちに、宿舎の横にある「スタンホードホテルに行ってください」と伝えると、一発で伝わることが分かりました。宿舎横まで迷わず連れて行ってくれます。
韓国語学研修に参加した初めの頃は、カフェで注文する時、店員さんが何を言っているのかもわからず、困ったりしました。ですが、語学研修での授業内容が、普段の日常生活で使うような会話練習がすごく多く取り入れられていたこともあり、韓国語学研修後半ごろには、店員さんの言葉も簡単に聞き取れて、自分の韓国語の成長を実感することが出来ました。また、韓国文化に関しても以前より興味を持つようになり、さらなるレベルアップにチャレンジしたくなりました。
奥田 麻菜実
語学研修中の日々の放課後
大学の前には多くのバスが通っており、バス一本で江南区や繁華街の明洞まで行くことができます。放課後、私たちを含むたくさんの留学生たちは、ホンデに出かけることが多かったです。学校のすぐ前に、有料のレンタル・サイクルのスペースがあるので、私はバスではなく自転車を借りてホンデまで出かけたりしながら放課後を過ごしました。
「景福宮」は、とても広く大きくすごい所でした。自然がたくさんあり、日本の京都の雰囲気と少し似ていて落ち着きました。私、夕方に訪れたので、わりと静かでしたが、多くの観光客が尋ねるので、お昼はぎわっていると思います。
また、放課後に宿舎に戻ってきて、宿舎についているジムへ行き、テニスをすることも可能です。無料です。
奥田 遥
留学中の休日の過ごし方
大学街のホンデへ
学生や若者がたくさんいる町です。町全体が賑やかで、ショッピングも楽しめます。週末は、路上劇や路上コンサートが開かれたりもしますので、生演奏を楽しめます。個性豊かな若者たちの芸術を表現する場としても使われています。おしゃれな店やカフェが多く、デートコースにもなっています。散歩やショッピングで疲れた際には、ふらっと立ち寄れるカフェもたくさんあります。
私は期間限定のイチゴラテを飲みました。4000ウォン(約400円)ですが、イチゴがたっぷり入って、ボリューム満点でした。チェーン店なのでおすすめです。
ソウル近場にあるテーマパークのロッテワールド
韓国に短期留学に出かける前は、1ヶ月って非常に長いと思っていましたが、韓国に着いていて留学生活が始まったら、時間が経つのが思った以上に早かったです。延世大学での語学学校の生活や日々の宿題、街歩きで、すぐに時間が過ぎていきました。何かしら不安が多かった初めての留学でしたが、仲の良い友達と一緒だったので、その不安もいつの間にか消えていました。言葉の壁にぶつかることもありましたが、それも今となれば楽しい思い出になりました。異国で語学を学び、その国の文化に直に触れて、生活するために苦戦しながら言葉を必死で使うので、語学力がすごく伸びたと思います。この1か月の留学は、良い経験になりました。
川口 亜津沙
ソウルの街並み
新村
また、韓国の国自体が日本に比べて小さいので、明洞や新沙までも30分もかからずに行くことができるので気軽に行っていました。
明洞
店では、スタッフが日本語対応もしてくれますし、説明なども日本語で書かれているので、心配は必要ありません。
この繁華街をまっすぐ歩いていくと、「明洞教会」に辿り着きます。韓国一の大きい教会で、日曜には大勢の人がミサに訪れます。韓国の人口の25%はキリスト教であるので、日曜は宗教生活が中心となっています。
ソウルの街並みでは、坂道が多く、友達と話しながら歩いているだけでもいい運動になったりするので、お喋りしながらの散歩がてらにショッピングなどはおすすめです。
大好きな韓国で大好きな韓国語を学べるという環境だったので、とても楽しい留学生活でした。今までは、雰囲気で話していた韓国語もきちんと学ぶことができ、街中で韓国人の人と普通に話すこともできました。韓国人のおばさんに道を聞かれ、きちんと韓国語で説明することもでき、1か月間だけでしたが、すごく成長できたなと実感することもできました。旅行では行けなかったようなところにも行けたので、全体的にも楽しい1か月でした。
内田 友花