国際コミュニケーション学部では、2019年1月26日に卒業研究発表会を開催しました。個々の学生がそれぞれの研究テーマにつき、どこまで深く掘り下げ考察してきたかを明らかにすることを目的として、2005年1月から毎年開催されています。今年度は、「プレゼンテーション形式」の発表者が9名、「ポスター形式」の発表者が23名、「展示形式」の発表者が1名の計33名の発表者の参加となりました。発表者・発表タイトルの詳細は以下のとおりとなります。

プレゼンテーション報告

  • 寺田 拓洋、平石 加奈 「学卒業後も学びは続く:リカレント教育の現代的意義」
  • 早川 実沙紀、内田 麻水 「英国テキスタイルデザインの魅力:ウィリアム・モリスを中心に」
  • 橋口 渉 「『若草物語』(Little Women, 1868)における新しい女性像」
  • 中村 魁 「コミュニケーション能力とは:大学生コミュニケーションと社会人コミュニケーション」
  • 畝森 真潮 「日本とフィリピンにおける環境保全の考察:持続可能な開発目標から見た日本とは」
  • 中山 怜央人 「The Present State of Fair Trade: Issues, and Recommendations as Drawn from the Poverty in the Philippines」
  • 松尾 厚美 「Love Across Borders: An Examination of International Marriage in Asia」
  • 藤原 宙航 「Why We Have Left Rwanda」
  • 岡 潤 「English Discussion Experiences for Second Language Learners through Participation at the Hannan University Model United Nations (HUMUN)」

ポスター・展示報告

  • 池田 菜見子 「接客における日本のおもてなしの本質についての一考察」
  • 出田 百恵 「現代のメイクが示す将来への期待度に関する一考察」
  • 川邉 実咲 「人の心の温かさの連鎖に関する一考察」
  • 神田 彩海 「幼少期の習い事における自己肯定感形成についての研究」
  • 岸田 渚 「大学生のコミュニケーション能力と主体性との関係についての一考察」
  • 北川 芹奈 「日本人と外国人のファッション流行の違いについての一考察」
  • 佐藤 愛理 「消費者がUSJに行く目的の変化に対する一考察」
  • 津田 晴菜 「大学のオリエンテーションキャンプの意図とその影響力の一考察」
  • 針木 妃菜子 「大学生の出身地と就業先の関係性に関する一考察」
  • 堀 愛佳 「ハワイと日本の接客業の違いについての一考察」
  • 山中 貴大 「スマートフォンが学力にもたらす影響に関する一考察」
  • 渡辺 祥子 「OECDと日本の大学生の年齢への価値観がもたらす生活満足度に関する研究」
  • 込山 楓 「大学生のSNS依存度に関する一考察」
  • 佐伯 若果菜 「客室乗務員を目指す女子学生の精神力の一考察」
  • 河合 友紀・中本 綾香 「女子大生の化粧直しの頻度について:公的自己意識と外向性との関連性を中心に」
  • 小関 遥奈・上村 真里奈・宇佐美 彩夏 「漫画・花より男子の恋愛心理分析」
  • 箕浦 実紗・吉田 宗馬 「留学経験後のタッチ性向と社会的スキルの変化について」
  • 石倉 果歩・森谷 友哉 「訪日外国人がもたらすインバウンド需要と経済効果」
  • 和泉 美咲・藤澤 伶治 「社会的スキルが高いほど恋愛スキルも高くなるのか」
  • 田中 芙実・上原 茉里奈 「女子大生の買い物依存症と孤独感について」
  • 裏野 秋穂・谷畠 嵩 「社会的スキルの向上が大学生活の充実度に繋がるか」
  • 大井 洸平 「 eスポーツ業界の魅力」
  • 山田 静樹 「21世紀の貧困:格差がもたらす貧しさ」
  • 松田 弥恵 「ジェイムズ・スタブリディス(著)、『シー・パワー:世界の海の歴史と地政学』(抄訳)」

講評

国際コミュニケーション学部長 陳 力

 近年、本学部の学生の学力の向上により、卒業論文発表会は形式から内容まで一層レベルが上がってきました。形式の面においては、従来のプレゼンテーション方式の発表を加え、学会発表でもよく使われている「ポスター発表」も導入し、より多くの卒業生がその研究成果を公表できるようになりました。内容の面においても、外国作品の文学的な分析など、非常にアカデミックな発表がありました。英語によるプレゼンテーションの発表者も以前よりも増えました。これは発表者の努力と指導教員の指導の成果です。今後、今回の卒業論文発表会の経験を生かし、より多くの学生が参加できるように努力していきたいです。
 最後に、卒業論文発表会を運営していただいた方々、また発表会をサポートしてくださった阪南学会に厚く御礼を申し上げます。