2024年度 国際コミュニケーション学部 卒業研究発表会
2025年1月27日(月)に国際コミュニケーション学部の卒業研究発表会を開催しました。個々の学生がそれぞれの研究テーマにつき、どこまで深く掘り下げ考察してきたかを明らかにすることを目的として、2005年1月から毎年開催されています。
各専門ゼミで研鑽を重ね、完成度を高めてきた研究論文をもとに10分間で構成されたプレゼンテーションはどれも精度の高い内容でした。
各専門ゼミで研鑽を重ね、完成度を高めてきた研究論文をもとに10分間で構成されたプレゼンテーションはどれも精度の高い内容でした。
発表者8組10名、発表タイトルは以下の通りです。
NO, | ゼミ名 | 氏名 | プレゼンテーション・タイトル |
---|---|---|---|
1 | 柴田ゼミ | 西本 彩乃 | 電子国家エストニアのデジタル社会基盤とICT教育の成功要因 —エストニアから学ぶデジタル国家の未来像— |
2 | 大野ゼミ | 岩瀬 七葉 | 『シベリア抑留の真実 ~映画「ラーゲリより愛を込めて」から読み解く~』 |
3 | 橋本ゼミ | 谷内 ひとみ | 身近なSDGs マクドナルドの取り組み |
4 | 武藤ゼミ | 福中 沙來 中野 万結子 |
不登校に関する研究~不登校の要因と不登校に関する社会的認知~ |
5 | 藤野ゼミ | 山口 雄大 | 看護師の現状と課題 |
6 | 権ゼミ | 寺尾 沙綾 脇本 実佳 |
差別はなぜ起こるのか —日本の部落差別とカナダ先住民族差別の事例をてがかりに— |
7 | 陳ゼミ | 寺井 胡桃 西岡 友樹 |
「若者の恋愛離れとブライダル市場の縮小 (寺井) ー日本の大学生の恋愛観と結婚観からの分析ー」 英語教育における人工知能の活用 〜スピーキング練習とTOEIC対策〜(西岡) |
8 | Sheehanゼミ | 西岡 友樹 | The Use of Artificial Intelligence in English Education: Speaking Practice and TOEIC Preparation |
観客のコメント
- エストニアの教育事情と合わせて、現段階のデジタル社会も含めて深く知ることができ、それに対する意見が非常に素晴らしかった。
- 映画から読み解くというのが大野ゼミならではのテーマで面白かったです。私も映画を見ましたが、実際にあったのか深く考えたことはなかったのでとても勉強になりました。
- 身近なマクドナルドを題材にし、世界的にも課題となっているSDGsについて詳しく述べられていた。子供の頃から慣れ親しんだハッピーセットのおもちゃがリサイクルから作られていることや、不必要なおもちゃがまた新しいおもちゃへと変わることは親子ともに良い取り組みになると思った。
- 近年、不登校アンケートで9割も結果が出たことに驚きを得た。人間には偏見というものがあるため、不登校の人のイメージというのはどうしてもマイナスなイメージがつく人が多い。しかし、嫌な思いをした者でしかわからないような感情をもつことでそこで共感が起こるということがわかった。人を理解することが大切だと学んだ。
- どの業界にも少子高齢化による人手不足が影響していると感じました。その結果、看護師の負担が増加してしまっているのがより、離職率に繋がっているのではないかと感じました。看護師は仕事量やストレスが多いことは世間でも有名になってしまっているのが現状だと思うので、もっと国主体で改善していけば変わると考えます。
- 日本もカナダもどこの国でも差別があり、差別を完全に解決するのにとても難しいことで、この発表を聞いてやはり差別された人々が辛い思いを持っている人が多く、それに共感して悲しい気持ちだった。やはりみんな協力して差別を少しでもなくそうと努力しないといけないと思った。すごくいい発表でした。
- アンケート結果やグラフなど数字で証明しているのが目で見て分かりやすく理解もしやすかったです。初めに立てた仮説に沿って話していて全体的にまとまりがあるなと感じました。
- AIを使って英語を勉強することは便利だが、発表でも指摘があったように感情がなくモチベーションを必ず高めるわけでもない。発表者と同じく、自分はやはり実際に人と喋って、特に経験することが重要で、コミュニケーション能力も高めると思う。とても素敵な発表でした。