国際コミュニケーション学部では英・中・韓の語学教育と国際文化・国際関係・心理学・メディアに関する専門教育を行っていますが、学生のキャリア支援にも力を入れています。2024年1月31日(水)、学生の多くが就業を希望するホスピタリティビジネスと深く関係する花卉産業の理解を深めることを目的とした体験学習が開催されました。講師は日本を代表するフローリストの浦沢美奈先生で、前半は講演、後半はアレンジメント体験という内容でした。講演では西陣に生まれた先生のこれまでの道のり、パリで得た創作のインスピレーション、また2019年G20大阪サミット首脳会談の装花制作等をお話下さり、熱心に聞き入っていました。参加学生から感想が寄せられましたので、許可を得て2回に分けてご紹介します。
(担当教員 杉村醇子)

3年生 ペレス・マ・ジュバーン

講演をお聞きし、これまでいかに先生がお花に力を注いできたかを知ることができました。「お客様からオーダーを頂いた際、その方がお花を通してお相手に伝えたい思いを汲み取り、その気持ちをアレンジメントで表現してきた」というお話を伺い、真摯にお花と向き合う姿を知りました。また自分が好きな事を仕事にして人に感謝されるのは、やりがいのあることだとも感じました。先生は最後に社会に出たらどんな仕事でも努力する人は評価されると言われました。今回の学習を通し、追求したいことを見つけ、真摯に努力していく事が大切と学ぶことができました。

3年生 村田夏海

今回、お話に感銘を受ける点が多くありました。「自分が一生修行し続けられる仕事、かつ人の役に立つ仕事をしたい」という軸を先生は若い時に決められました。当時は女性が一生働くことは想定されていなかったと思います。そのためとても芯がある方だと感じました。一般的に好きを仕事にするのは難しいと言われています。しかしお話をお聞きし、お花に関する勉強や努力を惜しまなかったから、トップクラスのフローリストにまで上り詰められたと感じました。そこには尋常ではない苦労があったと思います。「好きだからとことん追求した」との経験談をお聞きし、今の自分が就活をする上での軸に通じる部分があり、非常に為になりました。ありがとうございました。

3年生 阪本光咲

今回、初めてフラワーアレンジメントを体験しました。先生がハイブランドのレセプションパーティや高級ホテル等でのアレンジメントを担当されたことに驚きました。材料の花を見るだけでも十分可愛いと思いましたが、実際に完成したアレンジメントを見るとさらに可愛いものになり、本当に良い体験になりました。浦沢先生のお話を聞いて、昔のブーケは赤や白、黄色など原色の物が多かった、又花の色や種類も少なかったということも知る事ができました。先生がお話でおっしゃった「何事にも諦めずに続けること」を大事にしていきたいです。

2年生 梶本恋奈

今回、先生のお話をお聞きし、有名なフローリストになられ、素晴らしい作品を生み出されるまで、とてつもない努力をされたのだなと感動しました。私は今、将来に不安や迷いがありますが、お話を伺い、人生は変えられると感じました。また何事にも誠意を持って取り組まなければ続かない・諦めたらそこで終わりとも感じました。私は「もう限界」と思ったら、直ぐに辞めてしまう癖があります。今日のお話を聞き、行動し努力を惜しまず諦めなければ、願いは叶うと感じました。これから本当にやりたいことを見つけるため、様々なことにチャレンジしたいと思います。私は元々お花が好きで、今回は素敵な作品作りもできました。今日は貴重な時間になりました。本当にありがとうございました。
※この活動は2023年度阪南大学学会学部・大学院教育研究活動助成事業補助を受けています。