2024年1月31日(水)にキャリア支援を目的とした2023年度国際コミュニケーション学部の体験学習が京都市内にて開催されました。講師の浦沢美奈先生によるご講演の後、実際にフラワーアレンジメントを体験しました。本学部の学生の多くがホテルやウェディング業界への就職を希望します。その華やかさに注目しがちですが、今回業界と関係の深いフローリストの先生から時間厳守の式場装花の舞台裏や冷たい井戸水で保管された花を用いたアレンジメントの実体験を通して、ホスピタリティビジネスの厳しさと奥深さを理解することができました。予定時間を大幅に超えての解散となりましたが、終了後も個別に花卉産業やキャリアに関する相談をする姿も見られ、充実した会になりました。参加学生から感想が寄せられましたので、許可を得て前回に引き続きご紹介します。
(担当教員 杉村醇子)
4年生 北口舞
好きなことを続けるのはすばらしいと改めて感じました。今回アレンジメントに初めて参加させていだきましたが、講師の浦沢先生は「このお花かわいいでしょ!」と笑顔で私達みんなにお花を見せて下さり、花への愛情を強く感じました。「自分が素敵だと思ったお花をみんなに知ってほしい」という気持ちでフローリストのお仕事を始め、それを今でも続けられ、自分を磨き続けておられる姿はとても格好良かったです。私は「誰かを笑顔にしたい」という思いと、自分の好きなジュエリーを1人でも多くの人に知ってほしいという気持から、就職先にジュエリーの会社を選びました。今年の春から自分の目標であったジュエリー販売をすることができます。今回の先生のお話を聞いて4月からの仕事をがんばりたいと思います。ありがとうございました。
2年生 野原万由果
今回のアレンジメント、初体験でありデザインを考えることにも苦手意識があったため不安でした。しかし作成してみると満足いく作品になり自宅の玄関に飾らせていただきました。お花を置くことにより玄関が明るくなり心地よい気分になります。お花は人の心を動かし、ポジティブしてくれる素晴らしいものと学びました。また先生の全てのお言葉に感銘を受けました。私は大学に入ってから行動力が伸びたと思っています。しかし今日をきっかけにさらに今頑張っていることに努力し成長しようと思いました。今回は素敵な経験と貴重なお話しを聞けたことに本当に感謝してします。ありがとうございました!
2年生 上野光彩
このたび貴重なお話を聞かせていただき、感謝と感動で溢れています。私はフローリストになる事を小さい頃夢見ましたが、大人になるにつれて厳しさや大変さを知りフローリストの道から逃げました。しかし今回、先生のお話を聞いて自分がやりたい事や自分の信念を曲げないことが大切だと感じました。同時に先生は「合わないと思えばやめればいい、勇気を持って新しい道を進めば良い」ともおっしゃり、心が軽くなり、前向きな気持ちになりました。貴重な体験と話を聞かせて頂いてありがとうございました。
2年生 福島薫乃
新たな発見をできた体験会でした。先生は、日本のお花業界を代表するフローリストの方で、その道の最前線で働いている方です。そんな先生のお話にはフラワー業界に限らず、今後、社会で生きていく上での教訓となるものが含まれていて、勉強になるものばかりでした。例えば、謙虚さや精進することの大切さ、とにかくやってみようという行動力、チャレンジ精神など、先生のこれまでの生き方を踏まえて伝えて下さったメッセージは、社会に出る自分にとって大切なアドバイスとなりました。フラワーアレンジメントだけでなく、貴重なお話も伺え、とても素敵な1日でした。ありがとうございました。
※この活動は2023年度阪南大学学会学部・大学院教育研究活動助成事業補助を受けています。