法学研究会の紹介と、法学検定合格体験記

法学研究会について

顧問 松村 幸四郎(経済学部准教授)
 法学研究会は、本学の学生有志によって2013年(平成25)年冬に設立された学術系団体です。法律学に興味を持った学生や、社会で通用する知識を得たいと考えた学生が増えてくるなかで、自主的に勉強会を始めたことが法学研究会結成のきっかけです。
 法律学を本格的に学修することを希望する学生が集い、それぞれの個性を尊重しながらも切磋琢磨することを目指した活動は、現在の部員にも引き継がれています。日々の法律学の学修やその成果を図る(他流試合)ための法学検定試験スタンダード・コースの受検、さらには裁判傍聴等を含む学外での活動のための合宿を実施しています。
 こうした活動を重ねた中から、この度、松本幸さん(経済学部1年生)が法学検定試験スタンダード・コースに合格しました。今後も法学研究会部員がこうした活躍を出来るように、環境を整えていきたいと思います。

法学検定試験 スタンダードコース 合格体験記

経済学部1年 松本 幸 さん
 私は、社会で生活するために避けては通れないルールである法律学に、高校生の頃から興味を持つようになりました。いくつかのオープンキャンパスに行きましたが、法学部はないものの阪南大学経済学部では本格的な法律学の学修を出来ることを知り、また法学研究会という部もあるとのことで、入学して法律学の勉強をしたいと考えるようになりました。
 入学後は、法学研究会に所属し、松村先生や研究会の先輩方からご教示頂きながら勉強を開始しました。基本的なテキスト・判例六法に加えて、早い段階から法学検定問題集を購入し、毎日図書館に通い判例六法と照らし合わせながら読み込みました。私は民法が苦手で、その中でも「物権」が特に苦手だったので、そこを重点的に勉強しました。なかなか成果は出ないような感じも途中ではしていましたが諦めることなく勉強を続け、最後の二週間はそれまで以上に自分を追い込み、勉強中心の生活を送りました。法学検定試験の数週間前からは、先生が試験に向けての特別授業を開いてくださったので、自分の弱点だけではなく試験前一週間をより有効に使うために何をすればいいのかという点も含めて、よく理解できました。
 試験当日は、大変緊張し、試験時間中は無我夢中でした。ただ今まで自分が勉強してきたということを心の支えにして、持っている力を出し切ろうという気持ちで挑み、幸いに法学検定試験スタンダード・コースに合格することができました。この資格を取得したことをステップとして、法学検定試験アドバンスを二回生では挑戦したいと考えています。法律の知識をより完全なものとして身につけていきたいと思います。
 大学に入って初めて法律を学び、その勉強は大変難しいものだと実感しましたが、私にとっては興味深いものでした。勉強をしていて、大変辛い時に先生が励ましのお言葉を下さったり、勉強を怠けていると叱咤激励してくださったり、その都度お心遣いをくださったことが合格に繋がったのだと思っています。