阪南大学経済学部では、「キャリアアップ」枠並びに「リーダーシップ」枠という学部独自の給付制奨学金制度(2・3・4年次生各5名、1名につき年間給付額40万円)を用意して、学生の成長をサポートしています。
「キャリアアップ」枠は、公務・金融・国際という三つのキャリア分野を設け、学業成績が優良で主体的に進路目標の実現をめざして資格取得等に励んでいる学生に給付される奨学金です。
「リーダーシップ」枠は、学業成績が優良で経済学部や大学が主催する行事等の企画・運営で中心的な役割を果たした学生に給付される奨学金です。
今回は、2020年度「キャリアアップ」枠金融分野奨学生山本勝蒼さん(4年生)&「リーダーシップ」枠奨学生渡邉凌哉さん(4年生)の活動成果を紹介します。
「キャリアアップ」枠は、公務・金融・国際という三つのキャリア分野を設け、学業成績が優良で主体的に進路目標の実現をめざして資格取得等に励んでいる学生に給付される奨学金です。
「リーダーシップ」枠は、学業成績が優良で経済学部や大学が主催する行事等の企画・運営で中心的な役割を果たした学生に給付される奨学金です。
今回は、2020年度「キャリアアップ」枠金融分野奨学生山本勝蒼さん(4年生)&「リーダーシップ」枠奨学生渡邉凌哉さん(4年生)の活動成果を紹介します。
経済学部4年生 山本勝蒼さん
私は、令和2年度において経済学部奨学生として、基本情報技術者試験の学習、自身の所属するゼミでの課題研究作成に尽力いたしました。
4月に和歌山県の企業から内定を頂き、就職活動が終わったものの、内定先はIT企業であり、職種はシステムエンジニアでした。私は、日本全体で需要のあるIT人材になれるという事に強い魅力を感じて入社を決断しました。しかし、自身は商業高校の出身で、大学での学部は経済学部なのでITに関する知識は全く無かったため、不安を強く感じました。
その不安を少しでも解消するため、経済学部給付型奨学金を利用し、基本情報技術者資格のテキストと問題集を購入し、学習を開始しました。学習を開始してみるとやはり自身の人生で学習してきた範囲とは全く異なる分野であるため、テキストのほぼ序盤から内容の理解が難しく、学習スピードも全く進まなかったので、焦りを感じました。しかし、日々学習を重ねていくにつれて、少しずつ理解した内容を増やしていくことができました。学習の際、ただテキストを見るだけでなく、内容を声に出して読み、重要なキーワード、単語をその都度メモを取るなどの基本的なことを忠実に行いました。さらに、その日テキストで学習した内容が記載された問題集の範囲をすぐに解くことで、その日学習した内容を記憶に定着させやすいようにしました。
このサイクルをほぼ毎日欠かさず繰り返して実行してきたことで、内定直後の不安を学習へのエネルギーに変えることができました。現時点ではまだ理解の進んでいない内容もあるものの、今まで自身が行ってきたことを信じて、これからも粘り強く学習を進めていこうと考えています。IT業界は日々進化しており、知識のアップデートを頻繁に行うことが必須なので、入社後もこのような学習する姿勢や経験は必ず生かしていきたいです。
また、資格の学習と並行して、ゼミの先生の指導のもとで課題研究の作成も行ってきました。前期は論文作成の練習を込めた課題を毎週提出し、後期はゼミ内で課題研究内容の発表を毎週欠かさず出席しました。初めて論文作成を行うので戸惑いはあるものの、完成を目指して今後も精進し、残りの学生生活を全力で過ごしていきます。
4月に和歌山県の企業から内定を頂き、就職活動が終わったものの、内定先はIT企業であり、職種はシステムエンジニアでした。私は、日本全体で需要のあるIT人材になれるという事に強い魅力を感じて入社を決断しました。しかし、自身は商業高校の出身で、大学での学部は経済学部なのでITに関する知識は全く無かったため、不安を強く感じました。
その不安を少しでも解消するため、経済学部給付型奨学金を利用し、基本情報技術者資格のテキストと問題集を購入し、学習を開始しました。学習を開始してみるとやはり自身の人生で学習してきた範囲とは全く異なる分野であるため、テキストのほぼ序盤から内容の理解が難しく、学習スピードも全く進まなかったので、焦りを感じました。しかし、日々学習を重ねていくにつれて、少しずつ理解した内容を増やしていくことができました。学習の際、ただテキストを見るだけでなく、内容を声に出して読み、重要なキーワード、単語をその都度メモを取るなどの基本的なことを忠実に行いました。さらに、その日テキストで学習した内容が記載された問題集の範囲をすぐに解くことで、その日学習した内容を記憶に定着させやすいようにしました。
このサイクルをほぼ毎日欠かさず繰り返して実行してきたことで、内定直後の不安を学習へのエネルギーに変えることができました。現時点ではまだ理解の進んでいない内容もあるものの、今まで自身が行ってきたことを信じて、これからも粘り強く学習を進めていこうと考えています。IT業界は日々進化しており、知識のアップデートを頻繁に行うことが必須なので、入社後もこのような学習する姿勢や経験は必ず生かしていきたいです。
また、資格の学習と並行して、ゼミの先生の指導のもとで課題研究の作成も行ってきました。前期は論文作成の練習を込めた課題を毎週提出し、後期はゼミ内で課題研究内容の発表を毎週欠かさず出席しました。初めて論文作成を行うので戸惑いはあるものの、完成を目指して今後も精進し、残りの学生生活を全力で過ごしていきます。
経済学部4年生 渡邉凌哉さん
2020年度の経済学部奨学金を給付していただきありがとうございました。学部奨学金を給付していただいた結果、経済的な面での心配がなくなり、様々な活動に集中して取り組むことができました。その中でも、特に力を注いだ2つの取り組みについて報告いたします。
1つ目の取り組みは、経済学部学生企画委員会の活動です。まず、今年度のオープンキャンパスは、新型コロナウイルスの影響により、前例のないweb形式で開催されることになり、企画委員会のオープンキャンパスでの活動も例年とは違った取り組みとなりました。対面形式でのオープンキャンパスではなかったので、受験される高校生は非常に不安があるのではないかと思いました。そのため、例年よりも気を遣い、高校生の不安を少しでも減らせるよう、高校生からの質問である学内の雰囲気から取得できる資格の支援制度まで全ての質問に答え、丁寧に取り組みました。また、1回生の大学入門演習の授業内でおこなわれた「先輩と語ろう会」では、私が経験して役に立った活動や学生時代に取り組んでおいたほうがよい活動などについて1回生にアドバイスをしました。新型コロナウイルスの影響により、企画委員会ができることに制限がありましたが、マイナスにばかり捉えず、今だからこそできるイベントを学生たちで考え、意見を出し合ったことは非常によい経験になりました。
2つ目の取り組みは、阪南大学高等学校との高大連携授業です。昨年度までは、私たちが高校生に対して経済学部に関するプレゼンテーションをおこなう形でしたが、今年度は高校生にプレゼンテーションを作成してもらうという授業内容でおこないました。プレゼンテーションのテーマは、「阪南大学高等学校の文化祭による経済効果」で、出店の売り上げから雑費、警備代までを差し引き、データとしてプレゼンテーションにまとめるための指導をおこないました。これらのデータはインターネットで調べて出てくるものではなかったので、高校生には自ら進んで事務室など高校の会計に携わっている人たちからデータを集めてもらうように指導しました。また、初めての取り組みだったため、プレゼンテーションの資料作成や発表の仕方まで細かくアドバイスするよう心がけました。プレゼンテーションに理解のない高校生に指導するという経験はなかったので非常に苦労しましたが、新たな経験を積むことができました。
この1年間は、悪いニュースを目にする機会が多々ありましたが、上記以外にも様々な活動に前向きに取り組むことができ、以前よりも成長することができたと実感しました。4月から新社会人になりますが、阪南大学で学んできたことを活かして精進していく所存です。
最後になりましたが、経済学部に携わっていただいている皆様にいま一度、重ねてお礼申し上げます。
1つ目の取り組みは、経済学部学生企画委員会の活動です。まず、今年度のオープンキャンパスは、新型コロナウイルスの影響により、前例のないweb形式で開催されることになり、企画委員会のオープンキャンパスでの活動も例年とは違った取り組みとなりました。対面形式でのオープンキャンパスではなかったので、受験される高校生は非常に不安があるのではないかと思いました。そのため、例年よりも気を遣い、高校生の不安を少しでも減らせるよう、高校生からの質問である学内の雰囲気から取得できる資格の支援制度まで全ての質問に答え、丁寧に取り組みました。また、1回生の大学入門演習の授業内でおこなわれた「先輩と語ろう会」では、私が経験して役に立った活動や学生時代に取り組んでおいたほうがよい活動などについて1回生にアドバイスをしました。新型コロナウイルスの影響により、企画委員会ができることに制限がありましたが、マイナスにばかり捉えず、今だからこそできるイベントを学生たちで考え、意見を出し合ったことは非常によい経験になりました。
2つ目の取り組みは、阪南大学高等学校との高大連携授業です。昨年度までは、私たちが高校生に対して経済学部に関するプレゼンテーションをおこなう形でしたが、今年度は高校生にプレゼンテーションを作成してもらうという授業内容でおこないました。プレゼンテーションのテーマは、「阪南大学高等学校の文化祭による経済効果」で、出店の売り上げから雑費、警備代までを差し引き、データとしてプレゼンテーションにまとめるための指導をおこないました。これらのデータはインターネットで調べて出てくるものではなかったので、高校生には自ら進んで事務室など高校の会計に携わっている人たちからデータを集めてもらうように指導しました。また、初めての取り組みだったため、プレゼンテーションの資料作成や発表の仕方まで細かくアドバイスするよう心がけました。プレゼンテーションに理解のない高校生に指導するという経験はなかったので非常に苦労しましたが、新たな経験を積むことができました。
この1年間は、悪いニュースを目にする機会が多々ありましたが、上記以外にも様々な活動に前向きに取り組むことができ、以前よりも成長することができたと実感しました。4月から新社会人になりますが、阪南大学で学んできたことを活かして精進していく所存です。
最後になりましたが、経済学部に携わっていただいている皆様にいま一度、重ねてお礼申し上げます。