経済学部では、新入生オリエンテーション「Re-connect」の第1回目を4月16・23日の2回に分けて実施しました。このイベントは、グループワーク等を通じて、新入生間の交流を深めたり、自分らしい大学生活のありかたを見つけたりするもので、2年前から新しく導入されたプログラムです。一昨年度、昨年度は新型コロナウイルスの感染拡大のため遠隔での開催でしたが、今年度は初めての対面開催となりました。

 新入生は、キャリア教育のプロの講師達のもとで、各自が所属する大学入門演習クラスの仲間とともに、様々な課題解決型のプログラムに取り組みました。今回の新入生オリエンテーションをきっかけに、新入生が多くの人と良好な関係を築き、経済学部での4年間を有意義に過ごしてくれるものと期待しています。

 以下では、プログラムの具体的な内容について紹介します。

2022年度 経済学部 新入生オリエンテーションプログラム(第1回)

①開校式

 開校式では、矢倉経済学部長、経済学部学生企画委員会の上級生から挨拶があり、学生間のコミュニケーションを深めたり、大学生活のあり方について考えたりする機会としてプログラムを活用してほしいことなどが述べられました。

②ふれあいワーク「This is me」

 自分の好きな食べ物、趣味、これまで頑張ってきたことなどを1枚のフリップに6項目ほど記入し、そのフリップを使って同じ入門演習クラスの学生との間で1回6分程度の自己紹介をおこないました。中にはクラスの担当教員も参加しているところもあり、学生間だけでなく教員との交流も深めるきっかけになりました。

③協働実感ワーク「おばちゃん家にお使いに」

 男の子がおばちゃん家に荷物を届けに行くことになり、自宅とおばちゃん家がどのような道でつながっているのかについて、各新入生が与えられた情報をグループ内で出し合いながら地図を作成していくという課題です。解答時間が40分程度でかなりタイトなワークでしたが、見事に地図を完成させたグループもいました。

④自己表現ワーク

 「これまでの自分への4つの問い」、「今後の生き方スタイルの検証」  ②、③のワークを通じて仲良くなった学生同士で自分が楽しかったこと、大変だったことなど相手に知ってもらいたいこと、今後の学生生活で頑張りたいことなどを話し、お互いに共通することを見つけて、その情報をもとにグループ名をつけるというワークです。各教室での報告会では、勉強、将来のこと、恋愛、遊びなどさまざまなカテゴリーで共通点をたくさん見つけていました。
 なお、今回の全ワークプログラムにおいて、学生企画委員会に所属する上級生がファシリテーターを務めてくれました。学生企画委員会の上級生は、新入生にヒントを出して発言を促し、ときには一緒に考えながら、グループワークをより充実したものとするために活躍していました。  一方で、彼らも、講師や教員と連携を取りながら下級生を誘導するという、高いコミュニケーション能力と柔軟な現場対応力が求められる場を経験できました。この経験は彼らの今後の学生生活や就職活動に必ず活きてくると思われます。
 新入生オリエンテーション「Re-connect」の第2回は5月14・21日に実施する予定です。こちらでは学生企画委員会に所属する上級生が企画したプログラムがおこなわれるとのことで、学生視点での興味深い取組みがなされることが期待されます。