文責:青木 博明

 経済学部のビジネス統計分析パッケージでは、2024年12月24日(火)、パッケージ内の西本ゼミ、村上ゼミの2年次生が一堂(2301教室)に会して、研究報告会を行いました。
 各ゼミをグループに分けて、計7グループが研究報告を行いました。報告したテーマ・内容は、パッケージの授業で学んだ内容を活かした分析となっています。パッケージの上級生にも出席してもらい、各報告に対して採点してもらいました。パッケージから選出された学生実行委員が、報告会の進行と司会を行いました。
 報告されたテーマは以下のとおりです。
  1. 無駄なく食べて未来の子どもへ食事を提供
  2. スマートフォンが普及されたことによる悪影響
  3. 日本の水害と気温の上昇
  4. 地域課題ソリューション マッチング
  5. 伊勢神宮のコロナ禍と現在の来場者数の比較
  6. 2040年不法投棄の対策
  7. コロナ禍による運動不足の研究
  8. 西成区ハッピーライフプラン
 各報告に対して学生と教員が採点を行い、その総合点の上位3チームを表彰しました。1位は「2040年不法投棄の対策」、2位は「無駄なく食べて未来の子どもへ食事を提供」、3位は「コロナ禍による運動不足の研究」でした。3チームには副賞として図書カードが贈られました。
 経済学部では、1年次の大学入門演習でも報告会を行っていますが、この2年次での研究報告会では、パッケージで学んだ統計学などの専門的知識を使って分析し報告を行います。常日頃、学生達は教室で本とパソコンに向かい、あるいはフィールードワークで、勉学に励んでいますが、その成果を報告するために、同じパッケージの者が一堂に集まり、学生が主体となってこのような研究報告会を開くことは学習の励みとも目標ともなり、大変有意義であります。
 学生たちは皆、分析・調査や報告書の作成、プレゼンの用意に力を注ぎ苦労したと思いますが、そこで力を注いだ分だけ、自身の肉となり骨となります。大学生として、学ぶべきことはまだまだ多いです。むしろ、この報告会で自分の知識の足りないことに気付いた学生もいると思います。統計学やデータ分析は、現代のIT社会において実践的であり、学問としても面白い分野です。
 今回の報告会を契機に、これからの学生生活において、専門知識の修得に積極的に取り組んでほしいと思います。
謝辞 本事業は阪南大学学会2024年度学部教育研究活動助成事業補助を受けて実施しました。ご支援を頂いたことに感謝いたします。