経済学部の「営業活動実務」の授業において株式会社NASU執行役員の浜田綾様に「やりたいことが見つからない? それでも大丈夫な理由」というタイトルで授業をしていただきました。
経済学部では、学部の「特色ある教育」を更に充実させるため、社会(人)・企業との接点を学生に提供する授業の一環として、2024年度も「営業活動実務」(経済学部非常勤講師 村田敏也先生ご担当)において村田先生の豊富な人脈を活用したゲスト講師による講義を実施しています。2024年10月14日(月)、浜田綾様をお招きし、「やりたいことが見つからない? それでも大丈夫な理由」というタイトルで授業をしていただきました。
以下、村田先生にその内容(要点のみ)をご報告いただきます。
以下、村田先生にその内容(要点のみ)をご報告いただきます。
浜田 綾 様について
大阪府生まれ。関西大学文学部を卒業後、会社就職。約10年間ビジネス文書の作成しながら結婚と2度出産。また、会社勤めをしながらライターとして活動開始。会社退職後「コトバノ」という屋号で開業。電子書籍の編集リーダーなどをしつつ、オンラインサロン「箕輪編集室」「前田デザイン室」の運営リーダーとなる。雑誌編集にも携わり、株式会社NASUに入社し執行役員となる。編集協力した書籍として『マエボン』(前田デザイン室著)、『勝てるデザイン』(前田高志著)、『鬼フィードバック~デザイン力はダメ出しで育つ~』(前田高志著)、『デザイナーが最初の3年間で身に着けるチカラ』(NASU著)、『愛されるデザイン』(前田高志著)などがある。
授業の内容
大学時代、まだまだやりたいことが見つからないという不安があるものです。浜田様の経験から「それでも大丈夫」という内容で「意識のスイッチを切り替える」ということを目標に授業をしていただきました。
浜田様のキャリアの道のり
- やりたいことを見つけるまで
浜田様は大学時代、「先生になりたい」と思っていたものの、教員資格取得は叶いませんでした。その後「公務員になろう」としましたが試験に失敗。最終的に安定を求めて企業に就職し、結婚・出産を経て一度は会社を退職しました。しかし、再び働きたいという思いが強まり、自分の市場価値に疑問を抱きながらも新たな道を模索。親の死をきっかけに「やりたいことをやろう」とライターとしてのキャリアを築きました。こうした経験から得た3つのメッセージが、学生に伝えられました。
- やりたいことは過去にヒントがある
子供の頃や過去の興味を振り返ることで、未来に向けた指針が見つかることがあります。
- 自分を知って喜びを感じる
まず自分を知り、そこに喜びを見出すことが、将来のキャリア形成の土台となります。
- やりたいことに年齢は関係ない
年齢に関わらず、挑戦し続けることが成長につながると浜田氏は強調しました。
起業家視点と自己投資の大切さ
浜田様はさらに「起業家視点を持とう」と学生たちに促し、「すべてを自分事として考えられるか」が鍵だと伝えました。実際に1円を自分で稼ぐ経験をし、自分の時間やスキルに価値を感じることが、起業家精神の第一歩であるとのことです。また、「消費よりも投資」の考え方を学び、例として、株式会社NASUでの「かばん持ち」企画に投資した学生の事例(下のURL参考)を紹介していただきました。社長の影として働く経験がいかに学生にとって新しい価値や知見を得る機会になるかを共有しました。
学生の感想から
講義後の学生からは、以下のようなコメントが寄せられました。
気づきと変化
・行動力とやる気があれば年齢に関係なく達成できると感じた
・何歳からでもやりたいことを見つけ、それを追い続けることができるとの感想が多く寄せられました。
自己投資の重要性
・起業家視点で考え、自己投資によって自分の市場価値を高めることがキャリアにつながると学びました。
視点の変化
・バイト先などの身近な環境でも経営者の視点で考え、行動することで学びが得られると感じた学生も多くいました。
浜田様の「遠回りすることが近道」という言葉が多くの学生の心に響いたようです。やりたいことが見つからないという不安を抱える学生にとって、視点を変え、一歩踏み出す勇気をもらえる講義となりました。
・行動力とやる気があれば年齢に関係なく達成できると感じた
・何歳からでもやりたいことを見つけ、それを追い続けることができるとの感想が多く寄せられました。
自己投資の重要性
・起業家視点で考え、自己投資によって自分の市場価値を高めることがキャリアにつながると学びました。
視点の変化
・バイト先などの身近な環境でも経営者の視点で考え、行動することで学びが得られると感じた学生も多くいました。
浜田様の「遠回りすることが近道」という言葉が多くの学生の心に響いたようです。やりたいことが見つからないという不安を抱える学生にとって、視点を変え、一歩踏み出す勇気をもらえる講義となりました。