◆演習1(ブランドビジネス特論)2限(10:50〜12::10)
【授業風景】
ブランドビジネス特論では,企業のブランド価値および企業のブランドビジネスを学ぶことを通して必要な知識・技術を修得し,あわせて修士論文作成に必要な論文作法についても最新の作法を学ぶとともに,総合的なコミュニケーション能力の確立を目標にしています。そのために,授業以外でも,海外のジャーナルに加え,国内の日経ビジネスや週刊東洋経済など,内外のさまざまな情報ソースに触れることを積極的に勧めており,また日常の消費購買行動を通して見えてくる新たな発見事項を見出すことにも力点を置くなど,日々研鑽をおこなっています。
大学院平山ゼミでは,前期15回のゼミおよびイベントについて,具体的には下記のような構成と内容になっています。この他にも,日本流通学会関西・中四国部会定例研究会への参加も,平山が部会長・理事を拝命していることもあり,可能となっています。参考までに昨年度は阪南大学や関西大学,大阪商業大学で開催された研究会にも平山研究室院生が延べ9名参加しています。
大学院平山ゼミでは,前期15回のゼミおよびイベントについて,具体的には下記のような構成と内容になっています。この他にも,日本流通学会関西・中四国部会定例研究会への参加も,平山が部会長・理事を拝命していることもあり,可能となっています。参考までに昨年度は阪南大学や関西大学,大阪商業大学で開催された研究会にも平山研究室院生が延べ9名参加しています。
第1回 ようこそ平山ゼミへ! 平山ゼミでの歩き方について!
第2回 いま,なぜブランドなのか①
第3回 いま,なぜブランドなのか②
☆イベント 平山ゼミ歓迎会(M2先輩との親睦会)
第4回 ブランド研究の系譜:その過去,現在,未来①
第5回 ブランド研究の系譜:その過去,現在,未来②
第6回 ブランド研究の系譜:その過去,現在,未来③
第7回 ブランド研究の系譜:その過去,現在,未来④
第8回 松原ブランド研究会*第29回研究会 参加
(*松原市・松原商工会議所・松原青年会議所・阪南大学・一般市民からなる地域ブランド研究会)
第9回 ブランド研究の系譜:その過去,現在,未来⑤
第10回 ブランド構築における基本問題:その視点,枠組み,課題①
第11回 ブランド構築における基本問題:その視点,枠組み,課題②
第12回 ブランド構築における基本問題:その視点,枠組み,課題③
※ 第1回修士論文中間報告会見学
第13回 ブランド構築における基本問題:その視点,枠組み,課題④
第14回 ブランド構築における基本問題:その視点,枠組み,課題⑤
前期試験(前期で学んだことから見えてくるもの)
第15回 前期の授業の総括
☆イベント 平山ゼミ前期打ち上げ会
第2回 いま,なぜブランドなのか①
第3回 いま,なぜブランドなのか②
☆イベント 平山ゼミ歓迎会(M2先輩との親睦会)
第4回 ブランド研究の系譜:その過去,現在,未来①
第5回 ブランド研究の系譜:その過去,現在,未来②
第6回 ブランド研究の系譜:その過去,現在,未来③
第7回 ブランド研究の系譜:その過去,現在,未来④
第8回 松原ブランド研究会*第29回研究会 参加
(*松原市・松原商工会議所・松原青年会議所・阪南大学・一般市民からなる地域ブランド研究会)
第9回 ブランド研究の系譜:その過去,現在,未来⑤
第10回 ブランド構築における基本問題:その視点,枠組み,課題①
第11回 ブランド構築における基本問題:その視点,枠組み,課題②
第12回 ブランド構築における基本問題:その視点,枠組み,課題③
※ 第1回修士論文中間報告会見学
第13回 ブランド構築における基本問題:その視点,枠組み,課題④
第14回 ブランド構築における基本問題:その視点,枠組み,課題⑤
前期試験(前期で学んだことから見えてくるもの)
第15回 前期の授業の総括
☆イベント 平山ゼミ前期打ち上げ会
【平山弘教授の話】
今年度の新たな取組みとして,パワーポイントによる授業ではなく,いわゆる従来型の黒板とチョーク,現在ではホワイトボード&マーカーペンによる授業を通して,毎回授業の最後に教員と院生による,「授業の振り返り」をおこなうことで,一枚の図として,ホワイトボードを見渡すことにより,より多面的かつ深堀りすることで,新たな価値の探索や議論の深化につなげています。
第13回と第14回では,院生による模擬授業(発表)を通して,研究面だけでなく教育者としての観点からも,さらには就職活動にもつながるように,そのコミュニケーション能力育成に重点を置く授業スタイルを採用しています。
第13回と第14回では,院生による模擬授業(発表)を通して,研究面だけでなく教育者としての観点からも,さらには就職活動にもつながるように,そのコミュニケーション能力育成に重点を置く授業スタイルを採用しています。
◆演習2(ブランドビジネス特論)3限(13:10〜14::40)
【授業風景】
目的:企業のブランド価値および企業のブランドビジネスを学ぶことを通して必要な知識・技術を修得し,あわせて修士論文作成に必要な論文作法についてもタイムリーに体感することで,総合的なコミュニケーション能力の育成を目指すことにしています。
◆研究論文指導 4限(15:00〜16::30)
【授業風景】
目的:演習Ⅰ・演習Ⅱで学んだ企業のブランド価値および企業のブランドビジネスを通して得た知識・技術をベースに,修士論文作成に必要な論文作法およびロジックの構築,アンケート調査の知識・技術についても早い段階から取り入れることで,修士論文で必要とされる水準に達することを目指すとともに,修了後を見据えた社会人としてさらなる上位のコミュニケーション能力の育成を目指すことになります。
【夏季休暇課題】
平山研究室では夏季休業中には共通課題および院生一人ひとりの研究課題に沿った課題を課して
います。以下に一例を示すことにします。
Ⅰ.修士課程1年生(M1)
1)共通課題:後期授業の予習 指定教科書についてホワイトボード2枚を想定した板書をノートにまとめ、説明ができるよう自分なりに文言や重要個所についての解釈をおこなう。また、自ら調べて意味不明な箇所については、何が不明なのか、どのような点が理解できないのか、明確にしておく。
2)個別課題:研究テーマ(例)
「成熟段階におけるブランドの活性化戦略の展開について」
□問題意識:これまで形づくってきた問題意識ですが、再度修士論文として文章化した場合に、どのような表現になるのか、以前の文章と比べて足りないもの、必要な記述にはどのような文章化が求められるのか、あるいは不要な記述や余分な文章などは削除したほうがよいのか、再度問題意識を整理し、鮮明になるよう、再考しましょう!
□業界の発展の分析:
プロダクト・ライフ・サイクル上、各期(生成(導入)・発展(成長)・安定(成熟)・衰退期)においては、どのようなブランド戦略が考えられるのか、自分なりの意図する考えを図式や表にしてみましょう!
Ⅱ.修士課程2年生(M2)
1)共通課題:論文作法
□もくじの整理・つながりの確認:
問題意識から始まり、既存研究(先行研究)のレビュー(紹介・評価)、各章の章建てのつながり具合が相互に関連して、最初の問題意識とリンクしているのか、していないのか、していないのであれば、章建てのテーマの変更やつながるような文章化も必要なので、各章間の関係性を図式化しましょう!(下図参照)
います。以下に一例を示すことにします。
Ⅰ.修士課程1年生(M1)
1)共通課題:後期授業の予習 指定教科書についてホワイトボード2枚を想定した板書をノートにまとめ、説明ができるよう自分なりに文言や重要個所についての解釈をおこなう。また、自ら調べて意味不明な箇所については、何が不明なのか、どのような点が理解できないのか、明確にしておく。
2)個別課題:研究テーマ(例)
「成熟段階におけるブランドの活性化戦略の展開について」
□問題意識:これまで形づくってきた問題意識ですが、再度修士論文として文章化した場合に、どのような表現になるのか、以前の文章と比べて足りないもの、必要な記述にはどのような文章化が求められるのか、あるいは不要な記述や余分な文章などは削除したほうがよいのか、再度問題意識を整理し、鮮明になるよう、再考しましょう!
□業界の発展の分析:
プロダクト・ライフ・サイクル上、各期(生成(導入)・発展(成長)・安定(成熟)・衰退期)においては、どのようなブランド戦略が考えられるのか、自分なりの意図する考えを図式や表にしてみましょう!
Ⅱ.修士課程2年生(M2)
1)共通課題:論文作法
□もくじの整理・つながりの確認:
問題意識から始まり、既存研究(先行研究)のレビュー(紹介・評価)、各章の章建てのつながり具合が相互に関連して、最初の問題意識とリンクしているのか、していないのか、していないのであれば、章建てのテーマの変更やつながるような文章化も必要なので、各章間の関係性を図式化しましょう!(下図参照)
2)個別課題:別途詳細に指示します。
Ⅲ.研究論文指導(M2)
□4万字目標:修士論文の規定文字数4万字越えを目指して、これまで演習1・2・研究論文指導の知識や技術を総動員して、これまで高め温めてきた問題意識・目次構成・章建て間のつながり・
先行研究・既存研究、実証的考察、結論に至るまで一連の流れを整理しつつ一つの流れとなる、ストーリーとなるべく、文章化を図ることになります。
【今後のスケジュール】
2017年11月25日(金)第2回修士論文中間報告会
2018年 1月16日(火)修士論文提出(17時まで教務課)
2月 6日(火) 修士論文最終試験(口頭試問)
Ⅲ.研究論文指導(M2)
□4万字目標:修士論文の規定文字数4万字越えを目指して、これまで演習1・2・研究論文指導の知識や技術を総動員して、これまで高め温めてきた問題意識・目次構成・章建て間のつながり・
先行研究・既存研究、実証的考察、結論に至るまで一連の流れを整理しつつ一つの流れとなる、ストーリーとなるべく、文章化を図ることになります。
【今後のスケジュール】
2017年11月25日(金)第2回修士論文中間報告会
2018年 1月16日(火)修士論文提出(17時まで教務課)
2月 6日(火) 修士論文最終試験(口頭試問)
【メッセージ】ようこそ!阪南大学大学院企業情報研究科平山弘研究室へ!
ブランドに興味・関心のあるみなさま,
ファッション・アパレル業界でブラッシュアップを考えているみなさま,
高等学校商業科・社会科教員のみなさま
近年これまで経済社会でトップを走っていた企業が非常に厳しい局面を迎える場面が多くなってきています。当然のことながら企業のトップマネジメントの能力が第一義的には問われることになりますが,やはりそこには2つの問題が内包化されているとわたしたちは考えます。
一つは拡大路線に走り過ぎた結果,同一カテゴリー内に多数の製品やブランドが闊歩することで,
消費者の観点からすれば,同質化している商品群に対して新奇性を感じられないということや競合他社の新たな差別化戦略に惹き込まれる,消費者特有の「移ろいやすさ」と「習慣性の果て」の問題があります。
そのことは同時にもうひとつの問題,企業側からすれば,拡大しすぎた路線を再度戦略的マーケティングの観点から束ねる必要性が問われるということになります。いわばブランドのスクラップ&ビルド化に伴うコストカッターの役割が増大し,目の前のコスト削減にだけ目を奪われ,企業再構築というリストラクチュアリング本来の意味を見失うことです。
このように企業を取り巻く環境は日々厳しさを増していますが,重要なことは一般的に拡大路線をとると,ブランド価値の観点からみれば,その企業の持つ存在価値や差別化要因が確実に薄まるということであり,いずれ商品やブランドのコモディティ化を生むことになり,数量面では他社を凌駕したとしても,ブランド価値の面からは一般化することでそのブランドの持っている資産的価値の低下は確実に進みます。どこにでもあるモノやサービスは信頼や安心といった価値の面では十分機能していることになりますが,ブランド価値の本質からすれば,たとえ世間的にブランドと認識されていても,もはや表面上の「表層的ブランド」ということになり,稀少性で持つ本質的な意味での「実体的ブランド」とは一線を画しているということになります。
以上いくつかブランドに関わる論点について述べてきましたが,もし本研究室に興味や関心がありましたならば,プロフィールや阪南論集(阪南大学学術機関リポジトリ)等を検索しお読みいただき,今後の進むべき道への参考としていただければ,有難く存じます。
ファッション・アパレル業界でブラッシュアップを考えているみなさま,
高等学校商業科・社会科教員のみなさま
近年これまで経済社会でトップを走っていた企業が非常に厳しい局面を迎える場面が多くなってきています。当然のことながら企業のトップマネジメントの能力が第一義的には問われることになりますが,やはりそこには2つの問題が内包化されているとわたしたちは考えます。
一つは拡大路線に走り過ぎた結果,同一カテゴリー内に多数の製品やブランドが闊歩することで,
消費者の観点からすれば,同質化している商品群に対して新奇性を感じられないということや競合他社の新たな差別化戦略に惹き込まれる,消費者特有の「移ろいやすさ」と「習慣性の果て」の問題があります。
そのことは同時にもうひとつの問題,企業側からすれば,拡大しすぎた路線を再度戦略的マーケティングの観点から束ねる必要性が問われるということになります。いわばブランドのスクラップ&ビルド化に伴うコストカッターの役割が増大し,目の前のコスト削減にだけ目を奪われ,企業再構築というリストラクチュアリング本来の意味を見失うことです。
このように企業を取り巻く環境は日々厳しさを増していますが,重要なことは一般的に拡大路線をとると,ブランド価値の観点からみれば,その企業の持つ存在価値や差別化要因が確実に薄まるということであり,いずれ商品やブランドのコモディティ化を生むことになり,数量面では他社を凌駕したとしても,ブランド価値の面からは一般化することでそのブランドの持っている資産的価値の低下は確実に進みます。どこにでもあるモノやサービスは信頼や安心といった価値の面では十分機能していることになりますが,ブランド価値の本質からすれば,たとえ世間的にブランドと認識されていても,もはや表面上の「表層的ブランド」ということになり,稀少性で持つ本質的な意味での「実体的ブランド」とは一線を画しているということになります。
以上いくつかブランドに関わる論点について述べてきましたが,もし本研究室に興味や関心がありましたならば,プロフィールや阪南論集(阪南大学学術機関リポジトリ)等を検索しお読みいただき,今後の進むべき道への参考としていただければ,有難く存じます。