2024年度国際観光学科学生委員会主催 ゼミ活動報告会

国際観光学科学生委員会副部長 3年 山本 康太

 阪南大学国際観光学部国際観光学科では、2025年1月14日から15日の間にゼミ活動報告会を開催しました。
  この報告会は、今年度を締めくくる重要なイベントとして位置づけられており、各ゼミが1年間を通して行ってきた研究や活動成果を発表する場となっています。毎年、冬休みが始まる前の時期に行われるこのイベントは、学部内で長年続いている伝統的な催しです。今回はゼミ活動報告会について報告します。
 報告会の目的は、学生同士が異なるゼミの取り組みを知り、自分のゼミ以外の活動に対する興味や関心を深めることです。また、3回生は次年度に向けて新たな研究テーマや活動方針を得る機会となり、1回生にとっては、翌年度から本格的に始まるゼミ選択の参考材料として大いに役立ちます。そのため、報告会は単なる発表の場にとどまらず、学年を超えて情報交換や意識向上を図る重要な学びの場となります。
 当日の流れは、各ゼミの持ち時間は15分とし、その時間内で活動報告を行います。発表内容には、ゼミの研究テーマ、活動実績、成果や課題などが含まれます。パワーポイントを使った資料の共有や、映像を用いた説明などが行われることもありました。発表後には、Teamsのチャット機能を活用して質疑応答の時間を設けます。この方式により、参加者が対面で質問することへの緊張感が軽減され、多くのゼミ活動についての質問が飛び交っていました。時間の都合上回答ができなかった場合には後日Teamsを通じて返信をします。この対応によって、限られた時間内での効率的な質疑が可能となり、参加者にとっても満足度の高い場が提供されたと思います。
 これまでは学生会の3回生が主体となってイベントの準備や運営を進めてきました。しかし、今回のゼミ報告会から引き継ぎを目的に2年生が主体となって開催、準備を行う新たな試みが行われました。2年生たちは限られた準備期間の中で、発表の流れやタイムテーブルの作成、進行役の選定、会場設営などを積極的に担当しました。特に報告会の画面を録画する方法に少し苦戦する場面もありましたが、試行錯誤を重ねながら解決策を見つけ、段取りやリハーサルの流れをしっかりと考えて実行し、今回のイベント課題は多くありました。
 いくつかのゼミでは質問が出ず、司会が適切に場をつなぐことが難しい場面がありました。この課題に対しては各ゼミに司会側が1つ質問を投げかけることにより、今後は前日までに段取りを確認し、リハーサルを繰り返しやって行くことが必要だと感じました。
 今回のゼミ報告会では、想定していたよりも参加者数が少なかったことも課題として挙げられました。今後は個人での声かけを徹底するとともに、各ゼミに対してイベント参加の重要性を説明し、より多くの学生に参加してもらうようにする事が重要だと感じました。
 さらには、ポスターに記載された情報が簡素すぎて、参加者に活動内容が十分伝わらなかった。次回以降はより具体的な内容を記載し、参加者が理解しやすいポスター作成を心がけて行きたいと思います。このような経験は、2年生にとって非常に貴重な成長の場であると同時に、次年度以降のイベント運営にも大きな影響を与えると思います。
 ゼミ報告会は単なる学術的な成果発表ではなく、学生たちが主体性や協調性を育む場でもあり、今後も阪南大学国際観光学部の伝統として継承され続けていくと感じます。今回は学生会2年生が主体となって初めてのイベントでしたが、無事に終えることができました。
 来年度も国際観光学科学生会では、たくさんのイベントを予定しているので、是非1人でも多くの人に参加して頂きたいです。
 今回のゼミ報告会を開催するにあたりご協力して頂きました、先生方、教務課の皆様、本当にありがとうございました!
 
 
  • ゼミ報告会のポスター

  • プレゼンテーションを行っている様子