阪南大学経営情報学部には、新入生全員が履修する「大学入門ゼミ」という科目が設置されています。この授業は、新入生が経営学を学ぶに当たって必要な知識を、フィールドスタディの体験を通じて楽しみながら身につけてもらうという特色ある講座のひとつです。

 大学入門ゼミでは、新入生が16ゼミに分かれて少人数で各教員のもと、大学で学ぶ心がまえを身につけていきます。その中で、5月にはスポーツ大会とフィールドスタディが用意されていて、友達つくりにも役立ちます。 そして、この大学入門ゼミでは、2回生、3回生の学生がSA(スチューデント・アシスタント)として各ゼミ2人ずつ入り、新入生のゼミ活動のお手伝いをします!話がうまく進まなかったり、まとまらなかったときや、HInTやパワーポイントの使い方などの技術的な相談にも乗ります。

 フィールドスタディは、大阪府下のテーマパークが指定されていて、多数のゼミが17年度はみさき公園、18年度はひらかたパークを選択し、一部のゼミは海遊館など他の施設に行きました。19年度も各ゼミで行き先を考えてもらいます。
 今回は阪南大学学会の補助を得て、3月15日に「ひらかたパーク」にSAのメンバーが事前学習に行きました。ひらかたパークは、1912年開園と歴史も長く、また地域に根づきつつ全国的にも知名度の高い遊園地です。このひらかたパークを舞台に、多くのゼミはフィールドスタディを実施することになります。
 今回の事前学習は、天候にも恵まれて、小中学校・高校の春休み前の時期の平日にもかかわらず、家族連れを中心に多くの来園者でにぎわっており、ひらかたパークの人気ぶりを実感しました。そして、園内をめぐりながら、新入生をうまく誘導する方策や、SAの配置などを考えていました。もちろんたくさんのアトラクションも体験しました。
 私たちは、新入生にいかに楽しく安全に遊んで、いかに真剣にフィールドスタディに取り組んでもらえるかを考えました。その成果を、4月から始まる大学入門ゼミで新入生と共有したいと思います。

※この活動は、学部教育研究活動助成制度(阪南大学学会)の補助を受けています。阪南大学学会に深く感謝いたします。