文:炭家清花 撮影:服部美雪
今回、国家資格である宅地建物取引士(以下、宅建と略記)の資格を取得した経営情報学部2回生の金利起(きむりぎ)くんにインタビューさせていただきました。
半年間、毎日3時間勉強
——:まずは宅建合格おめでとうございます。
金:ありがとうございます。
——:宅建は合格率が約16%という難関資格だそうですが、この資格を取得しようと思ったのはなぜですか?
金:高校の時から宅建を取ろうと思っていたし、不動産業に興味があったからです。
——:何回目の受験ですか?
金:1回目です。
——:それはすごいですね!学内資格講座は利用されましたか?
金:利用しました。
——:では、学内資格講座を利用するメリットはありましたか?
金:自分でやると進み具合が分からないんですけど、講座ではメリハリもつけやすく、自分のモチベーションを上げやすかったです。あと、出るところと多分出ないところを教えてくれたのは大きかったです。
——:勉強期間はどれくらいですか?
金:約半年です。
——:資格のために1日何時間ぐらい勉強しましたか?
金:大体3時間はやってました。
——:宅建の勉強で得意分野、苦手分野はありましたか?
金:民法が得意でした。その他の関連知識という分野が苦手です。
——:苦手な分野の克服はどのようにしましたか?
金:ずっとテキストを見たり、問題をいっぱい解いて克服しました。
——:勉強方法はどのようなものですか?
金:ひたすら復習しました。覚えたぞ!と思えるぐらい教科書を読んだら、テストをしたり問題を解いたりしていました。
——:勉強するにあたって大変だったことを教えてください。
金:講座の期間が半年と長く、覚える量もすごく多かったことですね。
——:くじけそうになったときややる気が出ないときにどうやって自分をコントロールしましたか?
金:やらない日はリフレッシュに努めました。
——:試験当日は緊張しませんでしたか?
金:しましたね。半年の勉強の最後の場だったので、これでダメだったらどうしようとかすごく不安になりました。
——:そうですよね。自分を落ち着かせるために何かしましたか?
金:勉強してきた半年の自分を振り返ってみて、ここまでやってできないなら今後もできないだろう、今の段階でこれ以上はできない!と自分に言い聞かせました。あとはつまずいた問題を解きなおし、ほら、解けるじゃん!って確認したりして、とにかく自分に自信をもって試験に臨めるようにしました。
——:すごくポジティブな考え方でいいですね!
この資格を取るメリットは何ですか?
金:1つ目は、宅建士は業務独占資格ですから、この資格を持っていないとできない仕事ができるようになることです。2つ目は信用です。不動産は人生の中でもお金がかかる買い物じゃないですか。その中で資格を持ってることは信用してもらえる一つの材料になると思うので、そういうメリットもあると思います。
——:合格したらすぐ宅建士として働くことができるのですか?
金:実はまだできなくて、宅建試験に合格しても2年以上の実務経験か、それと同等の登録実務講習を受けないといけないんです。今は実務講習期間中です。
資格の勉強を通して身についたことはありますか?
金:長期間の努力を今までしたことがなかったので、半年ですが努力できたっていうのはあります。
金:ありがとうございます。
——:宅建は合格率が約16%という難関資格だそうですが、この資格を取得しようと思ったのはなぜですか?
金:高校の時から宅建を取ろうと思っていたし、不動産業に興味があったからです。
——:何回目の受験ですか?
金:1回目です。
——:それはすごいですね!学内資格講座は利用されましたか?
金:利用しました。
——:では、学内資格講座を利用するメリットはありましたか?
金:自分でやると進み具合が分からないんですけど、講座ではメリハリもつけやすく、自分のモチベーションを上げやすかったです。あと、出るところと多分出ないところを教えてくれたのは大きかったです。
——:勉強期間はどれくらいですか?
金:約半年です。
——:資格のために1日何時間ぐらい勉強しましたか?
金:大体3時間はやってました。
——:宅建の勉強で得意分野、苦手分野はありましたか?
金:民法が得意でした。その他の関連知識という分野が苦手です。
——:苦手な分野の克服はどのようにしましたか?
金:ずっとテキストを見たり、問題をいっぱい解いて克服しました。
——:勉強方法はどのようなものですか?
金:ひたすら復習しました。覚えたぞ!と思えるぐらい教科書を読んだら、テストをしたり問題を解いたりしていました。
——:勉強するにあたって大変だったことを教えてください。
金:講座の期間が半年と長く、覚える量もすごく多かったことですね。
——:くじけそうになったときややる気が出ないときにどうやって自分をコントロールしましたか?
金:やらない日はリフレッシュに努めました。
——:試験当日は緊張しませんでしたか?
金:しましたね。半年の勉強の最後の場だったので、これでダメだったらどうしようとかすごく不安になりました。
——:そうですよね。自分を落ち着かせるために何かしましたか?
金:勉強してきた半年の自分を振り返ってみて、ここまでやってできないなら今後もできないだろう、今の段階でこれ以上はできない!と自分に言い聞かせました。あとはつまずいた問題を解きなおし、ほら、解けるじゃん!って確認したりして、とにかく自分に自信をもって試験に臨めるようにしました。
——:すごくポジティブな考え方でいいですね!
この資格を取るメリットは何ですか?
金:1つ目は、宅建士は業務独占資格ですから、この資格を持っていないとできない仕事ができるようになることです。2つ目は信用です。不動産は人生の中でもお金がかかる買い物じゃないですか。その中で資格を持ってることは信用してもらえる一つの材料になると思うので、そういうメリットもあると思います。
——:合格したらすぐ宅建士として働くことができるのですか?
金:実はまだできなくて、宅建試験に合格しても2年以上の実務経験か、それと同等の登録実務講習を受けないといけないんです。今は実務講習期間中です。
ライター注:
登録実務講習のカリキュラムはすべて法律で厳密に定められており、講習時間は合計で50時間程度、そのうち12時間は通学して講師から直接指導を受ける必要がある。
出典:「宅建試験の合格だけでは宅建士になれない」(2020年3月3日採録)
——:そうなんですね、それは知らなかったです。登録実務講習のカリキュラムはすべて法律で厳密に定められており、講習時間は合計で50時間程度、そのうち12時間は通学して講師から直接指導を受ける必要がある。
出典:「宅建試験の合格だけでは宅建士になれない」(2020年3月3日採録)
資格の勉強を通して身についたことはありますか?
金:長期間の努力を今までしたことがなかったので、半年ですが努力できたっていうのはあります。
サッカーが強いから阪南大を受験
——:続いて金君についてお聞きします。
入試区分を教えてください。
金:一般前期の3教科型のベスト2教科型です。
金:国語と英語、数学です。
——:出身校を教えてください。
金:東京朝鮮中高級学校の高級部です。
——:なぜ阪南大学経営情報学部を志望したのですか?
金:紹介されて話を聞いたときに、経営にも情報にも興味があり両方学べるということで選びました。あと、情報が大切になってくる社会なので学んでおいて損はないなというのでこの学部を選びました。宅建の講座があるというのもこの大学を選んだ理由の1つです。
——:なぜ東京じゃなく大阪の学校を選んだのですか?
金:一人暮らしと自立がしたかったからです。
——:東京から大阪に来て、カルチャーショックとかありました?
金:中学までは神戸にいたのであまり違和感はなかったです。
——:所属ゼミを教えてください。
金:田上ゼミです。
——:田上ゼミに入った理由を教えてください。
金:入学式のプロジェクションマッピングが印象的で自分も作ってみたいという思いがあったので選びました。
——:ゼミではどんな勉強をされていますか?
金:2回生ではマルチメディアの基礎ですね。テキストを読んでそれをゼミ生で教えあっています。テキストは先生が書いた「マルチメディア情報学概論」(田上博司著 晃洋書房)を使っています。
——:クラブは何かやっていますか?
金:サッカー部です。
——:阪南大学を志望した理由に、サッカーが強いということはありましたか?
金:それもありました。高校の蹴球部で阪南大学のサッカー部のことは聞いていました。
——:サッカーをしていてよかったことはありますか?
金:真剣勝負ができたり、仲間と楽しくできることですね。勉強の点では、宅建の試験での緊張感のコントロールの仕方は、サッカーの試合で緊張しているときの気持ちのコントロールの仕方と同じです。
——:宅建以外でとっている資格はありますか?
金:MOSと日商簿記検定3級FP3級を持っています。すべて1回生の時に取りました。
——:たくさん持っていますね!他に取ろうと思っている資格はありますか?
金:情報系にも興味はあるので今後情報系の資格を取っていこうと思っています。
——:卒業後はどんな仕事をしたいと思っていますか?
金:いま目指しているのは不動産関係の仕事です。
——:これまで受講してよかったと思う科目を教えてください。
金:松下先生の経営学ですかね。授業の最後にコメントや質問を書いて提出するんですけど、次の授業の冒頭で質問に対してのコメントをくれるっていうのは大きかったです。なにより、学んで共感するところや新たに学んだと感じる部分が多かったですね。
——:阪南大学や経営情報学部に入学してよかったことは何ですか?
金:高校で学べない分野が学べ、そこに力を入れて勉強できたのと、同じ志の友達が多かったことですね。
入試区分を教えてください。
金:一般前期の3教科型のベスト2教科型です。
担当教員注:
3教科3科目を受験し、そのうちの高得点の2教科で合否判定を行う入試制度。
——:受験した3科目は何ですか?3教科3科目を受験し、そのうちの高得点の2教科で合否判定を行う入試制度。
金:国語と英語、数学です。
——:出身校を教えてください。
金:東京朝鮮中高級学校の高級部です。
——:なぜ阪南大学経営情報学部を志望したのですか?
金:紹介されて話を聞いたときに、経営にも情報にも興味があり両方学べるということで選びました。あと、情報が大切になってくる社会なので学んでおいて損はないなというのでこの学部を選びました。宅建の講座があるというのもこの大学を選んだ理由の1つです。
——:なぜ東京じゃなく大阪の学校を選んだのですか?
金:一人暮らしと自立がしたかったからです。
——:東京から大阪に来て、カルチャーショックとかありました?
金:中学までは神戸にいたのであまり違和感はなかったです。
——:所属ゼミを教えてください。
金:田上ゼミです。
——:田上ゼミに入った理由を教えてください。
金:入学式のプロジェクションマッピングが印象的で自分も作ってみたいという思いがあったので選びました。
——:ゼミではどんな勉強をされていますか?
金:2回生ではマルチメディアの基礎ですね。テキストを読んでそれをゼミ生で教えあっています。テキストは先生が書いた「マルチメディア情報学概論」(田上博司著 晃洋書房)を使っています。
——:クラブは何かやっていますか?
金:サッカー部です。
——:阪南大学を志望した理由に、サッカーが強いということはありましたか?
金:それもありました。高校の蹴球部で阪南大学のサッカー部のことは聞いていました。
——:サッカーをしていてよかったことはありますか?
金:真剣勝負ができたり、仲間と楽しくできることですね。勉強の点では、宅建の試験での緊張感のコントロールの仕方は、サッカーの試合で緊張しているときの気持ちのコントロールの仕方と同じです。
——:宅建以外でとっている資格はありますか?
金:MOSと日商簿記検定3級FP3級を持っています。すべて1回生の時に取りました。
——:たくさん持っていますね!他に取ろうと思っている資格はありますか?
金:情報系にも興味はあるので今後情報系の資格を取っていこうと思っています。
——:卒業後はどんな仕事をしたいと思っていますか?
金:いま目指しているのは不動産関係の仕事です。
——:これまで受講してよかったと思う科目を教えてください。
金:松下先生の経営学ですかね。授業の最後にコメントや質問を書いて提出するんですけど、次の授業の冒頭で質問に対してのコメントをくれるっていうのは大きかったです。なにより、学んで共感するところや新たに学んだと感じる部分が多かったですね。
——:阪南大学や経営情報学部に入学してよかったことは何ですか?
金:高校で学べない分野が学べ、そこに力を入れて勉強できたのと、同じ志の友達が多かったことですね。
取材を終えて
私は普段撮影を担当していて、今回初めてライターとして取材に参加したのですが、知り合いの金君の取材ということもあり、とてもリラックスした状態で挑むことができました。1回目の受験で合格するのはすごいことだと思います。身近な人が頑張った話を聞くと自分も頑張ろうという気持ちになれます。最後になりますが今回はお忙しい中取材にご協力いただきましてありがとうございました。
まず初めに、宅建に合格おめでとうございます。実務講習がんばってください!
私は宅建も他の資格みたいに合格したら終わりだと思っていたのですが、実は違うんですと聞き驚きました。知る機会があってよかったと思います。この度はお忙しい中ありがとうございました。
炭家清花
まず初めに、宅建に合格おめでとうございます。実務講習がんばってください!
私は宅建も他の資格みたいに合格したら終わりだと思っていたのですが、実は違うんですと聞き驚きました。知る機会があってよかったと思います。この度はお忙しい中ありがとうございました。
服部美雪
ゼミ指導教員より
金君は2回生ゼミのゼミ長でもあり、責任感の強さと誠実さ、さらに努力家であることはゼミのみんなが認めるところです。インタビュー記事を読んで、やっぱり金君らしいなと思うと同時に、今回その意志の強さにも感心しました。サッカー部の活動を続けながらゼミ長の責務をこなし、そのうえで1日3時間、宅建士の勉強を続けることは並大抵ではなかったと思います。まだ実務講習がのこっていますが、これもきっと問題なくこなせることでしょう。
宅建士は合格率16%程度というかなりの難関資格となっていますが、2回生で、しかも一度目のチャレンジで合格したことは、本当にすばらしいことです。これを足掛かりに、これからも様々なことにチャレンジを続けていただきたいと思います。
宅建士は合格率16%程度というかなりの難関資格となっていますが、2回生で、しかも一度目のチャレンジで合格したことは、本当にすばらしいことです。これを足掛かりに、これからも様々なことにチャレンジを続けていただきたいと思います。
田上博司
経営情報学部学生広報委員会では、「じぇむ」の記事を書いていただける方・撮影をしていただける方を募集しています。興味のある方は担当教員(濱)か、教務課までお問い合わせください。