高校と大学の橋渡しをする活動
「高校時代に続けていることを、大学に入っても続けられるのか」という不安をもつ高校生の皆さんにお届けする記事です。2016年に国際観光学部に入学した今西祐莉さんは、高校生のときから気の合う仲間とバンド「ぱぷりか」を結成し、3年目になります。大学に入っても精力的にライブ活動を続けている今西さんにインタビューをして、活動と大学生活についてお聞きしました。「大学に入ったら、好きなことをやめなければいけないのか」などと思っている皆さんには、心強い答えになるかと思います。ライブでは観客との一体感を味わえると、今西さんは言います。そのようなライブの魅力もお聞きしましたので、ご覧ください。(松田洋佳)
※この広報活動は、阪南大学給付奨学金制度によって運営しています。
バンドの仕掛けは「闇ポップ」
松田:取材に時間を空けていただき、ありがとうございます。さっそくですが、バンド活動を始めたきっかけは?
今西:高校に入ったときには、バンド活動とは全く関係がありませんでした。もちろん、興味もありませんでした。
松田:子どものころからの憧れではなかったと。
今西:憧れていたのは、野球部のマネージャーでしたね。だから、入学したときに野球部を見学するつもりだったのですが、友だちに誘われ、流れで軽音部に仮入部してしまったのです。そして、そのまま正式に入部。以後、バンドを結成し、現在に至ります。
松田:野球からかけ離れた道ですね。もし友達に誘われていなかったら、今のバンドメンバーとも接点がなかったわけですね。
今西:そうですね。運命というものでしょうね。
松田:野球部のマネージャーに未練は?
今西:すぐに無くなりましたね。どんどんと軽音楽にのめり込み、バンド活動に熱中していきました。
松田:そして、大学に進学したのちも、バンド活動を続けていると。
今西:そうあっさりと夢を捨てられませんから。
松田:活動はどのくらいの頻度で?
今西:基本的には、毎週金曜日に練習しています。いつも練習させてもらっているスタジオがあって、それぞれの技術を鍛えたり、新曲をいっしょに練習したり、先輩のバンドにレッスンしてもらったりと。
松田:バンドのメンバーはどういう人たちなのですか。
今西:それぞれ通っている学校が違います。練習が難しいというよりは、3人が集まる日を確保するのが難しい(笑)。
松田:実際に練習風景を拝見してわかったのですが、作曲は今西さんがされているのですね。しかも、演奏しているのは、すべてオリジナルの曲ばかり。驚きました。
今西:たいていのバンドは曲のテーマが決まっています。そこにオリジナリティーが出るのです。私たちのバンド「ぱぷりか」は「闇ポップ」をテーマにしています。
松田:闇ポップ?想像ができませんね。具体的に、どんな?
今西:曲調はとても明るく、ノリもいいのですが、歌詞がグロい。だから闇。
松田:それは面白い。明るい雰囲気なのに、歌詞をよく聴くと暗い、というアンバランスさが仕掛けなのですね。最近のライブについて、お聞かせください。
今西:高校に入ったときには、バンド活動とは全く関係がありませんでした。もちろん、興味もありませんでした。
松田:子どものころからの憧れではなかったと。
今西:憧れていたのは、野球部のマネージャーでしたね。だから、入学したときに野球部を見学するつもりだったのですが、友だちに誘われ、流れで軽音部に仮入部してしまったのです。そして、そのまま正式に入部。以後、バンドを結成し、現在に至ります。
松田:野球からかけ離れた道ですね。もし友達に誘われていなかったら、今のバンドメンバーとも接点がなかったわけですね。
今西:そうですね。運命というものでしょうね。
松田:野球部のマネージャーに未練は?
今西:すぐに無くなりましたね。どんどんと軽音楽にのめり込み、バンド活動に熱中していきました。
松田:そして、大学に進学したのちも、バンド活動を続けていると。
今西:そうあっさりと夢を捨てられませんから。
松田:活動はどのくらいの頻度で?
今西:基本的には、毎週金曜日に練習しています。いつも練習させてもらっているスタジオがあって、それぞれの技術を鍛えたり、新曲をいっしょに練習したり、先輩のバンドにレッスンしてもらったりと。
松田:バンドのメンバーはどういう人たちなのですか。
今西:それぞれ通っている学校が違います。練習が難しいというよりは、3人が集まる日を確保するのが難しい(笑)。
松田:実際に練習風景を拝見してわかったのですが、作曲は今西さんがされているのですね。しかも、演奏しているのは、すべてオリジナルの曲ばかり。驚きました。
今西:たいていのバンドは曲のテーマが決まっています。そこにオリジナリティーが出るのです。私たちのバンド「ぱぷりか」は「闇ポップ」をテーマにしています。
松田:闇ポップ?想像ができませんね。具体的に、どんな?
今西:曲調はとても明るく、ノリもいいのですが、歌詞がグロい。だから闇。
松田:それは面白い。明るい雰囲気なのに、歌詞をよく聴くと暗い、というアンバランスさが仕掛けなのですね。最近のライブについて、お聞かせください。
緊張を吹き飛ばす臨場感
今西:直近で言えば、大阪の南堀江のライブかな。お客さんも年代が近い人たちで、30人ほど来てくれました。
松田:よく思うのですが、人の前に立つのは緊張しませんか。
今西:とても緊張しますよ。でも、観客といっしょに盛り上がると、「ああライブをしているのだ」という臨場感に包まれて、楽しいですね。緊張も吹き飛びます。
松田:私も経験してみたいですね。そういうライブの経験が大学生活に役立つことはありますか。
今西:ゼミ活動や授業で人前に出て発表するときでしょうか。ライブで演奏するときとは全然状況が違うのですが、緊張で話ができない、ということはありません。役立っているのでしょうね。
松田:人前に立つことの慣れですね。仲間たちとライブハウス以外で行動することは?
今西:大学に入ってからは、そういう機会が少し減ったかな。高校生のころは、地元の和泉市でたくさんの軽音学部員といっしょに演奏する機会もありました。
松田:地域での活動もあったんですね。地域と言えば、お祭りやイベントですが、そのような舞台で演奏する予定は?
今西:そうですね。できるだけ多くの舞台に立ちたいですね。たくさんの人たちに演奏を聞いてもらいたい。今はそういう思いです。
松田:一番心に残っているライブは?
今西:バンド「ぱぷりか」のCDを出しまして、販売と同時に行なったライブが印象的でした。その日は100人を超えるお客さんが来てくださり、差し入れが普段の倍近くもありました。この日に向けて新しい曲を作りましたし、準備の量も半端じゃなかったですけど。
松田:100人の前で演奏すると、どんな気持ちになるのでしょうね。
今西:「うれしかった」「楽しかった」以外の言葉が出てきませんね。CDが出せるなんて、バンド活動を始めたころには、思ってもみなかったです。
松田:今後の活動予定は?
今西:もちろんバンドを続けます。オーディションで決勝に残ることが夢でして、それを目標に頑張っていきたいです。
松田:応援しますので、頑張ってください。ありがとうございました。
松田:よく思うのですが、人の前に立つのは緊張しませんか。
今西:とても緊張しますよ。でも、観客といっしょに盛り上がると、「ああライブをしているのだ」という臨場感に包まれて、楽しいですね。緊張も吹き飛びます。
松田:私も経験してみたいですね。そういうライブの経験が大学生活に役立つことはありますか。
今西:ゼミ活動や授業で人前に出て発表するときでしょうか。ライブで演奏するときとは全然状況が違うのですが、緊張で話ができない、ということはありません。役立っているのでしょうね。
松田:人前に立つことの慣れですね。仲間たちとライブハウス以外で行動することは?
今西:大学に入ってからは、そういう機会が少し減ったかな。高校生のころは、地元の和泉市でたくさんの軽音学部員といっしょに演奏する機会もありました。
松田:地域での活動もあったんですね。地域と言えば、お祭りやイベントですが、そのような舞台で演奏する予定は?
今西:そうですね。できるだけ多くの舞台に立ちたいですね。たくさんの人たちに演奏を聞いてもらいたい。今はそういう思いです。
松田:一番心に残っているライブは?
今西:バンド「ぱぷりか」のCDを出しまして、販売と同時に行なったライブが印象的でした。その日は100人を超えるお客さんが来てくださり、差し入れが普段の倍近くもありました。この日に向けて新しい曲を作りましたし、準備の量も半端じゃなかったですけど。
松田:100人の前で演奏すると、どんな気持ちになるのでしょうね。
今西:「うれしかった」「楽しかった」以外の言葉が出てきませんね。CDが出せるなんて、バンド活動を始めたころには、思ってもみなかったです。
松田:今後の活動予定は?
今西:もちろんバンドを続けます。オーディションで決勝に残ることが夢でして、それを目標に頑張っていきたいです。
松田:応援しますので、頑張ってください。ありがとうございました。
インタビュー後記
松田さんと2人で高校生のころからバンド活動を続けている今西祐莉さんを取材しました。私はインタビューのサポート役を務めましたが、横で聞いていて、学部にこんな特技をもつ学生がいるのだと、驚きました。彼女たちのバンド「ぱぷりか」のライブはYOUTUBEでも観られますので、ぜひご覧ください。高校生のみなさんには、勉強に励む一方で、クラブ活動や趣味に打ち込んでいる人も多いのでは。大学では時間割を自由に組めますので、自分の時間が作りやすく、長期休暇もたっぷりとあります。時間を自分でコントロールする必要がありますが、何かに取り組む時間を与えられるのは、大学生活のいいところです。将来の自分のために、時間を有効に使えるのです。今西さんはオーディションでの優勝をめざして、もっと自分たちの技を磨くのだと決めています。大学では専門分野の学習も大事ですが、このように自分が決めた目標に向かって努力する姿勢も求められます。今西さんのように高校時代から打ち込んでいることがありましたら、それを伸ばすために大学に入る、という選択肢も考えてみて下さい。(松枝湧也)