高大連携プロジェクトは、2022年度以来、これまで4つのプログラム※を展開してきました。そこにもう一つ大学ならではの体験として「ワンユニ」のゼミ版として、高校生に大学のゼミにチャレンジしてもらうプログラム(大学のゼミにチャレンジしよう〔ワンユニ特別ゼミ〕)」を加え、2025年3月27日に実施しました。

そもそも高校生にとっては、「ゼミ」と言われても「?」です。そこで、阪南大学高等学校の2年生に「280分でゼミの面白さを体感してもらおう」をテーマに現役学生に半年間をかけてプランを立ててもらい、高校生と大学生が「解」のない課題を一緒に考えるプログラム設計を準備。
内容は以下の通りとなります。

実施概要

日 時:2025年3月27日(木)1コマ70分×4コマ(09:00~15:00)
場 所:阪南大学本キャンパス 4号館4311教室
企画者:阪南大学国際コミュニケーション学科 神尾ゼミナール2年生(13名)
出席者:阪南大学高校総合進学コース 2年生(14名)
内 容:大学生・高校生が4チームに分かれ、以下のテーマでゼミ体験をする
テーマ:チーム1;ディズニーとSDGs-SDGsの17項目からディズニー作品を考える-
チーム2;Let’s compare Japan with other countries!-日本と外国を自身の視点で比較する-
チーム3;音楽を通して言語に触れる-Expose to language through music-
     チーム4;二次元ワールド探検隊!-アニメとゲームで見る異文化比較理解-
SDGs17項目が単体で解決できるわけではなく、様々な観点から繋がっていることを分析したチーム1。
食文化から異文化理解を深め、さらには食フェス企画まで企画立案したチーム2。
音楽の歌詞を文化背景などから発想力を駆使し、オリジナル翻訳にチャレンジしたチーム3。
日本が誇る文化アニメを通して海外の反応やローカライズや文化の壁って何?を分析したチーム4
どれも簡単に答えは見つからないテーマです。
オープンキャンパスでは体感できにくいゼミ体験の提供は、本学でも初めての取り組みでした。2年次ゼミの「基礎演習」を使ってのプラン設計や、事前にシミュレーションを実施するなど丹念な準備をしてくれた神尾ゼミの13名の学生たち“UNIT13”のガイド役によって、阪南大学高等学校2年生14名が、「大学のゼミって楽しいかもしれない」と感じてくれたらと願っています。
何よりも、新たなプログラムに積極的にチャレンジしてくださいました阪南大学高等学校の勇者14名の未来に栄光がありますことを祈っております。

※高大連携プログラム:サキタン(単位先取りプログラム)・ワンユニ(One-Day University Student Program)・阪南大学高等学校特別キャンパス見学会・CAプログラム・韓国語講座

高大連携PJチーフ 河野千春