阪南大学学会では、学生会員の研究成果を広く公開する機会として「学生懸賞論文」を実施しています。
 2016年度は11本の応募があり、最終審査の結果、奨励賞4本が入賞しました。2017年2月21日(火)、本キャンパス1号館のフロンティアホールで開催された表彰式において、受賞者に阪南大学学会会長の井上 博学長から表彰状が贈られました。
 2016年度の受賞者は下記のとおりです。
表彰区分 表題 学部 氏名
奨励賞 日本の観光先進国への課題と対策
—中国人と台湾人の相違点分析を通して—
国際
コミュニケーション
鵜飼 亜須佳
奨励賞 吉本ばななの小説のモチーフと死生観について
—『ムーンライト・シャドウ』と『白河夜船』を題材に—
国際
コミュニケーション
大林 佳織
奨励賞 資生堂の国際化 —グローバル戦略VSメタナショナル戦略— 経営情報 嶺島 可凜
松栄 香萌
奨励賞 大阪市の自転車政策の検討 経済 中島 誉士輝

奨励賞受賞者のコメント

「日本の観光先進国への課題と対策 〜中国人と台湾人の相違点分析を通して〜」
国際コミュニケーション学部 鵜飼 亜須佳

 この度は、大学生活4年間の学びの集大成である本論文が、素晴らしい賞をいただき嬉しい限りです。
 大学4年間は語学学習、特に中国語学習に力を入れ、中国と台湾に留学しました。
中国語圏である両者に留学したという貴重な経験から、両者の相違点に着目し、この論文の執筆に至りました。
 執筆中は、参考文献集めや、データ分析など、慣れない作業も多く苦労しましたが、自分にとって興味深い分野であったこともあり、書き進めていく楽しさや書きあがった後の達成感がありました。
 論文執筆を通して、自分自身も曖昧だった中国と台湾の違いについて、理解を深めることができました。
 論文執筆において、ご指導いただいた先生方に、感謝の気持ちを伝えたいと思います。

「吉本ばななの小説のモチーフと死生観について‐『ムーンライト・シャドウ』と『白河夜船』を題材に‐」
国際コミュニケーション学部 大林 佳織

 この度は、学生懸賞論文の奨励賞をいただきましてありがとうございます。
大学4年間の集大成をこのような形で迎えることができ、大変嬉しく思っています。
 私が好きな小説を題材としたことで、執筆していくにつれて自分自身のことをもっと深く知ることができ、さらには他の小説に対する見方や感じ方なども広がったように感じています。論文作成期間は、私にとって得られたものがたくさんあり、とても充実した価値のある時間でした。
 論文指導してくださった永田先生、そして子供の頃から本を読むという楽しみを教えてくれていた両親に心から感謝しています。 

「資生堂の国際化 -グローバル戦略VSメタナショナル戦略-」
経営情報学部 嶺島 可凜、松栄 香萌

この度、奨励賞をいただき本当に光栄に思っており、嬉しい気持ちと驚きでいっぱいです。
 この賞をもらえるまでの論文を書き上げることができたのは伊田先生にはたくさんのアドバイスなどで支えてもらえたおかげでもあります。
 私たち論文のテーマであるメタナショナル戦略はあまり採用している企業も少なく調べていく上で厳しい面もありましたがたくさん勉強になる部分が多くありました。大学生活において賞をいただけたことは最後にいい思い出になりました。ありがとうございました。

「大阪市の自転車政策の検討」
経済学部 中島 誉士輝

 今回、奨励賞を頂き、嬉しく感じています。こうして論文を執筆するにあたって指導してくださった下地真樹先生やその他協力してくださった方に感謝しています。
 このテーマに決定したきっかけとしては、大阪市の自転車政策に関して疑問を持ったことです。文献を当たってみると、大阪市、そして日本と海外の取り組みの違いを知りました、自転車利用を促進できるような政策はどのようなものだろうかということを考えていました。
 今回、本論文で、このような評価をいただき感謝しています。