あべのハルカスキャンパスでは、2019年10月~2020年3月にかけて、阪南大学の各学部の特性を反映したテーマの講座「ハルカスアカデミー」(全6回)を開催します。
ハルカスアカデミーとは?
社会貢献の一環として、阪南大学の全5学部の専任教員が講師となって開催する全6回の公開講座です。本学が得意とする分野の知の財産を惜しみなく提供し、現代社会に生かせる教養、時事問題を読み解く切り口をテーマにわかりやすく解説します。
事前に参加申込みが必要です。お申込後、受講票をお送りさせていただきます。
※定員になり次第締め切らせていただきます。(先着順100名)
※定員になり次第締め切らせていただきます。(先着順100名)
第1回「プライベートブランドを用いた企業経営-ブランドを軸とした経営戦略の概説-」
講師:経営情報学部 奥 康平
開催日時:2019年10月26日(土)14:00~15:30
トップバリュやセブンプレミアムって聞いたことありますか?これは、プライベートブランド(PB)と呼ばれ、特定のスーパー(イオンやイトーヨーカドーなど)やコンビニ(セブンイレブン、ミニストップなど)だけで販売されています。PBはその店だけのオリジナル商品で、「売り上げと利益をアップさせることのできる魔法の商品」です。この講座では、PBとは何かについてはもちろん、一般的にどのお店でも販売されている商品(ナショナルブランド:NB)と比較して、PBがなぜよく売れ、かつ利益も出せるのかについてお話します。また、一部の受講生の方のご協力をいただき、PBとNB商品(お菓子)をとりあげ、値段、見た目、触感などを確かめる実験を行い、その結果から「売れる商品の実際」についてもお話したいと思います。
講師:経営情報学部 奥 康平 プロフィール
出身校:大阪市立大学大学院経営学研究科 後期博士課程,博士(経営学)
研究テーマ:M&A(合併・買収)と経営統合~組織間学習の促進を中心にして~,Merger and Acquisition,Management Integration by Joint Holding Company
主要業績:「企業経営に取り入れられた情報技術」伊田昌弘監修『経営と情報の深化と融合』第2章,税務経理協会,2014年/「事業の分社化と持株会社本社化の意義」『阪南論集 社会科学編』第46巻第2号,2011年3月
研究テーマ:M&A(合併・買収)と経営統合~組織間学習の促進を中心にして~,Merger and Acquisition,Management Integration by Joint Holding Company
主要業績:「企業経営に取り入れられた情報技術」伊田昌弘監修『経営と情報の深化と融合』第2章,税務経理協会,2014年/「事業の分社化と持株会社本社化の意義」『阪南論集 社会科学編』第46巻第2号,2011年3月
第2回「若年者の地方への定住について-地方創生事業の可能性と限界-」
講師:国際観光学部 堀内 史朗
開催日時:2019年11月16日(土)14:00~15:30
東京一極集中が進む中、地方への人口定住・移住が求められています。国が進めてきた地方創生事業は、産学官連携を進めることで、その地域の関係者が協力して若年者の地方における雇用・定住を促進してきました。私たちは、山形県の事業経営者、労働者、大学生に注目して、彼らの地元への関心などについての調査を進めてきました。本講座では、最近行っている大阪市や淡路島の調査結果も合わせ、地方創生事業の可能性と限界について論じます。
講師:国際観光学部 堀内 史朗 プロフィール
出身校:京都大学,博士(理学)
研究テーマ:観光計画論,環境計画論,環境社会学
主要業績:Shiro Horiuchi(2017)"Coordinators Bridge Residents and Artists in Regional Japan: a Case Study of the Art Project HANARART."International Journal of Asia Pacific Studies 13./Shiro Horiuchi, Tatsuhiro Takahashi(2016)"Globalization and regional revitalization in a local university of Japan." In: Globalization:Economic, Political and Social Issues(Eds. Bernadette Gonzalez), pp.149-159, Nova Publisher./Shiro Horiuchi(2015)"Emergence and collapse of the norm of resource sharing around locally abundant resources." Journal of Artificial Societies and Social Simulation 18(4):7.
研究テーマ:観光計画論,環境計画論,環境社会学
主要業績:Shiro Horiuchi(2017)"Coordinators Bridge Residents and Artists in Regional Japan: a Case Study of the Art Project HANARART."International Journal of Asia Pacific Studies 13./Shiro Horiuchi, Tatsuhiro Takahashi(2016)"Globalization and regional revitalization in a local university of Japan." In: Globalization:Economic, Political and Social Issues(Eds. Bernadette Gonzalez), pp.149-159, Nova Publisher./Shiro Horiuchi(2015)"Emergence and collapse of the norm of resource sharing around locally abundant resources." Journal of Artificial Societies and Social Simulation 18(4):7.
第3回「第二次世界大戦下にアメリカによって強制収容された日系ラテンアメリカ人に対する戦後補償」
講師:国際コミュニケーション学部 賀川 真理
開催日時:2019年12月 7日(土)14:00~15:30
第二次世界大戦で、日本は連合軍を相手に戦闘を繰り広げたが、ラテンアメリカ諸国とは直接交戦をしていません。しかし、アメリカ政府は自国の捕虜との交換要員として、ラテンアメリカ諸国から「日系人」2264人を「誘拐」しました。本講座では、このあまり知られていない史実を明らかにすると同時に、テキサス州の「クリスタル・シティ抑留所」の実態を紹介します。その上で、こうした政府による不正に対し、戦後補償という形でアメリカがどのように向き合ってきたのか、現在のアメリカは、当時の教訓を受け止めているのかどうかについて検証します。
講師:国際コミュニケーション学部 賀川 真理 プロフィール
出身校:慶応義塾大学大学院法学研究科博士課程,博士(法学)
研究テーマ:アメリカ(特にカリフォルニア州)の政治,アメリカの移民政策
主要業績:『カリフォルニア政治とラティーノ—公正な市民生活を求めるための闘い』晃洋書房,2011年
研究テーマ:アメリカ(特にカリフォルニア州)の政治,アメリカの移民政策
主要業績:『カリフォルニア政治とラティーノ—公正な市民生活を求めるための闘い』晃洋書房,2011年
第4回「日系中小企業の海外進出と地域経済」
講師:経済学部 櫻井 靖久
開催日時:2020年 1月25日(土)14:00~15:30
日本の中小企業の海外進出は、産業空洞化の原因との懸念も以前はありましたが、現在は販路の拡大や企業成長による地域経済への貢献が期待されるようになっています。これは、中小企業がグローバルなサプライチェーンを構成しているためであり、その役割をうまく活かした事業活動を行うことによって、成長や貢献が可能となるのです。本講座では、グローバルなサプライチェーンという視点から、具体的な中小企業の海外進出の事例を紹介することで、企業や地域の活性化にどのように繋がっているかを探っていきます。
講師:経済学部 櫻井 靖久 プロフィール
出身校:大阪市立大学大学院経営学研究科
研究テーマ:経済地理学,産業立地論,エレクトロニクス産業
主要業績:「尼崎市における創業の特徴と立地要因」尼崎地域産業活性化機構編『尼崎市の新たな産業都市戦略(AIR叢書)』2016年2月/「電機産業のアジア立地とバリューチェーンのダイナミズム」鈴木洋太郎編著『日本企業のアジア・バリューチェーン』新評論,2015年3月/「尼崎中小製造企業の海外進出に関する実態」尼崎地域産業活性化機構編『ECO未来都市を目指して—産業都市尼崎の挑戦(AIR叢書)』2015年1月
研究テーマ:経済地理学,産業立地論,エレクトロニクス産業
主要業績:「尼崎市における創業の特徴と立地要因」尼崎地域産業活性化機構編『尼崎市の新たな産業都市戦略(AIR叢書)』2016年2月/「電機産業のアジア立地とバリューチェーンのダイナミズム」鈴木洋太郎編著『日本企業のアジア・バリューチェーン』新評論,2015年3月/「尼崎中小製造企業の海外進出に関する実態」尼崎地域産業活性化機構編『ECO未来都市を目指して—産業都市尼崎の挑戦(AIR叢書)』2015年1月
第5回「多様性の国カナダの文化と社会 -移民、先住民、日系作家からシルク・ド・ソレイユまで-」
講師:流通学部 真田 桂子
開催日時:2020年 2月 8日(土)14:00~15:30
カナダは多文化主義を掲げ、先住民や建国の二民族と呼ばれるイギリス系住民とフランス系住民に加え、世界の各地から移り住んできた多様な移民たちが共存するモザイク国家です。一方、そこでは先住民によるアートや移民の文学、多様性をバネに小さな路上パフォーマンスから世界的な舞台芸術にまで成長したシルク・ド・ソレイユなど、インターナショナルで多様性と独自性に富んだ文化が花開いています。この講演では、カナダの文化や芸術に注目しながら、北米にありながら、トランプ政権のもと自国第一主義に傾く隣国アメリカとは一線を画し、移民やマイノリティを尊重し多様性に開かれていこうとするカナダ社会の特徴や可能性も浮き彫りにします。
講師:流通学部 真田 桂子 プロフィール
出身校:モントリオール大学大学院
研究テーマ:フランスおよび仏語圏文学,カナダ・ケベック地域研究,比較文化論
主要業績:わが心の子らよ』ガブリエル・ロワ(訳書)カナダの文学シリーズ第5巻、彩流社、1998年/『トランスカルチュラリズムと移動文学-多元社会ケベックの移民と文学-』彩流社、2006年
研究テーマ:フランスおよび仏語圏文学,カナダ・ケベック地域研究,比較文化論
主要業績:わが心の子らよ』ガブリエル・ロワ(訳書)カナダの文学シリーズ第5巻、彩流社、1998年/『トランスカルチュラリズムと移動文学-多元社会ケベックの移民と文学-』彩流社、2006年
第6回「AIのこれから -人間代替の歴史と未来- 」
講師:学長 田上 博司
開催日時:2020年 3月 7日(土)14:00~15:30
人類の福音となるかそれとも驚異となるか?全人的代替を可能にする汎用人工知能(AGI)開発を巡る巨大企業の動きや、日本発の人間代替モデルともいえるAI×RPA(ロボティクス・プロセスオートメーション)など人工知能を巡る最近の動きと、それらがもたらす社会への影響について考察します。
※新型コロナウイルス感染拡大に伴い開催中止
講師:学長 田上 博司 プロフィール
出身校:神戸大学経営学部経営学科
研究テーマ:マルチメディア・コミュニケーション,現実・仮想現実間インタラクションに関する研究
主要業績:『マルチメディア情報学概論』二瓶社,2006年/『デジタルコミュニケーション』晃洋書房,2012年
研究テーマ:マルチメディア・コミュニケーション,現実・仮想現実間インタラクションに関する研究
主要業績:『マルチメディア情報学概論』二瓶社,2006年/『デジタルコミュニケーション』晃洋書房,2012年
FAX用お申込み用紙はこちらからダウンロードできます。
ホームページからの申し込みフォームはこちら
お問い合わせ先
阪南大学あべのハルカスキャンパス公開講座係
電話:06-6654-5570 FAX:06-6654-5580
MAIL:harukas@office.hannan-u.ac.jp
電話:06-6654-5570 FAX:06-6654-5580
MAIL:harukas@office.hannan-u.ac.jp