あべのハルカスキャンパスでは、2021年1月~2021年3月にかけて、阪南大学の各学部の特性を反映したテーマの講座「ハルカスアカデミー」(全3回)を開催します。

ハルカスアカデミーとは?

社会貢献の一環として、阪南大学の専任教員が講師となって開催する公開講座です。本学が得意とする分野の知の財産を惜しみなく提供し、現代社会に生かせる教養、時事問題を読み解く切り口をテーマにわかりやすく解説します。
また昨今の新型コロナウイルス感染症対策に伴い、皆様の健康と安全を最優先に考慮した結果、今年度はセミナーの開催方法を参加型WEBセミナーでのZoomにて生配信することといたしました。
事前に参加申込みが必要です。お申込後、参加用URLをメールでお送りいたします。
※定員になり次第締め切らせていただきます。(先着順60名)
※参加料 無料

外出時の感染リスクなく、自宅で講座の内容を視聴することができますので、奮ってお申込みください。

第1回「転換期を迎える旅館経営ー日本旅館の存続に向けてー」
講師:流通学部 准教授 大島知典

開催日時:2021年1月23日(土) 14:00~15:30

2003年の観光立国宣言によって、観光は国の成長戦略の柱の一つに位置付けられ、官民一体で観光振興が進められてきました。しかし、日本の伝統的な宿泊施設であり、観光資源ともなるべき旅館の経営不振が各地でみられています。このような状況にあって、旅館のサービスを再定義するとともに、オペレーションを全面的に見直すことによって、長期的な視野に立った事業展開を図ろうとする旅館も登場しつつあります。本講座では、旅館が直面する経営上の課題をその歴史を紐解きながら検討し、今後の進むべき方向性を探っていきます 。

講師:大島知典 プロフィール

出身校:立命館大学経営学研究科
研究テーマ:観光マーケティング、サービスマネジメント
主要業績:「デスティネーション・マネジメントの理論的再検討 —地域再生の核となるツーリズムの展開を巡って— 」, 博士学位論文(立命館大学経営学 研究科), 2017年.
Declination of Japanese Onsen Region: Based on the Relationship of Ryokan‘s Tourism Marketing Strategies”Proceedings of The 3rd Annual Conference of Euro AsiaTourism Studies Association, 2017.

第2回「ミュージアムの可能性—観光振興や地域づくりなどの観点から—」
講師:国際観光学部 准教授 和泉大樹

開催日時:2021年2月27日(土) 14:00~15:30

近年、観光立国をめざす戦略的な展開を背景として、ミュージアム(博物館)を観光振興に積極的に活用しようとする機運の高まりが見られます。この潮流におけるミュージアムへのまなざしは、ミュージアムを「観光者を集客する施設」として捉えていると考えられますが、私は、もう1つ「観光振興を創造する施設」という捉え方がある、とりわけ、地域に所在するミュージアムはそうではないかと考えています。本講座では、事例をあげながら観光振興や地域づくりという観点から、ミュージアムの可能性について、アプローチしてみたいと思います。

講師:和泉大樹 プロフィール

出身校:奈良大学文学部文化財学科卒業、大阪大谷大学大学院文学研究科文化財学専攻博士後期課程修了
研究テーマ:文化財や博物館を活かした観光振興・地域づくり 観光地域づくりの実践的研究 
主要業績:「遺跡の観光資源化に関する研究」『考古学ジャーナル』特集:観光考古学Ⅳ (No.732) 2019年
地域の振興と博物館」『観光資源としての博物館』芙蓉書房出版 2016年 他

第3回「アフターコロナとDX(デジタルトランスフォーメーション)」
講師:学長・経営情報学部 教授 田上博司

開催日時:2021年3月13日(土) 14:00~15:30

COVID-19(新型コロナウィルス感染症)との戦いはまだしばらく続くものと考えられますが、この間世の中は静かに変化してきました。この流れはデジタルトランスフォーメーション=DXと呼ばれるデジタル技術による変革・改革をある意味で加速し、コロナ禍終息後にはDXによる企業間格差の広がりも懸念されるところです。本講座ではDXとは一体何か、ITと何が違うのかという基本的なトピックを端緒として、現在DXがどのように進行しているのか、またコロナ禍がDXの進行に与えた影響やアフターコロナ時代のDXがどうあるべきかなどについて考察します。

講師:田上博司 プロフィール

出身校:神戸大学経営学部経営学科
研究テーマ:マルチメディア・コミュニケーション、現実・仮想現実間インタラクションに関する研究
主要業績:『マルチメディア情報学概論』二瓶社、2006年/『デジタルコミュニケーション』晃洋書房2007年/『経営と情報の深化と融合』税務経理協会、2014年など。

申込み方法

事前に参加申込みが必要です。下記申し込みフォームまたはE-mailよりお申込みください。
お申込後、受講票をお送りさせていただきます。

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メールでお申込の方はこちら

harukas@hannan-u.ac.jp 宛に件名に「公開講座受講申し込み」、本文に「氏名(ふりがな)・所属・住所・電話番号・希望の講座(第1回~第3回)(複数選択可)」をご記入の上、メールにてお申込ください。

お問い合わせ先

阪南大学あべのハルカスキャンパス公開講座係
大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43
TEL:06-6654-5570
FAX:06-6654-5580
E-mail:harukas@hannan-u.ac.jp