機内食プロジェクト最終選考会を実施しました
あべのハルカスキャンパスでは、機内食を製造する株式会社エイエイエスケータリングとの共催で、産学連携プロジェクト「国際線機内食メニュー開発・販売プロジェクト」を2015年10月より実施してまいりました。
このプロジェクトは、阪南大学生が若者らしい瑞々しい感性とユニークな発想を活かし、独創的かつ採算性のある国際線機内食メニューを提案し、商品化するもので、最優秀作品は関西空港展望ホールスカイビュー3階のレストラン「レジェンド オブ コンコルド」で販売されることになっています。
また、このプロジェクトは2014年度に実施した大学創立50周年記念学生支援事業に引き続き2回目の実施となるもので、今回はインドネシアの国営航空会社ガルーダ・インドネシア航空の協力のもと、イスラムの食文化であるハラールの基準を充たした「インドネシア風機内食」を提案するという、より発展した形のプロジェクトになりました。さらに内容面でも、学生の企画、提案のスキルを身につけるために株式会社アイズの石川靖之氏を講師として招へいし、参加学生がプレゼンテーションスキルを習得できるよう図りました。
このプロジェクトは、阪南大学生が若者らしい瑞々しい感性とユニークな発想を活かし、独創的かつ採算性のある国際線機内食メニューを提案し、商品化するもので、最優秀作品は関西空港展望ホールスカイビュー3階のレストラン「レジェンド オブ コンコルド」で販売されることになっています。
また、このプロジェクトは2014年度に実施した大学創立50周年記念学生支援事業に引き続き2回目の実施となるもので、今回はインドネシアの国営航空会社ガルーダ・インドネシア航空の協力のもと、イスラムの食文化であるハラールの基準を充たした「インドネシア風機内食」を提案するという、より発展した形のプロジェクトになりました。さらに内容面でも、学生の企画、提案のスキルを身につけるために株式会社アイズの石川靖之氏を講師として招へいし、参加学生がプレゼンテーションスキルを習得できるよう図りました。
2月10日(水)にあべのハルカスキャンパスセミナールームにて、商品化するメニューを決める提案発表会が実施され、企業担当者の前で、10チーム17名の学生が独自で考案した機内食メニューを提案しました。
学生たちは昨秋より機内食の特性やインドネシアの文化、ハラールについて学び、リサーチ活動を経て実際に学生自ら試作も行い、最終的に10組17名の学生が、「アイデア」、「費用」、「機内食特性」、「作業性」等10項目の評価ポイントで審査される1組10分間のプレゼンテーションを行いました。
学生たちは昨秋より機内食の特性やインドネシアの文化、ハラールについて学び、リサーチ活動を経て実際に学生自ら試作も行い、最終的に10組17名の学生が、「アイデア」、「費用」、「機内食特性」、「作業性」等10項目の評価ポイントで審査される1組10分間のプレゼンテーションを行いました。
テーマ | 発表者 | 所属 | |
---|---|---|---|
1 | 青空のジャスミン | ソウ タカ カ エンイ ライ イチェン |
交換留学生 |
2 | インドネシアを感じよう 〜ガルーダスペシャル〜 | 立花 満里奈 三井 紅実子 |
国際観光学部 |
3 | 笑花憧(しょうかどう)ランチ | 市原 佳乃 濱田 光里 喜瀬 日南子 |
国際観光学部 |
4 | Let's Mixing !!! | 前田 仁香 | 国際コミュニケーション学部 |
5 | ガルーダ定食 〜Fly To Indonesia〜 | 越智 健太 | 国際コミュニケーション学部 |
6 | 雲上のインドネシア | ハン イトウ モウ ナン |
交換留学生 |
7 | 食べなきゃ損だよ! ガルーダ寿司ランチ | 谷川原 裕里 | 国際コミュニケーション学部 |
8 | Enjoy Coloful Indonesia | 高松 麗花 高田 尚花 |
国際観光学部 |
9 | 三種の味覚盛り合わせ料理 | 川畑 亜紀 | 国際観光学部 |
10 | 万華鏡ランチ | 林 真莉奈 | 国際観光学部 |
そして、審査の結果、高松麗花さん(国際観光学部2年次生)と高田尚花さん(国際観光学部2年次生)が提案した、インドネシアの国旗、ガルーダ・インドネシア航空のイメージカラーそしてバリ島の夕日を取り入れた機内食「Enjoy Colorful Indonesia」が最優秀賞に輝きました。メニューも乗客があっと驚くようなエンターテイメント性を取り入れたアイデア面や、20代から30代の女性にターゲットを絞り色鮮やかな材料を使って見栄えを工夫するなどの点が高く評価され、副学長の山内孝幸教授から表彰状と賞金および賞品が授与されました。
また副賞として、ガルーダ・インドネシア航空の審査員の評価点が一番高かったチームに贈られる「ガルーダ賞」に谷川原裕里さん(国際コミュニケーション学部3年次生)の考案した「食べなきゃ損だよ!ガルーダ寿司ランチ」が選ばれ、ガルーダ・インドネシア航空大阪支店旅客営業部長の田野井潔氏から表彰状と賞品が授与されました。
同じく副賞として、実際に商品化し販売する機内食のメーカーである株式会社エイエイエスケータリングの審査員の評価点が一番高かったチームに贈られる「AASC賞」に、林真莉奈さん(国際観光学部3年次生)が考案した「万華鏡ランチ」が選ばれ、株式会社エイエイエスケータリング代表取締役社長の東上床幸治氏より表彰状と賞品が授与されました。
さらに、上記以外で特に優秀だったチームに贈られる「優秀賞」に、川畑亜紀さん(国際観光学部2年次生)の考案した「三種の味覚盛り合わせ料理」が選ばれ、副学長の山内孝幸教授から表彰状が授与されました。
表彰式のあと、ハルカス25階のカフェテリアで懇親会が行われ、参加者全員にプロジェクト修了証が手渡されました。そしてプロジェクトに参画したメンバーが懇親を深め、学生たちからは感謝のことばが、そして企業の担当者からはねぎらいの言葉が行き交い、貴重な交流の機会となりました。
最優秀賞に輝いた機内食「Enjoy Colorful Indonesia」は、3月26日(土)に関西空港展望ホールスカイビュー3階のレストラン「レジェンド オブ コンコルド」で行われるお披露目イベントのあと実際に同レストランで販売が開始される予定です。
最優秀賞に輝いた機内食「Enjoy Colorful Indonesia」は、3月26日(土)に関西空港展望ホールスカイビュー3階のレストラン「レジェンド オブ コンコルド」で行われるお披露目イベントのあと実際に同レストランで販売が開始される予定です。
受賞者の声
【最優秀賞】
高松麗花さん(国際観光学部2年次生)
私達のチームは今回が2度目の参加でした。再びメニューを考案できるという期待と、2度目の参加チームが私達だけという不安とプレッシャーがあった中での参加でした。メニューは、彩りを重視し、インドネシアを連想させるような構成に仕上げました。また、今回のプロジェクトではハラールという条件でメニューを考案していて、豚肉やアルコールが使用できないのは機内食の彩りや見栄えを考えるにあたり、かなりの難題でした。さらに、一次選考でいろいろご意見を頂き、メニューを一から見直し、期限ギリギリまで打合せを重ねるなど苦労の連続でした。今回のプロジェクトで貴重な時間を過ごせたのはもちろん、前回の最優秀賞を逃したリベンジにもなったので、最後までやり通して良かったです。
【最優秀賞】
高田尚花さん(国際観光学部2年次生)
前回の機内食プロジェクトも2人で参加させてもらい、昨年は惜しくも優秀賞で悔しい結果に終わり今回はリベンジとして参加しました。昨年は自由にメニューを考えられたのですが、今年はガルーダ・インドネシア航空さんとの共同事業でもあったため、私たちにあまりなじみのない「ハラール」という条件もあり、メニュー開発は最後の最後まで考えて悩みましたし、とても難しかったです。実際にメニューを開発するにあたって、現役CAの方の機内食での人気メニューや、食べやすさ、調理の簡易化など実際に提供している方のお話や感想、意見が聞けたのがとても貴重でメニューを考えるにあたってのかなり大きなヒントになりました。また、プレゼンの知識や進め方も同時に詳しく教わったのでこれからのゼミ活動や社会にも役立つ知識も学べたためとてもいい経験ができました。
今回、私たちが考えたメニュー「Enjoy Colorful Indonesia」はインドネシアにまつわる特色を機内食で表現しました。海や景色、国旗などインドネシアといえば〜・・・で思いつくことを私たちなりに料理に変換しています。食事の色の配色や、お腹がいっぱいになるように一食の食事の量やカロリーにもこだわりました。書ききれないほどこだわりがある機内食に仕上がっているので沢山の方に食べてもらいたいと思います。
今回、私たちが考えたメニュー「Enjoy Colorful Indonesia」はインドネシアにまつわる特色を機内食で表現しました。海や景色、国旗などインドネシアといえば〜・・・で思いつくことを私たちなりに料理に変換しています。食事の色の配色や、お腹がいっぱいになるように一食の食事の量やカロリーにもこだわりました。書ききれないほどこだわりがある機内食に仕上がっているので沢山の方に食べてもらいたいと思います。
【ガルーダ賞】
谷川原裕里さん(国際コミュニケーション学部3年次生)
今回、機内食プロジェクトに参加させて頂き、ガルーダ賞という素晴らしい賞まで頂くことができ本当に嬉しく思います。まず私がこのプロジェクトに参加しようと思った理由は、今年は就活が始まるので忙しくなる前に何か学生として思い出に残る事をしたいという思いと航空業界に興味があったからです。今年の機内食は「ハラール」というテーマに基づき様々な食品制限もあり正直自分が思っていた以上に大変で諦めようかとも思いました。良いアイデアが思い浮かばずに沢山悩みましたが、AASCさんの機内食工場へインターンシップに行かせてもらったりする中で自分なりにヒントを得て納得のいく機内食、私にしか思いつかない世界でたった一つのメニューを考えることができました。沢山大変な思いをした分、最後までやり通せて本当に良かったです。そしてこのような機会を与えてくれた皆様に感謝しています。このプロジェクトに参加することでインドネシアの文化、機内食を作る過程の大変さなども学べて私にとってとても内容の濃い数か月となりました。
【AASC賞】
林真莉奈さん(国際観光学部3年次生)
今回AASC賞を頂きました林です。最優秀賞はとれませんでしたが、この機内食プロジェクトに約半年間携わりインドネシアの文化や機内食特性について講義を受け、私の知らない知識がたくさん増えました。またインターンシップにも行かせて頂き、食べる視点でしか見たことのない機内食を、製造者の目線から見ることができる貴重な経験をさせて頂きました。多くの人の手が加わり、多くの工程を終えた機内食を私たち乗客が口にしているという壮大さに心を打たれました。今回考案したメニューは、自身だけでできたのではなく、友達や先輩、調理師の資格を持つ方、関係者の方など様々な分野の方の助言を取り入れた結果です。プロジェクトを終え賞まで頂き、やり遂げたこと自体が私を豊かにしてくれる経験となり自信にも繋がりました。これからも失敗や結果を気にするのではなく、新しいことに挑戦する気持ちを大事にし、自分の中の引き出しを増やしていきたいと思います。
【優秀賞】
川畑亜紀さん(国際観光学部2年次生)
今回、初めて機内食プロジェクトに参加しました。自分の学生生活へのプラスにもなると考え参加を決めました。このプロジェクトは約4ヶ月の長期にわたるプロジェクトでした。毎週講義があり、その講義でインドネシアの国柄、歴史、宗教、食べ物、人柄やハラールについて勉強しました。また、機内食が作られ、私たちの元へ運ばれてくるまでの過程、作り方、注意点、機内食に向かない食材等を学びました。機内食に適していない食材に加え、今回はハラールとのことで、条件に適した醤油、調味料を探すのが難点でした。でも詳しい知識を身につけたことは自分自身プラスになったと思います。またメニューの構成を考える発想力等も鍛えられたと思います。今回は1人の参加だったので、自分のやる気とアイデア勝負だったので、自分の力試しのようなものだったと感じています。励ましあえる仲間はいませんでしたが、全て1人で仕上げることの大変さに気づきました。自分の要領の悪さやプレゼンへの不慣れさも再確認できたので、次はこれを生かしてもう少し成長できたらと思います。機内食の提案だけでなく、色んな面で勉強になったプロジェクトでした。大学では様々なプロジェクトがありますが、プロジェクトに参加しようか迷っている方は是非挑戦してみて下さい。きっと何かで役に立つと思います。