2016年度 2月度スプリングセミナー(研究成果報告会)を開催しました
スプリングセミナーは、本学の教員が専門分野から身近なテーマを選んで、一般社会人に分かりやすく解説する講座です。今回は、2月3日(金)、阪南大学あべのハルカスキャンパスにおいて、快適な日常生活を送るためには必須ではあるが、想像を絶するほど複雑怪奇なソフトや世界中のコンピュータを仮想的に結合するコンピュータインフラの世界を紹介する講座として、「あなたの知らないコンピュータインフラとソフトの世界−日々の生活は卓越したソフトと巨大コンピュータインフラに支えられている−」をテーマに開講しました。
前半は、本学経営情報学部花川典子教授よりEDSACから始まるコンピュータの歴史を紹介し、現在の超小型RFIDコンピュータを利用したIoTの世界やそのバックグラウンドであるクラウド技術の概要、世界に分散するデータセンターについて紹介しました。後半は、
大阪工業大学情報科学部尾花将輝助教よりスマホアプリやIoTを組み込んだシステムを支えるクラウドの核心技術である仮想化を紹介しました。1台のコンピュータが複数のコンピュータとなる仮想化技術を身近なスマホやノートパソコンでデモンストレーションし、スマホを使った身近なクラウドとその背後の高度な仮想化技術の仕組みを説明しました。
講座には、82名の方が参加されました。参加者からは、「目からウロコのお話を聞けて勉強になりました」「研究の前線の話で良かった。今後も貴大学の研究の最前線の内容を紹介して欲しい」などの感想があり、大盛況のうちに終了しました。