松原六社のひとつ布忍神社で2022年6月30日(木)に夏の大祓いの行事「万灯ろう」が実施されるのにあたり、プレイベントとして大型商業施設セブンパーク天美にて能管奏者の野中久美子氏のライブステージが行われ、国際観光学部来村多加史教授がMCを務め、地域の行事の周知に協力しました。

本学は、毎年恒例の新年に近隣の六つの神社を巡る「開運松原六社まいり」のイベントに協力しており、来村教授は六社参りの企画・構想時から関わってきました。このたびも地元松原市の地域のイベント振興に協力する観点から、能管のライブステージという地域の行事布忍神社「万灯ろう」の周知イベントが実現しました。
能管とは雅楽の横笛「龍笛(りゅうてき)」を基に日本で工夫されて作られたと言われており、祇園祭の笛としても有名で、布忍神社の万灯ろうで能管演奏を奉納する野中久美子氏は、 祇園祭の能管の指導をはじめ、ミラノ万博での公演など日本や世界の各地で精力的に演奏活動を行っています。
能管のライブステージは、午後3時、4時、5時の3回実施され、来村教授が司会進行として、「万灯ろう」や「開運松原六社まいり」の趣旨を説明し、布忍神社の宮司の寺内成仁氏に登壇いただいてからは、話題となっている「恋みくじ」や絵馬展等、布忍神社の取り組みや「開運松原六社まいり」について対談形式で説明がなされました。そして野中氏が登壇し、能管の紹介などお話しいただいた後に、ご自身が作曲されたオリジナル曲を含めた能管の生演奏が披露されました。能管の演奏は施設の大型ステージで伴奏やマイクを使わずとも美しく響き渡り、訪れた観客は日本の伝統的な音色にしばし耳を傾けていました。
  • 布忍神社の様子 夏の大祓いの行事「万灯ろう」